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小説のタイトルを「魔法があればサバイバル生活余裕でした」に変更してもいいですか?

とりあえず、今月中に一話のシーンまで進みたい。

後、4、5話の更新で行けるはず。

それにしても、これからどうしょうか、ボクとしてはこのまま二度寝したいのだけれど。


真夜中の肌寒い浜辺で防寒具も寝袋も無しで寝るのはなかなか難しい、夜空に煌めく星々は綺麗だけれど、周囲を見渡せば、漆黒の夜の世界、闇の中に何か恐ろしいものうごめいているような、そんな想像が頭の中に生まれては消える。


ましてや、ここはデススマイルズの世界、暗闇の中から本当にモンスターが現れる可能性があるのだ、安心して眠れるわけがない。


さっきまでのんきに寝ていたけれど、その間に、モンスターに襲われ無かったのは幸運としか言いようが無い。


さっき、森の中から聞こえた咆哮が示す通り、この世界には危険が溢れているのだ。


そこまで考えると、こんな闇の中でぼけっと立っている事がますます危険な事だと思えてきた。



せめて何か明かりになるものをと、今までの癖でアイテム袋の中を探る。


当然、中身は空っぽで、ボクは、静かにため息をつく。


中身が無くなっていなければ、この状況を打破するアイテムの一つや二つは出てきただろう。


せめて、夜釣用に持っていた、マジックランプさえあれば。


マジックランプは、その名のとおり魔力で明かりを得るランプだ。魔力を送ると中にある石が光るようになっている。


魔力があっても、肝心のアイテムがなければ全く意味がない。


使える魔法だって、全く攻撃力の無い『ただ属性球を回転させるだけの魔法』だけだ。


・・・・・ん?


ちょっと思いついて、先ほど練習していた光属性の属性球を作り出してみる。呼び方が長いので、これからは光属球と呼ぼう。


するとどうでしょう、手のひらから浮かび上がった光の玉が、闇夜に隠された浜辺を明るく照らしだしたではありませんか。


ボクは、生み出された光源に安堵し体の力が抜けるのを感じた、自身では気づかなかったが、暗闇の中で緊張し体を必要以上にこわばらせていた様だ。


さらに5、6個の光属球を作り出すと。かなりの範囲が見渡せるようになった。


ボクは、乾いている流木を集めて小さな山にすると、今度はそれに向かって火属性の属性球、火属球を放った。


火属球が流木に触れると、流木が燃え出した。よし、予想通り。


ボクは、燃え出した木にさらに流木をくべ、簡単には消えないように火を大きくすると、光属球を消した。属性球を出し続けるのは結構神経を使うのだ。


焚き火に手を向けて暖まりながら考える。


使えないと思っていた属性球が、デスゲームの世界では物凄く使い物になった。光と光属性はさっき使った通りだし、水属性は飲み水に、土属性は・・・・えっと・・・・、か、風属性は・・・と、取り敢えず何かいろいろ応用が出来そうだたぶん。


魔法が使える事で、無理だと思っていたいろいろな事が出来そうな気がしてきた。


ボクはその夜、焚き火の火を絶やさないようにして、魔法の応用方法をいろいろな考えながら過ごした。


次の日の朝早く。まだ太陽は出ていないが、周囲がうっすらと明るくなってきた頃から、ボクは釣りを始めた。


夜の間、いくら焚き火があると言っても 安心して眠れそうに無かったので全く眠っていない。


あくびをしていると竿がクイクイと引っ張られた、針を垂らしてから1分も経っていない、入れ食い状態だ。


界面から釣り上げた魚を、風属球で受け止め、そのまま手元まで持ってくる。魚が暴れないように風属球を操作して、針を取り除き、バケツ代わりの水属球へと移す。


魚は水属球の中で少し窮屈そうだが元気に泳ぎ回っている。


そのまま直ぐに3匹ほど釣れ、同じように水属球へ放り込む。そこで釣りをやめて水属球を焚き火の上へと持っていく。


このまましばらく待ったら、魚の水煮ができるはずだけれど。できるまでの過程は、ちょっと精神的にまだ耐えられそうにないので、昨日調べていなかった、小さな草原と森の入り口あたりに何かないかと歩き回ってみる。


草原はひざ下あたりの高さの草が茂っていて、足元がよく見えない。白い小さな花がまばらに生えてはいるが特にコレといって気になるような物も無かったので、風属球を三日月型に形を変化させて周囲の草を刈りながら歩いてゆく。


風属球を意図的に変化させて動かしているので集中力がいる。気を抜くと、魚を煮ている水属球が消えそうになる。それでも、練習と割り切って二つの魔法を同時に使いつつ森へと歩いてゆく。


森の入り口あたりの位置で、草原の端から端まで歩いてみる。


森はあいかわらず深くて薄暗い、下手に方に入れば直ぐに迷うだろう。


そんなことを考えながら歩いていると、木と木の間に一瞬オレンジ色が見えた。


立ち止まってよく見てみると、柿に似た木の実が成っていたので、ちょっと緊張しながら森の中に入り2、3個取ってから素早く下の位置に戻る。


なんとか虫系の生き物との遭遇はしないで済んだようだ。


その後、しばらく森に何かないか探し回っていたけれど、森に深く入らずに手に入りそうな物は柿(?)以外は見つからなかった。


焚き火の所まで戻ると、水属球がグツグツ煮立っていて、魚の水煮が四つ出来上がっていた。


近くにあったちょうどいい大きさで平べったい形の石を、水属球で洗って、火属球で乾燥殺菌消毒した後、そこへ水煮を載せる。


同じ様に処理した少し小さめの石に先ほどとった果物をのせる。


これがボクの今日の朝ごはんだ。


本当はお箸があるといいのだけれど。流木をお箸代わりつかうのも嫌だったので、素手で食べる事にする。


ボク自身も水属球で手を洗い、合掌。


「いただきます。」


魚は、素手で食べたので少し食べにくかったけれど、塩味がいい具合でとっても美味しかった。


果物のほうは、見た目は柿に近かったけれど、味はリンゴだった。


最初はどうしようかと思っていたけれど、魔法があればなんとか生きていけそうな気がしてきた。

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