表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/39

Last Scene また会えたね

   


 あれから何年か経って、ぼくはもう立派な大人になった。


 背も伸びて先生くらいになったし、魔力だってたくさん増えた。星の子の力もあるんだけど、無くても十分間に合うくらい!


 先生は、びっくりするくらい変わってないんだよ。ホント、何にも変わってない。




 静かな、小さな町。

 ぼくは頑張って、お母さんがこの町にいることを突き止めた。


 旅館で働いているんだって。早く会いたくてドキドキするなぁ。先生は恥ずかしくてドキドキするんだって。



「ね、ねぇシルヴァ……、やっぱり会うのは今度にしない?」


 先生が引きつった顔で話しかけた。


「ダメだよ、先生。もう探し始めて何年経ったと思ってるのさ。早く行くよ!」


 ぼくが先生の腕を引っ張って、お母さんのいる旅館まで連れて行く。


 これでやっと、会えるんだ。

 ずっとずっと、会いたかったお母さんに。



 ぼくが旅館のドアをノックすると、奥から返事が聞こえて、ドアが開いた。




 そこにいたのは、長い髪を左右にまとめた綺麗な女の人。


 先生の顔が赤くなって、たちまち女の人の顔も赤くなった。



「あ……、えっと」


 先生が恥ずかしそうに俯くと、女の人がそっとぼくの頭を撫でた。



「フィルと、シルヴァ、よね?」


「お母さん、だよね」



 ぼくが言うと、その人は嬉しそうに頷いた。



「大きくなったね。私より大きくなっちゃって。……フィルも」


 お母さんが先生に言うと、先生は「ま、まぁね」と笑った。



「あのね、ぼく達お母さんに会いたくて、ずっと旅をしてたんだよ」


「そうなの? 嬉しいこと言ってくれるのね。私も、ずっと会いたいと思ってたの。会いに来てくれて、嬉しい」


 お母さんがぼく達を旅館の中に入れてくれた。旅館の人たちも優しくて、特別サービスでタダで泊めさせてくれた。





「ホント、シルヴァには迷惑かけちゃったね。ごめんね」


「ううん、いいの。またこうやってさ、会えたんだし」


 部屋の中でぼくとお母さんが話していると、先生が入ってきた。やっぱりどこかぎこちない。



「ねぇフィル──」


「そのさ、シャル」


 お母さんの言葉を先生が遮った。お母さんはびっくりした顔をして、先生をじっと見ていた。



「そのさ、えっとー……」


「なぁに?」


 先生の顔が赤くなる。ぼくの出る幕じゃないから、ぼくはじっと二人を見ていた。



「えっとさ、僕たち……その、付き合わない?」


「……えっ、あ、うん。……でもね」



 お母さんはゆっくり立ち上がって、先生に近づいた。



「どうせならさ、もう結婚しちゃわない? シルヴァもいるしさ」


 こんなの見てたら、ぼくも恥ずかしくなってしまう。

 先生もお母さんも、顔が真っ赤だ。


「……えっと……、シャルがいいなら」






 今まで家族として過ごした時間なんてほとんどなかった。今だって先生のこと「お父さん」なんて呼びにくいし、お母さんにだってちょっと気を使ってしまう。


 でもね、「家族」と暮らす時間はとても好きだよ。おばあちゃんと住んでた頃と、同じくらい!






「ねぇ、お母さんにお父さん。これからずっと一緒に暮らせたらいいね」

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


最後の方は少し駆け足でしたが、何とか終わらせることができて良かったです。


いろいろ書きたいこともありますが、ダラダラ書いて収集つかなくなったら嫌なので、このくらいにしておきます笑



次回もよろしくお願いします‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ