漫才「自粛犬にあやかりたい③」
お笑いって難しい・・・でもボクがんばるー。
二人「どうも~」
ボケ「僕ら自粛犬漫才やってまして」
ツッコミ「いきなり、しかも犬ありきで」
ボケ「僕ね、八女市矢部村の出身・・・相方が・・・」
ツッコミ「・・・八女市黒木町・・・です」
ボケ「僕らエセ大阪弁の使い手なんです」
ツッコミ「馬鹿、大阪の人を敵に回したらアカン!自殺行為やなんで自ら竹槍で特攻するんや」
ボケ「そやなー」
ツッコミ「彼らは、使い方から発音までネイティブじゃないと、認めない人種やで、ちょっとでも、んってなったら、それなってツッコまれるねん」
ボケ「せやな」
ツッコミ「だから、じっと大阪人のふりをせなあかん」
ボケ「ほなら、故郷を捨てるんか」
ツッコミ「関西弁でてるやん」
ボケ「僕らね。上阪してから10年経ちますねん」
ツッコミ「だから、故郷を捨てたんか」
ボケ「捨ててへんわい。その証拠に自粛犬やるっていよろうもん」
ツッコミ「でた!大阪弁とちっご弁のハイブリッド。ツッコミとボケが入れ替わっとる。まさにイリュージョンや」
ボケ「よかけん。おいの話ば聞けちゃ」
ツッコミ「わかった、わかった」
ボケ「しゃっち、あなっつあんは横道ばそれるけん、おいの言うことば聞いとかんといかんばい」
ツッコミ「今回は、しっかり聞く。聞くけん」
ボケ「おっ、きさんも、ちっご弁戻ってきよっぞ」
ツッコミ「そいぎんたー、今、きさんっち言ったろ」
ボケ「おお、最近、ゆーつべでちかっぱい、自粛犬のこつが話題になりよるけん。おいもいっちょ噛みさせてもらいたかとよ」
ツッコミ「そげんたいねー」
ボケ「大阪弁あきらめたとね」
ツッコミ「やっぱ大阪弁は難しか。おいも実はちっご弁があっとる」
ボケ「そげなこったい。だけんが、ちっご弁で漫才してみるばい」
ツッコミ「よか、よか」
ボケ「ばいたー」
ツッコミ「どげんしたとね」
ボケ「田んぼのがわたん(端)で、でかか、ウシガエルのびきたん(カエル)がおったと、そいがグェー、グェーっち、うるさかったい」
ツッコミ「それけん」
ボケ「おいも窓は開けて、グェー、グェー鳴いて、大合唱やったばい」
ツッコミ「・・・そいで」
ボケ「ん?」
ツッコミ「まさか、きさん、がわたん、びきたんば言いとおして、こげなつまらん話ばしたとね」
ボケ「最近はネイティブな方言や言い方が流行っとろうが」
ツッコミ「その前に漫才はちゃんとせな」
ボケ「せやな」
ツッコミ「あれっ」
ボケ「・・・あれっ僕ら、遅れて関西弁使っているよ」
ツッコミ「って、一刻堂かっ!」
二人「どうもありがとうございました」
ボケ「ああ、そげん最後にこれば言わんといかん。なろうの皆さん、高評価とブクマよろしゅう頼んどきます~」
ツッコミ「まだ言うの」
そろそろちっご弁、訳がいるかなぁ。