コンビニバトルオリンピックとは
コンビニエンスストアが初めて誕生した1970年代から年月は流れ、日本にコンビニが乱立するようになった頃に「コンビニバトルオリンピック」が誕生した。24時間営業であり、業務内容が多様化し過ぎた労働環境のため、オーナーやアルバイトの人材不足に陥ったことがきっかけだ。コンビニのイメージアップを目的としたこの大会は、四年に一度の頻度で開催されて今年で5回目を数える。
スポーツから始まって回を増すごとに格闘技色が強まり、国や様々な企業を巻き込み、コンビニスタッフが専用のバトルスーツを着て武器を持って戦う真剣勝負となった。
店舗ごとに二名の代表者が出場するタッグバトルはトーナメント形式で進み、全国各地の予選を勝ち抜いた店舗が本選の地で優勝を懸けて戦う。スーツや装備は、スタッフの勤務能力やチェーンの特性が反映されており、仕事が出来るスタッフ、売り上げが良いチェーンほど強くなる。
優勝チェーンは賞金とスポンサー契約の恩恵を受け、優勝店舗は四年間の商圏の独占に加えて本部に支払うロイヤリティを免除される。
全国6万店近くのコンビニの中から、最強のチェーンの最強の店舗を決める戦い。
今大会の本選の地に選ばれたのは埼玉県鶴ケ島市。
前年度までのコンビニ業界上位7チェーンが参加資格を得る。
<登場人物紹介>