プロローグ ラノベ最初のインパクトの大切さを知る
皆さんにまずはご報告、この物語はこの俺「源 亮二」が、地元の高校に通い、どのような高校生活を送るのかを虎視眈々と語っていくストーリーとなっております。
決して異世界旅行や地球滅亡を救うとか、その様な事柄はこのラノベでは期待しないようお願いします。
あ、因みにこの「ラノベのキャラなのに読者に語り掛けるように喋っている」ことなのですが、このラノベは冒頭でも説明したように「源 亮二」(まあ俺のことですね)が主観の「一人称の語り手」という流れでストーリーを進めていくわけです。
つまり「源 亮二の考えてる事が読者にダイレクトに届く」と言ったコンセプトなラノベなわけです。
もちろん簡単には理解してもらう気は毛頭ありません。
だってそんなことを言ったって今この文を読んでいる時点で少しでもこのラノベに対して興味を持ったということなのだから、なのでこちらからもこちらの想いをなるべく多く読者の方々に知ってもらえるように努力をしなければなりませんね。
さて、俺自身からはこれ以上は、本編を見て実感してくれとしか言えないのだがラノベの世界的にはそうは問屋が卸さないようで・・・まあ少しこのラノベのタイトルにでも触れますか・・・。
このラノベのタイトル「ライトノベルの男主人公が妄想癖を持っているだけの話」なのだが、正直手に取って目に留まったとき読者諸君はどう思った?
「最近のラノベのタイトルは相変わらず長いな」とか「主人公の性格モロバレかよ」とか思ったかい?
最初はそれでいいと俺も思う。最初のインパクトは大事だろう。中身を知るのはその後でも構わないのだから。
そこから中身を知ってガッカリされるような期待の大きさなんか正直いらないと俺も感じる。
今の俺だって数文前の俺と口調が変わってるだろ? そんなものじゃないか?
表しか見ないで裏を見ない、人間の悪い癖だ。
余計な知識を身につけすぎて真意やホントの気持ちを理解しないようにしている自分の知識を別の知識で上書きしているせいでほんとの事が分からなくなる・・・っとつい妄想を語ってしまった。まだ本編も始まってないのに。
まあ本編が始まる前に俺自身の素性が少しは分かってもらえたかな? こんな調子で語り部を務めていくから、そこのところよろしくお願いする。
さて、こんな話を淡々と大胆にも使ってしまったが、プロローグだし構わないか。俺自身もこんな体験初めてだし実際何を話せばこの物語が盛り上がるか、分からないのさ。 正直半分くらいお手上げ状態だったりする・・・ってラノベのキャラが何を言ってるんだって思った読者諸君、これを手にした時点で分かってもらいたいが俺はあくまでも「ラノベのキャラクター」ではあるがストーリーを構成しているのは「俺のようで俺ではない人物」だ。
察しのいい読者はこれ以上首を突っ込まないほうがいい。闇を見ることになるからな。
まあそろそろ本編に移ろうか、こんなラノベだが楽しんでくれるとこちらとしてもうれしいよ。