グリモワールを開いた日
どうもD+iamondです。今回は自分が避けてきた異世界の題材を使った作品です。一話が1000文字を必ず越えるように頑張って書きますので宜しくお願い致します。異世界に行くまで少し前置き(?)的な回がありますが、温かく見守って頂けると嬉しいです。面白かったらブクマ登録と感想やレビューなど、是非お願い致します。他作も良かったら見ていってください。 D+iamond
QUEST0「魔術書 -グリモワール- を開いた日」
僕は街を歩いていた。散歩は趣味でやっている。
商店街を抜けて自宅への一本道を歩いていた時。
道に古く、分厚い本が落ちていた。
気になったので手に取ってみた。
-グリモワール-
変な題名な本だな、と思いながら、1ページ目を開いた。
紙の質は悪く、端を折ったら直ぐに破れてしまう程だった。
紙は汚れていた。息を吹き掛け、埃を取り除くと...
そこには魔方陣が書かれていた。
ダイヤモンド(六芒星)の周りを二重丸が囲んでいて、その二つの丸の間には英語で文字が書いてある。
奇妙な本だ。
読んでみると、ルキフゲ・ロフォカレと書いていた。
次のページに「ルキフゲ・ロフォカレ」に関しての事が載っていた。
「ルキフゲ・ロフォカレ」
グリモワールの異本、「赤き竜」やグリモワールの「大奥義書」などに登場する悪魔。地獄の三大支配者に仕えている。地獄の首相、宰相を務めている。地獄の六柱の第一柱。配下の悪魔には、バアル、アガレス、マルバスが居る。最近では三大支配者の一角、ルシファーに命じられ、宝物の収集、管理を命じられている。結構大変そうに仕事しているが、大体はアガレスがやってくれる。愛称としては「ルキフグス・ロフォカルス」や「ルキちゃん」が挙げられる。超人見知り。知らない人は躊躇なく殺す悪魔なので、遭遇した場合は直ぐにルキちゃんの好きなサルガタナスの話をすると殺される事はない。貴方がルキフグスと同じコミュ障の場合、会釈して直ちにその場を離れたほうがいい。
長文だ。地獄?最近?良く分からない本への興味は更に深まっていく。
2、3ページにはこのルキフグスの事が載っていた。(↑)
4、5ページにはサルガタナスの事が載っていた。
「サルガタナス」
「真正奥義書」にある通り、サルガタナスは赤き竜の第六柱であり、旅団長を務めている。サルガタナスは、地獄の三大支配者の一角である、アスタロトの配下であり、18、19世紀にはネビロスと共にアメリカのロサンゼルス州辺りに隠居していた。ルキフグスの好意には薄々気付いていて、自分からも少しずつアプローチしているが、ネビロスとの仲は少しずつ悪くなってきている。数旅団の精霊を率いており、地獄の大移動の際には、膨大な数の旅団を取り仕切った。配下の悪魔には、ゾレイ、ワレファル、ファライーを従える。人体を透明化させる能力や鍵を開ける能力、人を瞬間移動させる能力、家の中の様子を見させてくれるなどの能力を持つ。変態には持ってこいだ。友達になるのは簡単だが、無礼講すぎて心がおれてしまうかも知れない。だが、戦闘能力は伊達じゃなく、背後を取るのはかなり難しい。ゾレイは弓手の悪魔で、射手座に属する。サルガタナスは戦闘の際、遠距離攻撃によく利用する。ゾレイの弓は相手に刺さると、相手は壊疽症になり、戦闘不能となる。戦いと論争を引き起こす。
次回→QUEST0-1 「グリモワール P6~P18」