コント「ペットショップ」
今回はコント風で。
ペットショップっぽい背景の真ん中に、椅子に座っているダックスフンドのパネル写真が置かれている。
二人「コント、ペットショップ」
お客「最近、世の中ギスギスして辛い・・・俺も癒しが欲しいなぁ。そういやペットが癒しになるって聞いたぞ・・・あっ、こんなところにペットショップが行ってみよう」
お客「ウィーン」(自動ドアをあける音)
店員「いらっ、しゃしましー」
お客「コンビニ店員みたいに軽いな」
店員「本日は何用でござるか」
お客「ここは花のお江戸か」
店員「お江戸?・・・ここは、大江戸温泉ではありませんが、ここはベッツショッフでっす!」
お客「言い方っ!わかってるよ。お前が変な日本語を使うからだ」
店員「それは、マンモスアンラッキー」
お客「ここに来て、のりピー語・・・この令和の世にどうかしてるぜ」
店員「ところで、お客様、当店は本日、非常にお買い得なサービスを致しておりますう」
お客「急に萌え口調で気持ち悪いな、なんだよサービスって」
店員「ポテぃトう」
お客「ポテト!バーガーショップかよ」
店員「いえ、こちらのワンちゃんが」
お客「ああ犬の名前ね。ダックスフンドの」
店員「ポテぃトう!」
お客「発音いちいち気になるな」
店員「あの、有名な自粛犬の犬種でして」
お客「まぁ、そうでしょうね。毛並みも、顔つきもそっくりだし」
店員「ええ、これ(パネル)転載してます」
お客「やめれー」
店員「で、お客様、今ならこのポテぃトう、お試し期間中で何とワンコイン100円・・・犬だけにワンコ・・・ぷっ、ぷっつ」
お客「してやったりの顔で喜ぶな・・・で、ワンコインで何が出来るの?」
店員「ワンコ・・・ぷぷっ・・・オモロ」
お客「いや、いや」
店員「アフレコが出来ます」(急に真顔で)
お客「何言ってるの・・・俺が金払うの・・・ちょっ、アンタ二匹目のドジョウを狙って、カメラ構えてるし、人任せやし」
店員「まぁまぁ」
お客「なんだよ。まぁまぁって」
店員「そんなにアツくなんなさんな」
お客「お前がさしてるんだろう」
店員「果たして、本当にそうなのでしょうか」
お客「どういうことだよ」
店員「私・・・調べました・・・そして探しました・・・お客さん・・・ついに見つけました。アナタが自粛犬のお膝元に近い、八女市矢部村出身だということを」
お客「・・・そこまでする・・・アンタ怖いな、ひょっとしてストーカー?」
店員「そうとも・・・いいますかね。ネイティブなチクゴリアンは貴重なのでね」
お客「何遠い目をして、造語作って開き直ってるんだよ。警察に訴えるぞ」
店員「それだけはマジ勘弁」(見事な土下座をする)
お客「もう、怖いよ。俺、帰る」
店員「くっ、くっくっ、帰れるとでも思ったか」(ポチっとボタンを押す。動く機械音の後、鉄格子がしまる音がする)
お客「おっ、おい」
店員「私はついに捕獲した自粛チクゴリアンを・・・こいつで動画再生および登録を稼ぎまくってやる」
お客「どういうことだよ」
店員「はははははは、ふははははは」
お客「なんか言えーっ」
店員「ひゃはははははは」
お客「・・・とぜんなかー。そげなら、いつもんごつ、評価とブクマと感想の方ばよろしゅう頼んどきまーす」
結局、自粛犬(笑)。