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クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: 島田一平(ねこちぁん)
咲姫の章【劇:TRANSFORM】夢・惑星級ロケ

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ep.425 翠緑の迷宮:ここ掘れ咲姫ちゃん!と傾斜する世界

 「パルミエ原生林」の深部。巨大なシダの葉を掻き分けながら、異種同行のロケ隊は移動を続けていました。


■ 咲姫の「ここ掘れ咲姫ちゃん!」(3回目)

 咲姫は移動中、ふと足を止め、おもむろに手近な木の根元を指差しました。 「にゃうにゃあ! 閃いたのです! 私の直感が、ここに『世界の綻び』があると言っているのですー!!」


 その合図で、新人アイドルたちが泥にまみれてツルハシを振るい、魚人が覚醒した「砂海遊泳(森の土壌版)」で地中を潜り、障害物を排除します。騎士と餡子熊王は、その背後で、咲輝石の影響で巨大化したカマキリ獣人の群れを黙々と処理し続けていました。


■ 新鉱石:坂道鉱スロープオアの出現

 やがて、地中から奇妙な、表面が常に波打っているような鈍色の鉱石が掘り出されました。「にゃ、にゃんだこれは……? 立っているのがやっとにゃ!」 掘り出されたのは『坂道鉱スロープオア』この石が地上に露出した瞬間、周囲の「水平」という概念が崩壊しました。平坦なはずの地面が、石の配置によって微妙に、しかし確実に傾き始めます。


■ 転がる猫二:物理法則の犠牲者

 現在、背中に妖輝石を埋め込まれ「生体イベント発生器」となっている猫二にとって、これは致命的でした。「にゃあああ! 止まらないにゃー!!」  坂道鉱の物理干渉により、猫二の足元の重心が強制的に前傾。丸まった体勢のまま、猫二は森の斜面……ではなく、坂道鉱が作り出した「偽りの斜面」を猛スピードで転がり始めました。「さらっと。猫二様の転がる速度、時速80kmを突破。このまま次のロケ地である『平原』まで、最短ルートで先行することになります」アリシアが淡々と報告する中、猫二は「止めてにゃー!」と叫びながら、嘘を具現化させるキノコを周囲に撒き散らしつつ、森の奥へと消えていきました。


■ 主役たちの「よいしょ」と移動

 咲姫は転がっていく猫二を見て、満足げにカメラを回します。「にゃはは!素晴らしい躍動感なのです! 猫二さんを追いかけて、私たちも『平原』へ向かうのですー!!」騎士は「……救助ではなく、追跡か」と騎士道との矛盾に悩みつつも、アリスとサヨに「パパ、猫二さんを追い越さないように、全力でブレーキをかけながら走るのですぅ」と無理な持久走を強いられます。餡子熊王は、坂道鉱で傾いた世界を物ともせず、平然と垂直に近い角度で立ち、悠然と歩を進めました。


「いい画なのです! 世界が傾いても、皆さんの『愛』は揺るがない……これぞ究極のホワイト・アドベンチャーなのですー!!」


ピックアップ

猫二(Lv.17:生体ボーリング玉)

坂道鉱の影響で、物理的に「止まれない存在」に。彼が転がった跡には、妖輝石による「鬱キノコ」の道ができ、後続の新人たちがそれを必死に採集(重労働)させられている。


魚人(Lv.16:地中ナビゲーター)

土の中を泳ぎ、坂道鉱の埋蔵場所を特定。本人は「水より土の方が抵抗があって痩せるにっぽ!」と前向きだが、実態は生きた掘削機。


坂道鉱スロープオア

置くだけで地形を傾かせる迷惑な鉱石。咲姫はこれを「離宮のバリアフリー(逆向き)に使うのです!」と、やはり相場の数千分の1で回収した。

物理法則を乱す「坂道鉱」によって、物語が物理的にも転がり始めました。猫二が「先行(強制)」し、それを主役たちが追いかけ、新人がその跡を片付ける。一行は次の舞台、広大な「平原」へと突入します。


地軸を物理的に曲げる鉱石はっけーん♪

埋まってる間は無害。地表より上に出て、①空気に触れる②人体に触れる③置かれる、で発動する迷惑な鉱石。

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