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<終> そして、朝は来る
こちらの作品は、某大学にて発行された部誌への寄稿作品となっております。
1万字という字数制限の中で書いた作品となっているため、説明不足や分かりにくい部分もあるかもしれませんが、なにとぞ、ご容赦ください。
※批評・批判の類は受け付けておりません。(感想は大歓迎です。
お楽しみいただければ幸いです。
次の日、僕は朝早くに学校に向かった。どうしても、確かめなきゃいけないことがあった。
昨日の月明かりと一転して、太陽の光は暖かく眩しかった。僕は、昨日、彼女と別れたあの場所へと走った。
花壇につくと、いつも通り、そこにはひまわりが咲いていた。まるで、葵さんの笑顔そのもののようなひまわり。それを見て、僕は泣きそうになる。
……たぶん、僕は葵さんが好きだったんだと思う。
僕は、花壇を見つめる。花壇の煉瓦に傷つけるようにこう、書いてあった。「日向葵 」と。
ずっと前に、これを見つけた時、僕はてっきり、「向日葵」を書き間違っていたのだと思っていた。でも、本当は違った。葵さんの名前だったんだ……。
そっと、僕はそれを指でなぞる。
きっと、もう会うことはないだろう彼女に心の中でつぶやいた。
『ありがとう。葵さん』
その日から、学校に七不思議が再び広まった。だけど、最期の一つは誰も知らない。
僕、高木修哉を除いては――――




