ep.689 黄金の脱皮と、スポンサーの皮
「にゃうにゃあ!皆さん、絶好のシャッターチャンスなのです!龍さんが、あまりの美味しさに『皮』を脱ぎ捨てようとしているのですー!!」
巨龍が「はーい・よぉぉ!」と絶叫した瞬間、その全身を覆っていた緑の鱗がサキニウムの輝きに耐えきれず、パキパキと音を立てて剥がれ落ち始めました。
それは単なる脱皮ではありませんでした。龍が食べた究極のスープと、スタジアムのサキニウムの波動が化学反応を起こし、剥がれ落ちた皮は空中で結晶化。巨大な「黄金の招待状」へと姿を変えたのです。
「……ふむ。龍が脱皮したこの皮……ただの素材ではないな。銀河のネットワークに『ここに美味いものあり』と発信する、生体アンテナの役割を果たしている」
ナットクリスタが落ちた鱗を拾い上げると、その鱗からホログラムが投影されました。そこに映し出されたのは、銀河のあちこちで「美食」を独占しようとする【銀河スポンサー(略奪美食家)軍団】の紋章でした。
「素晴らしいのです!龍さんの脱皮は、新しい強敵を呼び寄せる『最高の宣伝』になったのですー!!」
●敵襲:スポンサーの皮を被った略奪者たち
「にゃはは!面白そうなスタジアムじゃない。この惑星の権利、まるごと買い取ってあげるよ!」
空から降りてきたのは、高級スーツの皮(外装)を被った、触手を持つ怪物たち。自称「銀河美食商事」のスカウトマンですが、その実態は、美味しい拠点を力ずくで奪い取り、スタッフを終身雇用(奴隷)にする略奪者です。
「……計測完了。敵の総資産、銀河銀行3つ分。だが、その中身は空っぽ。……排除対象と断定」
ハヤテが冷徹に告げると、雷電が土俵を叩いて前に出ました。
「がははは!買い取るだぁ?俺様の『張り手』の値段も知らねえ素人が、寝ぼけたこと言ってんじゃねえぞ!」
●戦争開始:略奪者の「高級食材化」
「皆さん、遠慮はいらないのです!スポンサーの皮を被っているなら、脱がせれば中身はきっと『最高級の珍味』なのですー!!」
雷電の「地殻変動・張り手」:
雷電がオリハルコンの土俵を叩くと、衝撃波がスカウト船のエンジンを直撃。船体が歪み、中から「銀河トリュフの肉」を隠し持っていた怪物たちが転げ落ちます。
ネギ新人(覚醒維持)の「時給無双」:
「……その契約書、僕の時給(15億NkQ~)を払えますか?払えないなら、僕の鎌の錆び……いえ、ネギの肥やしになってください」
覚醒したネギ新人が一閃。スカウトマンたちの「高級スーツ」を紙吹雪のように切り裂くと、中から出てきたのは【霜降り銀河クラゲ】という超希少食材の本体でした。
猫二の逆襲:
「ひぎィィィ!差し押さえだニャ!お前たちの持ってる軍資金も、そのぷりぷりの身体も、全部僕たちの胃袋で清算してやるニャーー!!」
【今回の戦果】
龍の脱皮素材:
「黄金の龍鱗(オリハルコン超えの硬度)」を大量確保。
新規食材(略奪者の中身):
銀河トリュフ肉:香りが数光年先まで届く。
霜降り銀河クラゲ:
ぷりぷりとした食感で、スープのコクが3段階アップ。
スタジアムの現状:
敵を倒すたびに「食材」と「資材」が増え、スタジアムがさらに豪華(禍々しく)増築されていく。
「あはは、次はどんな『スポンサー』が来るかなぁ?果林、クラゲのお刺身、冷やしておいてねぇ」
うさちぁんが満足げに酒を煽る中、スタジアムには次の強敵を呼ぶ「香味の狼煙」がさらに高く上がり続けるのでした。
敵は全て食材へ




