表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/15

お店散策1

 さて、図書館から出てきたけどユキ姉戻ってきてるかな? うーん……ユキ姉ちっちゃいから見つけにくいなぁ……


「にゃおーん!」


 おわぁ!! びっくりしたぁ……いきなり上から降ってくるのはさすがに驚くよー。


「えっとユキ姉おかえり」

「なーご」

「びっくりした」

「にゃお?」

「上からいきなり頭に落ちてくるのは驚くの!」

「にゃー……」

「次は予告してからにしてね?」

にゃーお(はい)

「わかってくれたのならいいよー」

「みゃお」


 これで次は予告してくれるはず。えっとじゃあこの後の予定伝えないとね。


「ユキ姉ユキ姉。次はねユキ姉に付けてもらうアクセサリー買いに行くよ」

「みゃおん?」

「えっとねー召喚獣とかは召喚獣ですよーってわかるためのアクセサリーとか付けとかないとダメなんだって!」

「みゃーう」

「だから買いに行くの。ひとまず今はお金が無いから安いので勘弁してね?」

「なーお……にゃご」


 なんかすごくやれやれ……全く……みたいな雰囲気だよ!? ユキ姉の魔法書買うのに消費したのにー! うう……。


「にっにゃにゃにゃんなーご」


 ……これはよしよしって慰められてるのかな? ユキ姉の前足が頭ぽふぽふしてるけど……。うんまあいいか! もう買っちゃったのは仕方ないからね!


「じゃあユキ姉行くよー」

にゃーお(はい)


 えっとじゃあまた西側に戻ってお店見に行かないとね。じゃあ従魔屋さんにれっつごー! 


「いらっしゃいませー何をお探しですかー?」


 おー店員さんはほわほわした感じのお姉さんだー。


「えっと召喚獣の装備品を探してまして……」

「みゃお」

「あらーかわいらしい魔猫さんですねぇ。このあたりが首輪コーナーですよー」


 えっと一番シンプルなのは……300Gか……。ギリ買える……よかった……。


「ユキ姉ーどの色がいい?」

「みゅぅ……にゃーみゃおん!」

「水色だねー!」

にゃーお(はい)


 ユキ姉は水色のが気に入ったみたい。選択肢少ないけど選んでくれてよかったー! 


「水色のでよろしいですか?」

「はい!」

「では300Gになりまーす」

「これでお願いします」

「はーい確かにいただきました! お買い上げありがとうございますー」


 開始早々残金100Gかー……世知辛いよ……うんまあ気を取り直して次行こっか! 次やるのは空腹対策がいいかな? あっそうだ。


「召喚獣用のご飯とかって売ってますか?」

「なーお」

「ありますよー? 1つ50Gからになってまーす!」


 おおう結構高い……いや? 私がお金使いすぎてるだけ? これ買うと自分のご飯がっ……他に食べれるの何か……。


「それ以外で召喚獣が食べられるものってあるんですか?」

「みゃお」

「他ですかぁ? 他はですねー果物とか、魔獣のお肉とか、人が食べれるものはだいたい食べられますよー? あ、でも香辛料系がダメなのと一部食べられない食べ物があるのでそこは気をつけてくださいねー! これ食べれないもの一覧なので活用してくださーい」


 てれれれってれー。お姉さんから召喚獣の食べられない食べ物一覧をもらったー! ふむふむ。だいたい現実と似たような感じかな? まあユキ姉に確認してもらえばいっかな? 


「ありがとうございます!」

「いえいえーその魔猫ちゃんかわいがってあげてくださいねー」

「もちろんです!! ねーユキ姉!」

「みゃお」

「いろいろありがとうございましたー」

「いえいえーまたご贔屓にしてくださいー」

「はーい! またお金が貯まったら来ますー……」

「ふふっ……気長に待ってますね」


 ひとまずユキ姉の首輪買えた! ひとまずお店出て、えっと道の端っこでー……


「ユキ姉ーちょっと首輪付けるから降りてー」

「みゃお」

「ありがとう!」


 えーっとこれをユキ姉の首にこうつけてっと……できたー!! 


「ユキ姉かわいいよ!」

「みゃーお」


 シンプルな首輪だけどユキ姉の美人さを引き立ててる感じで素敵だ!! うーんでももっと飾りついてる方が……? 


「でもシンプルすぎるかなぁ? お金貯まったら新しいの買う?」

に゛ゃっ(いいえ)

「買わなくていいの?」

にゃーお(はい)

「ユキ姉ありがとうー!!」

「みゃお!」


 ユキ姉優しい!! あと初めて買ったのってやっぱり愛着持つよね!! っておわぁ! ユキ姉また頭の上に大ジャンプして来たよっ!? 


「おっおわっ!? ユキ姉頭の上気に入ったの?」

にゃーお(はい)


 お気に入りかぁ……まあもふもふしてて気持ちいいしまあいいよね! 


「じゃあユキ姉次は武器屋さん見に行くよー」

「にゃーん」


 えっと武器屋さんは確かもうちょい南にあったはず! えーっと……あったあった! いろんな武器置いてある……けど……一番安いので500G……全然足りない……。


「にっにゃにゃにゃん」


 どんまいって感じでぽふぽふされた……。ひとまず武器無しで出発しなきゃダメかぁ……。しょぼーん……。うーん、この感じだと防具屋さんもたぶんお金足りなさそうだけど……行くだけ行ってみようかな……?


「ユキ姉ー。次防具屋さん行ってーその後道具屋さん行こっかー」

「にゃーん」


 やっぱり買えないね。最低価格800G! 安いの買ってもすぐ変えないとだし、暫くは初期装備の旅人の服で行かなきゃダメかぁ……。次は道具屋さん……って、そういえば最初に配布の道具見てなかった! 確認しーようっと。


アイテムボックス

解体ナイフ ×1

初心者ポーション ×5

旅人のナイフ ×1


 解体ナイフ? なにこれ? えっと詳細詳細。


解体ナイフ

モンスターを倒す際に装備しているとモンスターが亡骸とならず、自動でドロップアイテムを取得することが出来る魔法のナイフ。モンスターの亡骸に突き立てることでもドロップアイテムを取得することが可能。突き立てる場合はレアドロップ率が微増する。


 あーそういえばゆうちゃん言ってた。このゲームは何もしてないと死んだモンスターがそのまま残るんだよーって。このナイフを使うとそれがアイテムに変わるってことだね! なるほどなるほど。基本は装備したままでいいけど、レアドロを狙う時とかは装備せずに突き立てて使うのがいい感じなのかな? この辺りは実際やってみないとだね!

 それからー、この初心者ポーションは一番低級のポーションみたい。回復量は低いっぽいけど5個あるし、しばらくはポーション買わなくても大丈夫そうかな?

 えーっと……あ、旅人のナイフは装備品みたい! やった! 武器だー! 一応装備しとこっと。えっと装備するには……ヘルプヘルプ……身につければ大丈夫っぽいね。じゃあアイテムボックスから出して……こう腰のあたりに……これでばっちり! スキルなくても使うだけならできるって聞いたから、ないよりマシだよね! まあスキルでのボーナスとか攻撃補助とかないからできればちゃんとスキル取りたいなー。

 そんなことをしてる間に道具屋さんに着いたけど、やっぱりほとんどの商品買えなさそう。買えそうなのはー100Gの初心者ポーション1個くらい? 素材系はまた別のお店みたいだし今のとこここに用事はないかなー? うーんとあとどこ行けばいいんだろ? 


「ユキ姉ー次どこ行こっかー?」

「にーにゃおにゃんにょーん」

「おーこっちー?」


 ユキ姉が案内してくれるみたい。さくさく歩いていく……って


「ユキ姉待ってー! あと屋根の上は私行けないから降りてきてー!」


 ユキ姉速い! あと屋根の上は登れないよ!


「なーお……にゃご」


 ふうやれやれじゃないってば!! もーまったくー。


「にー」


 おっ降りてきてくれた! 


「ありがとーユキ姉」

「にー」


 じゃあ改めて出発だね! どこ連れてってくれるのかな? わくわくしてきたよー! 


TIPS:パッシブスキル

取得することで自動的に行動に補正などがつくスキル。スキルに該当する行動を行うと自動で経験値が入る。《回避》《跳躍》《浮遊》などが該当。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ