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旧版 七不思議の少女  作者: 燕弩
4/4

<終> そして、朝は来る

こちらの作品は、某大学にて発行された部誌への寄稿作品となっております。

1万字という字数制限の中で書いた作品となっているため、説明不足や分かりにくい部分もあるかもしれませんが、なにとぞ、ご容赦ください。

※批評・批判の類は受け付けておりません。(感想は大歓迎です。


お楽しみいただければ幸いです。

 次の日、僕は朝早くに学校に向かった。どうしても、確かめなきゃいけないことがあった。

 昨日の月明かりと一転して、太陽の光は暖かく眩しかった。僕は、昨日、彼女と別れたあの場所へと走った。

 花壇につくと、いつも通り、そこにはひまわりが咲いていた。まるで、葵さんの笑顔そのもののようなひまわり。それを見て、僕は泣きそうになる。

 ……たぶん、僕は葵さんが好きだったんだと思う。

 僕は、花壇を見つめる。花壇の煉瓦に傷つけるようにこう、書いてあった。「日向(ひなた)(あおい) 」と。

 ずっと前に、これを見つけた時、僕はてっきり、「向日葵(ひまわり)」を書き間違っていたのだと思っていた。でも、本当は違った。葵さんの名前だったんだ……。

 そっと、僕はそれを指でなぞる。

 きっと、もう会うことはないだろう彼女に心の中でつぶやいた。


『ありがとう。葵さん』


 その日から、学校に七不思議が再び広まった。だけど、最期の一つは誰も知らない。

 僕、高木修哉を除いては――――

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