表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

生きる。それはまるで生物の死のようだ。

作者: mini

 「生きる」とは、何だろうか。私は何故「生きている」のだろうか。

この哲学的疑問に、答えはない。だが、私は考え続ける。道を歩きながら。

「生きる」というのは、天国で悪い事をした者の罰ではないか。

「生きる」というのは、地獄で頑張った人の褒美ではないか。

色んな事が思いつく。今の私は人生で一番集中している。そんなとき、頭にある考えが浮かんだ。

 人は失敗から学ぶという。つまり、この世界では失敗を経験させ、成長してから天国に行かせるのか。つまり天国が本当の世界で。「生きる」というのは、そのための土台なんだ。

 私は一人、納得する。だか…。

 「いや、待てよ。」と私は言葉をこぼす。まだ小さい子が病気などで亡くなってしまうこともある。これでは学ばせる事ができないではないか。意味が無いではないか。

 今の私には、車のクラクションのような大きな音も聞こえない。それほど集中しているのだ。

 いくら考えても答えは見つからない。だが、私は考えた。もう考え始めてから24時間は経った気がする。もはや私は、「生きる」について考えるために生きているのではないかとさえ思ってきた。

 考えが浮かんでは矛盾を見つけ、また新たな考えを探す。そのうち1週間、1ヶ月。半年、1年。10年、100年…。1000年と、時は経っていった。どうやら「私」はまだ答えが見つかっていないらしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ