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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

未定

作者: 生豚

20240916


 花火が上がる。

 彼の横顔に私は口ごもる。

 かれは口を開かない。

 今はただ横を歩けるだけでいい。

 

  

 つい先日、高校生としての象徴を押し入れの奥にしまい込んだ。高校で出会った素性も知らないままにつるんでいた仲間との区切りをつけて傍にはベースだけがある。

  

 

 大学が始まった。初めての大教室。初めての宴会。どんちゃん騒ぎのサークル。女友達。

 皆きっと忙しい。


 2週間後、初めて人を好きになれた。彼を考えると今が一番だと思えた。

 一緒にカラオケに行った。一緒にギャンブルにのめり込んだ。一緒にお酒を飲んだ。一緒に寝た。一緒に花火を見に行った。


 世知辛いのだ。もうベースは売ってしまおう。

 


 

気が向けば改稿します

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