ジェファーの魔法
ギン達は魔族であるブリック達と戦闘になるが、ブリックの生成したアンデット系の魔物、そしてピッキーの生成した石の魔物に翻弄され思ったように戦えないでいた。
「うおおおおお!」
ブライアンが斧でアンデット系の魔物を切り伏せるがすぐに再生し、ブライアンがギンに声をかける。
「ギン!こいつら切ってもすぐに再生しやがるからキリがねえぞ」
「術者を倒すか、再生できないように浄化する以外にこいつらを倒す術はないはずだ」
「だけど浄化できるルルーが……」
ミッツ神の加護を受け、聖なる力を有しているルルーならアンデットを浄化できるのだが、現在ピッキーの生成した石の魔物に取り囲まれており、思うように動けないでいた。
体当たりで迫る石の魔物をエイムが魔法で数体撃ち落としている姿を見てルルーが声をかける。
「エイム、1人で撃ち落とし続けるのは無茶よ、私も手伝うわ」
「ダメです!ルルーさんがこの魔物に魔法を使い続けると浄化する為の魔力がもちません」
「でもこのままじゃ、あなたの魔力も尽きてジリ貧になってしまうわ」
ルルーはこの状態が続くとエイムの魔力も尽きて、魔物達に対抗する術がなくなる事を危惧していた。
そんな中、ギンがブライアンに話しかける。
「今の俺達の戦力でこいつらを倒し切るのはかなり難しいかもしれない、無理に倒そうとすると俺達が全滅してしまうかもしれない」
「じゃあどうすんだ?まさかリーザを見捨てて逃げるのか?」
「逆だ!リーザだけでもどうにかして救出し、そのうえで撤退して体勢を立て直すんだ!」
「何か策でもあるのか?」
ブライアンの問いを聞いてギンは自分の考えを話す。
「速度強化の魔法で一気にあのジェファーに接近し、一撃でも浴びせてひるんだ隙にリーザを助ける」
「相変わらず無茶だがそれしかねえか」
「アンデットやアルドは頼むぞブライアン」
そう言うとギンは速度強化魔法を使用しアルドをも突っ切り、リーザのいる魔法陣まで一気に接近する。
「しまった!」
アルドが不意を突かれ焦っているとギンはリーザに声をかける。
「待ってろ!すぐに助ける!」
「そうはいかん」
次の瞬間ジェファーは自ら持つ杖から魔法を放ちギンに放つ。咄嗟にギンは魔法で剣を強化して防ぐが、衝撃で後方に倒れる。
「ギンさん!」
エイムがギンの安否を気にかけるが、何とかギンは立ち上がる。
「ほう、魔法剣で我が魔法を防ぐとはな」
「それがお前の魔法か」
「少々魔力を消耗したが儀式には十分だ、いくぞ」
遂に儀式が行われる!果たして何が起こるのか?




