サタン降臨
「あー疲れる。たく戦争が有ったんだからしょうがないじゃん。ね、レナ」
「あ、うん。そうだね」
玲奈に話し掛けてきたのは同じ部署で働くエリナだった。エリナは玲奈より少し早く魔王城で働いてる。玲奈にとっては先輩であり、魔王城唯一の友達である。と言っても今日友達になったばかりだった。
「たかが2時間繋がらなかったってこんなにクレーム来るかね!」
「落ち着いてよエリナ。今日はもう仕事終わりだし」
玲奈はエリナをなだめる。
「ほら時間も時間だし、ご飯でも食べに行こっ」
「そうだね。レナ、ゴチになります!」
「奢らないわよ!」
そう言って部屋から出ようとしたとき
「おい君たち今日のクレームで武器の事で何か来なかったか?」
そう言って息を荒くして聞いてきたのはあのサタンと名乗った男だった。
玲奈は驚いて顔を隠した。
「私の処にはそんなクレームきて無いが」
っとベルリアンが言い、
「私も」
「私の処も」
他の社員も言った。
「あたしの処にもきてないな。レナはどう?」
そう言ってエリナは玲奈を見た。
「えっ何が!?」
「武器のクレーム来たかって」
ふと玲奈は思い出した。戦争が始まる前に武器の使い方についてクレームが来たこと。
「そういえば、武器の使い方についてクレーム来たわ」
「誰からのクレームだ!」
サタンが聞いてきた。
「聞いてませんでした…」
玲奈はサタンに圧倒されつい敬語になってしまった。
「何やってんだよ。名前聞くのは常識だろ!ってあれ?君この前ラ〇ホで会ったよね?」
玲奈はサタンの腕を引っ張って職場を出た。
「いいいいきなり何て事言うんですか!」
「やっぱりあの子だよね!」
「今はその話しじゃないでしょー!!」
「え?あ~そうだった」
サタンは忘れていた本題に話しを戻した。