表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: 島田一平(ねこちぁん)
咲姫の章【劇:TRANSFORM】聖・坂道グラビティ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

423/1360

ep.411 天空の目:鳩獣人と「経費」の弾丸配達

「にゃうにゃあ! 皆さん、空を見上げるのですー! 我らが誇る空の目、鳩獣人さんがエストフェリアからロケットに捕まって、ギリギリで合流したのですー!!」


 咲姫が指差す先、氷結渓谷の猛吹雪の中を、必死に羽ばたく一影があった。鳩獣人である。彼はハヤテたちの乗ったロケットの「外側」にしがみついて大気圏を突破してきた(させられた)強者だ。


「……ハァ、ハァ……。死ぬかと思ったにっぽ……。大気圏の摩擦で羽がチリチリだにっぽ……」


 フラフラと雪原に降り立った鳩獣人に、アリシアが「さらっと」事務的な首輪……もとい、ライブカメラ端末を装着する。


「……さらっと。鳩獣人様。貴方は居住レベル16【村人】に認定されました。今日から24時間、上空から新人が猛獣に追われる姿を4K画質で中継し、さらにうさちぁん様への『おつまみ空中デリバリー』を担当していただきます」


「休みはないにっぽ……?」


「あはは~! 鳩くん、お帰りぃ~! お祝いに、その足に『キンキンに冷えた経費のビール』を括り付けて、私の離宮まで運んできてよぉ~! 零したら投げ銭没収だよぉ~!」


 離宮のテラスから、うさちぁんがうさちぁん皮を揺らして命令を飛ばす。  鳩獣人は、マイナス60度の極寒の中、さらに「冷えたビール」を抱えて再び空へ舞い上がった。彼の涙が空中で凍り、キラキラと輝く。それすらも「ホワイトな演出」として全宇宙に配信される。


■ ロケ地:氷結渓谷の現状

鳩獣人(Lv.16): ビールを運びながら、地上で新人Cが「変重力の影響で空中に浮き上がり、パニックになっている姿」を撮影。PVが跳ね上がる。


ハヤテ(Lv.16): 「鳩、お前も大変だな……」と空を見上げながら、自分は象獣人の背中の上で焚き火をして暖を取る(経費)。


騎士(Lv.18): 左右からのアリス・サヨに「パパぁ、鳩さんが運んでるビール、私たちが横取りしても経費で落ちるのですぅ?」と耳元で囁かれ、胃痛が加速する。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


新人C(Lv.10): 体が軽くなる「銀河真珠芋」の更なる副作用で、うっかり風に流され、鳩獣人に「足に捕まらせてにっぽ!」と懇願するが、鳩は「重いとビールがこぼれるにっぽ!」と非情に蹴り飛ばす。


象獣人(Lv.16): 背中を焚き火台にされ、鼻はうさちぁんの酒サーバー。プライドの欠片も残っていないが、暖かさだけは感じている。


咲姫(総監督): 「空も陸も、すべてが完璧なホワイト・ステージなのですー!!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

鳩獣人さん、合流早々ブラック……いえ、ホワイトな空中労働に就任しました! 「ビールを運ぶ鳩」と「空に舞い上がる新人」、そして「それを見て笑う酒神」 これで全てのキャストが揃い、パルミエのロケは最高潮へ向かいます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ