緑の交響曲
自然の豊かな国、日本。
そんな国が変わろうとしています。
私たちはこのままでいいのでしょうか。
これも前作に引き続き社会に訴えていける作品になれば、と思います。
ぴちゃん、ぴちゃん。
雨が降ると水は石に奏でる。
それはまるで涙のよう。
ぶーん、ぶーん。
虫は飛びながら奏でる。
それはまるでプロぺラのよう。
ゴロゴロ、ゴロゴロ。
雷は地面に叩きつける。
それはまるで嵐の海のよう。
ざー。ざー。
海は砂浜にて奏でる。
それはまるでコピー機のよう。
ぺちぺち、ぺちぺち。
魚は綺麗な川にて奏でる。
それはまるで仲間と合奏しているよう。
もくもく、もくもく。
雲は空に浮かぶ海にて奏でる。
それはまるで綿菓子のよう。
ぴよぴよ、ぴよぴよ。
小鳥は木々でさえずる。
それはまるで、
あれ、雲が作られているよ。
灰色の雲がもくもく。
あれ、鳥のさえずりが聞こえないよ。
聞こえるのはかーかーという声だけ。
あれ、山がなくなってしまったよ。
人以外の動物はどこに。
あれ、緑がなくなったよ。
山は泣いて、人は笑ってるよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
まだまだ慣れないところもございますが、よろしくお願いします。