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プロローグ

この物語に話の繋がりはありません。言うならば、同じ世界で起こる短編集です。

 一日に一人づつ人間がこの世から消えてゆく。

 こんなことが数ヶ月前からこの国で当たり前のように発生しているのだ。


 それはとても奇妙な話で、一日の終わりであり始まりである24時に、全国民に明日死ぬ人間のプロフィールがテレパシーのようなもので伝えられる。当然。眠っている人間にもだ。

 

 そのプロフィールはとても細やかで、苗字から名前。身長から体重。そして年齢。さらには、都市や町に限らず、住んでいる住所までテレパシーで伝えられる。


 そして、テレパシーで伝えられた人間は、日付の変更と共にこの世から消える。

 

 命が残り一日だと知った人間達は、様々な行動をとる。大切な人のために全力を尽くして思い出を残そうとする人もいれば、絶望して何もしない人も、自殺してしまう人だっている。

 だが、どんな行動をとろうと、結局この世から消え去る。遺体すら残りはしない。


 現在、国も総力を挙げて問題解決に努めているが、当然。解決などできやしない。

 テレパシーを使い、人を消す。こんなことが出来る人間なんていやしないだろう。出来るとすれば神様? 悪魔? そんなこと信じろといわれてもすんなり信じれるものじゃないし解決にもならない。


 きっとまだこの問題は解決することはないのだろう。まだまだ人は一日に一人づつ消え続ける。


 この物語は、そんな奇妙なテレパシーで死を宣告された、様々な人間の行動を描く物語である。

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