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夏生詩集

変わる時

作者: 夏生




身体を引きちぎられたように


猛烈な痛みが走った



シンジテイタモノがごっそり取られていた



痛みに絶叫して、のたうち回って


ちぎられた跡を恐る恐る見てみると


日に当たらず年をとらなかった部分のように


艶々としてきれいだった



人が生まれ変わるとはこういうことかもしれない



悲しかったけれど、たくさん泣いたけれど、

壊れそうだったけれど、壊れなかった



幾分軽くなった身体から


痛みは消えてゆき


痛みに耐えられた身体は


強く、清らかになった













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― 新着の感想 ―
[一言] 今を壊さないと変われない、というのが私の考えなので、なんだかちょっと共感しました。(←この詩には壊れないとあったけれど感覚的には共感) 殻を破らなきゃ変われない、と思います。勇気もいるし労…
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