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第六話お悩み相談

第六話お悩み相談


珍しく咲美が私に相談をしてきたので、私は全力で乗ることにした。

いつも咲美には私の相談ばかり聞いてもらってばかりだから役に立ちたい

「ねえ、お姉ちゃん私……錦秋通りで灯凪(ひな)に告白されたんだ。

そのことは嬉しくて……でも私今の灯凪のことあまり知らなくて、昔みたい友達としては好きって思うんだけど恋人になるって考えると、まだ分からなくて、どうしたら良いのかなお姉ちゃん?」

「んんん、どうしたらいいか……咲美は友達としては灯凪ちゃんのことが好きなんだよね?」

「うん」

「でも恋人しては、分からないと」

「そう……言ってるよ」

「それってさ多分私と彩那も一緒だと思うんだ。私と彩那は今日付き合ったばっかだから、朝までは"友達"だった訳なんだよね。私たちはすぐ付き合うってなったけど、まずはお試しって形でもいいんじゃない? 咲美と灯凪ちゃんが良ければだけど……あぁごめん、そういうの嫌だったらほんと嫌って言ってくれて良いから!! 友達として相性が良くても恋人としては合わないって話をよく聞いたから、どうかなって思っただけなんだ」

「…………お試し、なんだか弄んでるみたいでちょっと嫌だけど、本気で付き合って灯凪を傷つけるかもしれないならまずはお試しからっていうのも……ちょっと灯凪と話してくる!! お姉ちゃんありがとう聞いてくれて」

咲美はそそくさと走っていった。

相談……上手く乗れてたかな?

彩那が相談に乗ってるのを前に見たからそのやり方を真似してみたんだけど。

十分ほどが経った時彩那が私の部屋に入ってきた。

ガラガラ

「ねえ愛海咲美ちゃんからの相談ってやっぱり……」

「うん、灯凪ちゃんのことだった」

「灯凪ちゃんは『さきみんに告白したんだけど反応を見る感じ不安で……続きは一旦私の家でって言われて……覚悟はしてるんだけどちょっと、いやだいぶ怖くて聞いてほしくて』って感じだったよ」

私と彩那はソワソワしながらもスマテンで買ったものを食べて待っていた。

五分のショートアニメを二話見た頃……だから十分経った時ドタドタドタと走る音が聞こえた。

その後扉が思いっきり開いた。

「彩那姉……間違えた。彩那先輩……さきみんとお試しですが、付き合えました!! 愛海先輩が提案してくださったのですよね……ほんと、本当にありがとうございます!!」

私と彩那は喜んだが、私は灯凪ちゃんに

「灯凪ちゃん咲美とはまだお試しなんでしょ、咲美を灯凪ちゃんなしじゃ生きれないくらい攻めてもいいから!!」

と言った後『姉としてそれは良いのだろうか?』とちょっと疑問も抱いた。

彩那が私に「ねえ愛海、私たちで色んなデートしてさ、灯凪ちゃんと咲美ちゃんが私たちをお手本として真似出来るようにしようよ」と言ってきて思わず「私たちがお手本になるかな?」と聞いてしまった。

彩那は「なるよ!!」と本気の表情と声で言ってきて……ちょっと、いやだいぶ嬉しくなった。

一方その頃咲美は

灯凪に『まだ私灯凪への気持ちが分からないからお試しでもいいなら付き合おう。お試しって言ったけど灯凪のこと嫌いじゃないからね!!』と言ったはいいけど、お試しだとしても付き合う訳だから"デート"とかもするよね。

う〜ん……わっかんない!!

私誰かと付き合ったことないし……いや、付き合ったことはないけど、お姉ちゃんが彩那ちゃんと付き合ったらこんなデートするんだろうなぁってのは考えてたから……それを灯凪としよう!!

……でも最終的には"あんなこと"もするんだろうなぁ考えちゃってたから……どうしようそれも灯凪とするの!?

ちゃんと最初に考えたデートからにしなきゃ。

さっそく灯凪を誘わなきゃ!!

私はそう決意し、灯凪が向かったであろうお姉ちゃんの部屋に行くことにした。


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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