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2話
教室に入り、前から2番目の窓側の席…
けど、誰もボクを気にしない。だって、、友達すらいないんだから。
「名前なんて言うの??」
隣の子が話しかけてきた。
ボク、、君と何回か話したことあるはずなんだけどなぁー。
「あ、ごめん、ごめん。佐藤くん?」
「鈴木です…」
その子は明らかに顔を顰めて友達と話し出した。
「鈴木じゃん、、佐藤じゃないって」
そんな会話が聞こえてきたが…
気にしない。
チャイムの音がなり、1人でお弁当の入った鞄を前に抱えて2階の多目的室の隣にある非常階段まで、ダッシュする。