スタンダードなヤンデレちゃんとヤンデレくんを書きたかった……
私は願った。君の心を、身体を、そして人間関係までも壊してしまいたいと。それほどまでに私は君が好きだった。だから君のすべてを壊して、君の世界に私しか居なくしたかった。
ケイちゃん、ケイちゃん……ごめんね……ごめんね、こんな私でごめんね……でも怖いの、君が居なくなっちゃうじゃないかって……他の人に君が盗られちゃうんじゃないかって。不安なの。でも、学校で活躍する君を見たくて学校は行ってもらっている。学校でも人気者の君は他の人によく話しかけられる、だから君が誰かに取られるんじゃないかっていつも不安になる。不安になって帰宅すると君を縛って、痛め付けて、私の想いを分かって、と君を愛する。苦痛に歪むその顔や、無理やり最奥に出させた君の精を感じる度に罪悪感と嫌われてしまうかもしれない恐怖を感じるけれど、君を逃がさないためには必要なこと、と顔に出さないように縛り動けない君を抱き締め、猿轡の上からキスをする。その時の君の顔が愛おしいモノを見るものでもしかしたら全てわかっているのかもしれない。本当は学校以外でも外にだって行きたいのに何も言わずに私に従ってくれる君が、どんなに傷つけられても私を好きだって言ってくれる君が、本当に好きだから、失いたくないから、いつか私を嫌いになるんじゃないかって不安に思っちゃう弱い私の我が儘を受け入れ、その全てを愛してくれる。……大好きだよ、ケイちゃん。
始めはなんで僕なんかが……と思っていた。他のクラスメイトに比べて突出している部分もなければ、君との接点も殆ど無かった。だからあの日にいつものように帰ろうとした僕を引き留めた時は困惑した。なんでこんなに可愛い娘が僕なんかに──と。
あの日から三週間後、僕は服を全て剥ぎ取られ、君のベッドの上で口には猿轡をされ、動けないように縛られていた。顔を動かすことも出来ないから見ることは出来ないが、僕の下腹部は君の体液で濡れているのがわかった。瞳のハイライトが消えた濁る瞳で僕を見つめながら僕の唇を貪る君は言った。「貴方は私のものよ、他の人と話すなんてどういうこと?」と。そう、君は僕が君以外の女の子と話している姿を見て嫉妬しているんだ、それがとても僕は嬉しい。一糸纏わぬ姿で僕を愛すその姿が愛おしい、僕が他の人と話しているのを見て不安がる君が愛おしい、僕を他の人にやるものかと僕を痛め付けるその独占欲が愛おしい、僕が寝た後に後悔に苛まれる姿が愛おしい、君の全てが愛おしくって、君の愛を感じたくて、君の見ている前で君以外の人に声を掛けいることに気づいているのかな?君の全ての行動が僕の為にしてくれたら嬉しいといつも思っている。だから明日も他の人に声を掛けると思う、君を愛しているから、君に愛されたいから。他の何よりも君の愛を感じられるから、君の独占欲を刺激して僕に君の愛をぶつけて欲しいんだ。他の誰よりも、君が嫌いだと言うその独占欲も、君自身も、全てを僕は愛したいんだ。
本当は学校にも行かせたくない女の子、でも学校で活躍する姿もみたい女の子、そして嫉妬に駈られる女の子、最高じゃないです?
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