空は、こんなに青かった 〜鎖に縛られた私が、この世の果てで願うもの〜

魔法学院に通うイズルは、穏やかな笑顔のファラ、いつも賑やかに笑うローザと出会う。
正反対の姉妹には安全委員会の選抜試験に合格するという目標があり、不幸になる人を減らしたいという理想への一歩だった。

姉妹に誘われ、受験に参加することになったイズルは、冒険者ギルドでバトルをこなして彼女たちと交流を深める。
やがて迎える試験日を境にして、日常に生じた亀裂が姉妹の笑顔を奪っていく。

イズルは姉妹が背負う罪と報いを知る。
罪は異変をもたらした。ローザは自我を失い出した。
運命は時の経過とともに彼女たちを蝕んでいく。破滅がそこまで迫っていた。
魔人アルフレッドが彼女たちを追い詰め、イズルは彼女たちを救うために剣を取る。
邪魔する者は叩き潰す。
過去の罪と報いに囚われた少女たちが、希望を失っても、この世の果てで願うものは。
少女の願いを叶えるためにイズルがすべきことは。
これは呪縛にもがく者たちの愛の物語。

※カクヨム様でも掲載しています。