第四十二章:紅蓮のスパイス軍団、そして「一味唐辛子・大作戦」なのです!
「……さらっと。前方、熱源反応が急増。……個体識別名『サンドワーム・レッドキングダム』……中心に座する超巨大唐辛子型ミミズを筆頭に、精鋭の巨大唐辛子型ミミズ100匹が包囲網を形成。……スパイス濃度、致死量を突破しました。アーメン」
会計・秘書のアリシアが、熱気で歪み始めたタブレットを叩き、無機質な瞳で「全滅」の可能性を示唆します。
「あはは!最高だよぅぅ、孝平くん!まるで宇宙規模の『地獄鍋』じゃないかぁ~♪監督の美学は、このヒリヒリする刺激を酒で流し込む瞬間にあるんだからさぁ!」
うさ監督が、爆走する「みしお・うさちぁん」号の背中で、激辛の砂嵐を肴に「白塩・カカオ・スタウト」をグイッと煽る。
「ヒヒィィィィィン!!(辛いっ!でもにんじんっが欲しいっ!止まれないよぉぉ!!)」
「みしお・うさちぁん」号が、地を這う100匹の巨大唐辛子ミミズを華麗なステップで回避する。だが、その中心で砂漠を割り、エッフェル塔ほどもある「超巨大唐辛子型ミミズ・レッドキングダム」が咆哮(という名の粉塵爆破)を上げた!
「ハ、ハックション!!騎士の、騎士の全粘膜が……燃えるようです!サヤさん、早く!この101匹の唐辛子たちを、一瞬で『小瓶』に詰めてください!!」
騎士が、バキバキの瞳からラー油のような涙を流し、黄金のスコップを振り回して熱風を払う。
「……了解。サヤの魔導粉砕、起動。……魔法式『絶叫・カプサイシン・ミル』……巨大ミミズたちの熱量を、強制的に『乾燥・粉砕』のプロセスへ移行させます。……南無」
魔法使い・サヤが無機質な瞳で杖を振り上げると、空中に巨大な「魔法の臼」が出現!100匹の巨大唐辛子ミミズを次々と吸い込み、ゴリゴリと音を立てて粉々にし始めた。
「にゃうにゃああああ!!撮れたのです!巨大な魔物が、一瞬で『調味料』に変わるシュールな瞬間!咲姫アイ、今、全宇宙の焼き鳥屋が拍手喝采する一枚を固定したのですー!……ハックション!!」
咲姫が、くしゃみを連発しながらもシャッターを切る。
「ボクの可憐さで、一番大きなあの子もイチコロですよぉ♪ほら、支倉さん!最後の仕上げ、お願いしますっ!」
男の娘・新人が、あざとく鼻をおさえながら、レッドキングダムの脳天を指差した。
「……わかった!この辛さ、僕の『光のチュロス』で……美味しく浄化してみせる!」
勇者・孝平が、「みしお・うさちぁん」号から大跳躍!浄化の光を最大限に解放し、超巨大唐辛子ミミズの核へ突進する。
「はあああああ!!必殺甘々炸裂技!!」
光のチュロスがレッドキングダムを貫いた瞬間、激辛の魔物は一瞬にして「甘辛いカリカリのトッピング」へと変質し、砂漠に降り注いだ。
レッドキングダム軍団、完敗!100匹のミミズは「一味唐辛子」に、ボスは「甘辛トッピング」に。
うさ監督の酒が、ますます進む結果となりました。
→なんとかRPGに戻れました!(?!)
僕の基準ではRPGなんですが・・




