1. ボクっ子美少女で学ぶキャンプの楽しみ方
なろうの皆様、ごきげんよう。
美少女なろう作家のくもくもです。かわいすぎてごめんなさい。
突然ですが、私くもくもは思ったのです。
美少女になりてえな、と。
有名Vtuberや人気なろう小説ヒロインみたいに、皆さんにかわいいかわいい言われてちやほやされてえな、と。
その想いが私に天啓をもたらしました。
美少女な私を主人公にしたエッセイを書けば、もうそれは、私本人が美少女になったようなものじゃないか。そう気づいたのです。
そう、私くもくもは、誰もが羨むほどの美少女作家。
……あなたが私を信じて下さる限り、わたしは至高の美少女です。
これが新ジャンル、バーチャル美少女なろう作家という概念であり、その第一人者がこの私、くもくもです。
詐称ではありません。通報は止めてください。あくまでバーチャル。バーチャル美少女です。
……バーチャルという言葉の定義はよく知りませんけどなんとなく。
私は性別年齢を含むその全てが非公開の作者。しかし美少女。
で、突然ですが、そんなバーチャル美少女からあなたへ大切な質問を一つ。
あなたはキャンプにご興味ありますか?
私は大好きなんです。キャンプが大好き。
キャンプ、あんまり好きじゃないかも……興味ないなあ……なんて思ったあなた、目を閉じて、想像してみてください。
あなたの目の前には、美少女がいます。
そう、私です。キャンプが大好きな私です。
あなたがロリコンであれば、私はロリロリの美少女です。
あなたが女性であれば、私は百合属性の美少女でもあります。
北欧ハーフ系美少女がお好みでしたら、当然私はそのニーズにも対応可能です。
胸のサイズ? 聞くまでもありません。あなた好みのサイズです。
さあ、改めてその美少女が問います。
あなたは、キャンプにご興味がおありですか?
ありがとうございます。
皆様キャンプに強いご関心をお持ちのようで、私は本当に幸せです。
このエッセイでは、国宝級美少女として有名なこの私が、様々なシチュエーションで、皆様にキャンプの魅力を発信して参ります。
では早速、第一話の始まりです!
◇◇◇◇◇
そういうわけで、ボクはキミと一緒に、早速キャンプ場に来てみたんだ。
最近はキャンプがかなり流行ってるみたいだし、今日もけっこう人が多いね。
ん? ボクは誰かって?
やだなあ、くもくもに決まってるじゃないか。こんなボクっ子美少女のことを忘れるなんて、大丈夫かい?
キミはきっと、毎日頑張りすぎで疲れてるんだよ。今日はボクと、自然の中でゆっくり過ごしてリフレッシュしようね。
ほら、木々の隙間からこぼれてくる光とか、草木が風にそよぐ音、緑と土の匂い。
うーん、癒されるなあ!
キャンプの楽しみ方って人それぞれだけど、ボク、キャンプは大きく分けて、3つの楽しみ方に分かれると思うんだよね。
一つは、自然の中でハメを外して楽しむキャンプ。
ほら、あっちの大学生くらいの人達のグループが、そんな感じじゃない?
仲のいい友達と、お酒を飲んで、ワイワイ騒ぎながらバーベキュー。
楽しそうだねえ。
キャンプはやっぱり解放感もあるし、大勢で遊ぶにはぴったりだもんねえ。
え、ボク? ……いやあ、ちょっとボクはああいうのは苦手かなあ。
きちんとマナーを守ってくれる人たちなら、ああいう感じの楽しみ方も、悪くないとは思うけどね。
ワイワイやるには、どうしても大人数になっちゃうしさ。
……ボクは、今日みたいにキミと二人っきりでのんびりするほうが、まあ、好き、かな。へへへ。
で、二つ目の楽しみ方が、自然の中でのんびり羽を伸ばすキャンプ、だね。
最近はそういうキャンプの方が流行ってるし、ボクも好みだよ。
今、椅子に座ってのんびりしてるボク達も、これに当てはまりそうだね。
ごはんをお外で食べるってだけでも幸せだしね。
食後には丁寧にコーヒーを淹れてみたり。本を読んだり、お昼寝してみたり。
自由を満喫するっていうのかな。
夜は焚き火をしながらぼんやりお酒を飲んだりしてさ。
ふふ、今日の夜も楽しみだね。
ボクはたまに、焚き火しながらスマホでなろう小説を書いてるときもあるよ。
マナーを守って過ごす限りは、何をするのも自由だからね。
ほら、あっちで家族で集まって、のんびりトランプしてる人たちもいるでしょ?
ああいう自然の中での家族団らんも、ちょっと憧れちゃうよね。子供もすごくかわいいしさ。
……まあ、ボクは今のところ、もうちょっとキミと二人っきりの時間を楽しみたいから、子供はもう少し先の話だけどね。
へへへ、今はダメだよ? イチャイチャは、後でテントの中でたくさんしようね。
で、3つ目の楽しみ方は、自分の世界を楽しむキャンプ、って感じかな。
あっちで一人でソロキャンプしてるおじさんなんかが、そんな感じじゃない?
無骨な道具を最小限に揃えて、不自由を楽しんでるっていうのかな。
自分だけの世界観があるって感じで、なんか渋くてカッコいいよねえ。
……やだなあ、嫉妬しないでよ。ボクが好きなのはキミだけ。もちろんキミの方がカッコいいと思ってるからね。
ほら、あっちの女の人たちは、自分のテントの周りをすっごくおしゃれに飾ってるでしょ?
SNS映えするキャンプっていうのかな、あれも結局は、自分の世界を作って楽しんでるんだろうね。
キャンプってさ、テントを立てて、自分のお気に入りの道具を並べてみたりして、なんか小さい頃の秘密基地作りみたいじゃない?
ボクも小さいころはよく、近所の男の子たちに混じって秘密基地作りしてたなあ。
キャンプのことを、大人のおままごと、なんて言ってる人もいるみたいだよ。結構まとを得てるよね。
まあ結局、どんなキャンプも素敵だよね。
マナーを守って、周りのキャンパーさんたちに迷惑がかからない範囲なら、どんな楽しみ方をしてもいいんだと思うよ。
だから、いろんな人がいろんな楽しみ方で、キャンプに興味を持ってくれたら嬉しいなあって思って、ボクは今回、この作品をなろうに投稿することにしたってわけさ。
ボクは、そりゃもちろん、キミと一緒ならどんなキャンプだって、最高だと思ってるよ。
……もう、照れちゃうからさ、あんまり言わせないでよね。
さ、お腹も空いてきたし、そろそろごはんの準備を始めようか。
自然の中で食べるごはんは最高だよ?
おかずはこっちで作るから、ごはんはキミが炊いてみてね。もちろんボクも手伝うからさ。
くもくも先生かわいいよ! と思った方は、ぜひブクマや評価で応援をよろしくお願いいたします。
みんなにちやほやされたいなあ!