始まり
「なんだよさっきの夢」
妙にリアルな夢に驚く豪鬼
「まだ朝の2時じゃん」
変な時間に起きたせいで寝ようとしても眠れない
暇なので何か見ようとスマホを開く
「充電切れてんじゃん」
最悪だ
「散歩にでも行くか」
服装を整え靴を履く
「いってきます」
玄関の棚の上にある写真立てに一言小さな声で話しかけ豪鬼は外へ出た
散歩といっても特に変わったものはない、いつも通りの街並みだ
特に行く所もなく近くの公園へ着く
「喉乾いたな」
自販機で110円の天然水を買い少しだけ飲む
少し公園でくつろぎ豪鬼は家は向かう
ビギ
豪鬼が立ち上がった瞬間目の前の地面が割れる
大きな砂煙が立つ
その砂煙の中何かが見える
「なんだ?」
さっきまで何もなかったところから何かが出てきたと言うのだろうか
よく見るとそれは形のない怪物だ人型のようで少し違う
「ヤバい」
おそらくあの怪物が地面を破壊したのだろう
怪物がこちらを見る
恐怖のあまり動かないとはこのことだろう
ドッカーン
大きな音が響く
「大丈夫?」
女の子だ、年齢は16歳くらいだろうか黒いパーカーに膝くらいまでのスカート
髪の毛は腰ぐらいまである綺麗な黒髪ストレート見た目だけ見ればただの女子高生だ
本当にこの子があの怪物を倒したのだろうか
「さっきのは」
「あれは魔呪無差別に人を襲って食べる怪物」
「魔呪」
「怪我はない?」
「大丈夫幸い怪我はどこもないよ」
女の子に心配される情けない
「あのさ一つ聞いてもいい?」
「どうしたの?」
「魔呪の中に人型の魔呪いる?」