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青空の切り取り線  作者: 夏の月 すいか


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9/11

雪の足跡

 雪が積もった朝。

 日課の早朝の散歩に出かけた。

 こんな日の散歩はいつもより静かで心地よい。音は雪に吸い込まれ、町がいつもより深く広い世界に感じられる。

 まだ誰も踏んでいないバージンスノーに足跡をつけるのも楽しい。サクサクした感触が気持ちよい。

 スーパーの駐車場を見ると足跡が空いていた。

 誰かが通り抜けたのだろうか。それにしてはおかしい。

 足跡はそこだけにしかなかった。二、三歩分の足跡。

 前にも後ろにも、その足跡に続く足跡が無かった。

 

 不思議なものを見たと思った。 


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