晩御飯
誤字や不快な点違和感などがあれば言ってください
瑠夏がコンビニに向かってから数分。
そう言えば数時間前までいた親父の姿が見当たらない。
…まぁ、どうでもいいか。
ソファーに腰掛け、携帯を眺める。
暇だ、趣味やしたいことが無い俺からしたら正直休日は二日もいらない。
友達もいるにはいるがわざわざ遊ぶほどの仲でも無い。
いや、友達と言えるのかも怪しいレベル。
自分で言ってて少し悲しくなるが事実なのでしょうがない。
気になる自炊の記事を見つけた。
簡単に作れる絶品カレーという見出しに美味しそうなカレーの画像。
時刻が3時ごろだったのもあり完全に舌がカレーの気分になっていた。
記事をじっくり読んでいると作るのに手間もあまりかからなそうで圧力鍋だとかそういう特殊な器具も必要ないようだ。
材料を確認するため冷蔵庫へと向かうとルーと玉ねぎ、豚肉、にんじんはあった。
じゃがいもが中々見つからず奥の方を漁っていると緑っぽくなり芽が出てるジャガイモの姿が…
流石にこれを食べるわけにも行かず買いに行くか迷う。
まぁ、でも作って食べた時にジャガイモあったらもっと美味しかっかも?とモヤモヤする気がしたので買いに行こうかな。
バックに財布を入れて靴を履き
「行ってきます」
家を出て角を曲がる所でちょうど瑠夏と鉢合わせた
「キャッ」
「危なっ」
倒れそうな瑠夏の腕を条件反射で掴む
不意のことでびっくりしたのだろう。
バランスを崩した所を危機一髪で転ばすにすんだ。
「ぇ?ぁ、ありがとう」
「怪我無い?強く腕握ったかも」
「怪我とかは、ダイジョブ」
心無しか少し頬が赤くなってるような気がした。
「そっか、良かった」
「う、うん…そ、そう言えばさ!何しに外出たの?」
「あー、ジャガイモが青くってそれを買いに、カレー作ろうと思ってさ」
「え!?カレー!?」
そいえばカレー昔から好きだったっけ。
「ちょうどさっきジャガイモ買ってさ、使っていいから
カレー食べたいな〜…なんちゃって?」
「ほんとに?カレーって量多いからさ1人で食べ切れるか不安だったし助かるよ」
「やった!」
小さなガッツポーズを作る瑠夏。
子供のような仕草に昔を一瞬思い出した。
「荷物、待とうか?」
「ううん大丈夫、そんなに重く無いし」
見た感じもそんなに重たそうではない。
「んじゃ、帰ろっか」
コクリと頷いて嬉しそうにしている瑠夏が懐かしく感じた。
「ただいま」
「た、だいま」
少し遅れた小さな声が隣から聞こえてきた。
靴を揃えてリビングに向かう。
「んじゃ、早速作ろっかな」
「あ、そいえばジャガイモってどのくらい使っていいの?」
「あー、気にしなくていいよ、安かったから買っただけだし」
「了解」
手を洗って冷蔵庫から材料を取り出す。
携帯のレシピ片手に野菜を一口サイズに切る。
つんつんと肩を突かれた。
「手、伝おっか?」
驚いて声をする方を見たら恥ずかしそうに下を向く瑠夏。
「別に大丈夫だよ、そんなに難しい工程もないし」
「ジャガイモ買ってくることしかしてないのは流石に、申し訳ないというか…」
「うーん、ならお願いしてもいい?」
「任せて」普段無表情な顔に少しの笑顔が見えた。
「ならまずはにんじんを・・・」
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一通りの作業が終わり後は煮込むだけ。
「もう後は煮込むだけだから先戻ってていいよ」
「うん、流石に疲れた」
「お疲れさん、もうすぐできると思うからリビングで待ってて」
分かったと言ってスタスタとリビングの方へと向かう瑠夏。
「ぐぅぅー」
瑠夏からなったかと思えばキッチンから出ていこうとする瑠夏がフリーズしていた。
ゆっくりこちらを向いて。
「なんかあった?」
「いや、なにも」
「そうだよね!うんうん!」
「まぁ、なんだお腹が減ってるのは最高のスパイスって言うだろ?カレーだけに!」
「バカ!!!!」
どうやら怒らせてしまったらしいドドドドとソファーにダイブしてった。
流石に可哀想だったかもしれない。
カレーを炊き立てのご飯にかけて完成!美味しそうだ。
「出来上がったぞー」
「はーい」
少し不服そうな返事。
まだ怒ってるらしい。
テーブルに大盛りのカレーを二つ並べて。
2人向かい合って席に着く。
「「いただきます」」
「「うまっ!」」
綺麗に2人ハモった。
隠し味にコーヒーと牛乳を入れたのが甘味とコクを出している。
瑠夏の方を見てみると美味しそうに食べている。
猫舌なのかフーフーと冷ましている。
不覚にもどきりとしてしまった。
そんな邪な気持ちを飲み込むように大きな口でカレーを頬張る。
ヤバイ超熱い。
急いで近くにあったお茶で流し込む。
「そんなに辛かった?涙目だけど」
「思った百倍熱かった…」
「あー、わかる私も猫舌だかさ」
「ま、まぁな」君に見惚れてたからとは流石に言えない
一悶着ありつつも両者食べ終わり
「「ごちそうさま」」
「はー、美味しかった」
ブー、ブー、と携帯のバイブの音がなる。
「瑠夏、電話なってるよ」
「ん、ちょっと席外す」
数分後、慌てた様子で部屋中を探し回る瑠夏。
「どうしよどうしよ」
「何があったの?」
「えっとえっとえっと」
目がぐるぐるで混乱しいる様子の瑠夏。
「落ち着いて、ゆっくりでいいから深呼吸」
スゥーハー、スゥーハー、と徐々に落ち着きを取り戻した
「えっとね、友達が風邪引いちゃって親も家にいなくて助けてほしいって」
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