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プロローグ アンコールが鳴り止まない
初めまして!龍空 有王朱と申します。
この『眠り姫の歌』は"小説家になろう"初投稿作品となります。
ネット上では"ノベルアップ+"にて投稿が完結しております。
東京のとあるライブハウス。チケットは完売し、フルキャパでライブは行われていた。
ライブは最高潮に終わり、誰もが大成功だろうと胸をなでおろす。しかし冷めやまない会場は仕込んでもいないアンコールが響き渡る。ステージ袖に引っ込んだメンバーは違いの顔色を確かめて、再びステージに立った。歓喜の叫びを聞いて、彼女も入っていく。
ポニーテールが揺れる。その押しとどめた感情を隠し、またマイクを握るのだ。
「アンコールありがとー! 最後まで盛り上がってちょうだいよぉ!」
彼女の声に観客は賛同の声を響かせた。
物心ついた時から妄想が強く、文字を覚えてすぐに物語を記録し始め、中学に上がる前からパソコンで小説を書いていました。ずっと趣味で妄想日記にしていたのですが、しまっておくのはもったいないと思うようになり2021年から投稿活動を開始しました。よろしくお願いします!