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碁上の苦悩

作者: 安瀧時雨

またか

俺は世界に嫌われてるのか?


これじゃ死ぬしか無いのか?


お祈りメール。


これで何社目になるだろう…


萩原朔太郎42歳。


むせる。


俺は長男。

家を何とかしてやりたいし。

姉さんにも迷惑かけたくない。


気がついたら、

病院に入院していた。


入院者もいろいろな人がいる。

ギャーギャー騒ぐ人。

元気いっぱいの人。


いく人かの退院者を見送って、

もう何ヶ月が経ったろうか。


朝、黒いイナヅマみたいなものが走った。

医者に聞いても原因はわからないという。


もう終わりかもしれないな。

そんなことも考えてしまう。


ふと夢をみていた。未来の世界なのか、

3メートルくらいのロボット達が

戦艦達と戦っている。


マズイ。

「そっちへ行っては駄目だ!!!」

この部隊の話は何故か知っている。

通りすぎようとするロボットを強引にに止めて、

パイロットに伝えた。

「これは罠だあんたらは全滅するぞ!」


パイロットは朔太郎の説明を受け、

リーダーに伝えた。

リーダーは直ちに部隊を撤退させた。

罠は破られた。

その部隊のキャンプに誘われ

夕食に呼ばれた

リーダーが来た。

「おまえは未来が読めるのか?」

「いえ、知っている話にあまりにも似てて。」

「話?」

「ゲームの話です。」

「我々の話がか?」

リーダーは不思議そうな顔した。


「これからおまえに話を聞くと思う

今日は休め。」

「それから、ありがとうな。」

一体どのくらいの年月が過ぎたのだろう

彼らの部隊は被害を最小限にして勝利した。



気がついたら、

病院の中だった。

医者に退院の目処がつきそうだと言われた。



「俺だって一花くらい咲かせるさ。」


END








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