オレンジフラワーとライムフラワーです
もう少しでクリスマスになる。
街中はクリスマストリコロールやシャンパンゴールドやクルーなブルーのイルミネーションで彩られ。
それは学園都市でも変わらず学生の街と言うだけあって更に彩りが添えられている。駅のロータリーには毎年話題になるクリスマツリーが華やかに自己主張していて。
そんな華やかさに埋もれてしまえば良いと思っていたのに。
結衣と2人で深月さんが働いているRe-BARに向かっていて店が見えてきた時に私の横に黒いワンボックスが止まったかと思うとスライドドアが開いて腕を捕まれ車内に引き込まれてしまった。
声を上げる間もなく口を塞がれスモークガラスから外を見ると結衣がRe-BARに向かって走りだした。
まだ少しクリスマスには早く。
店内には常連のお客さんしか居ない日に事が起きた。
「深月さん、蒼空が。助けて!」
激しいドアベルの音と共に百田さんが店内に駆け込んできて何かを訴えている。
店の窓を見ると黒塗りのワゴンが店の前を走り抜けていくのが見え。
「真白、急げ!」
何かを察した沙和の声が店内に響き投げ出されたものを掴みとり裏口に向かう。
「クソ、追ってきやがった」男の声で後ろの窓を何とか見ると一台のバイクのヘッドライトが見えた。
するとあっという間にバイクがワンボックスの横に並んだかと思うと車体を蹴るような音が車内に響き車が揺れる。
再びバイクのヘッドライトが後方に見えたら車が急加速しバイクが離れていく。
信号が見えて激しく車が揺れ強引に交差点に侵入したのが分かった瞬間に後ろのバイクが車の陰に消え。バイクのヘッドライトがありえない動きをした。
「ハイサイド起こしやがった」
「死んだな。ザマア」
男達の狂気とも思える歓声が上がり全身から力が抜けていく。
しばらくして車が止まり廃工場のような場所に連れ込まれてしまい贖う術も力も私にはない。
走馬灯のように楽しかった事が浮かんでは消え。
埃っぽいマットか何かの上に突き飛ばされ嫌悪感しか無い男の顔が近づいてくると乾いたプロペラの音と共にドローンが飛んでいて少し離れた所でスマホを構えている男まで居る。
「うひょ! 流石金持ちの桜華は違うね」
「おい」
「構わねえすよ。やっちまえば何も言えないしょ」
悪夢が再び蘇ってきて男の指が喉元のリボンに掛かりギュッと眼をつぶると深月さんの顔が脳裏に浮かび熱いものが頬を伝う。
その時、何かが爆発したような音が廃工場に響き驚いて目を開けると黒いバイクがチリチリと音を立て止まっていて。
独りの男の人が立っていた。
漆黒のように見えるヘルメットを被りギャルソンの様な格好をしていてヘルメットを取った顔を見て息を呑んだ。
その男の人は喉元に指を突っ込み黒革のネクタイを力任せに解きネクタイを右手に巻きつけ始めた。
その顔は優しさの欠片もない無表情で信じられないくらい殺気立った深月さんの顔で、今まで一度も感じたことのない冷気を放っている。
「や、やちまえ!」
男の声を合図に数人が深月さんに襲いかかるけれど男達は何故か崩れ落ちるように倒れてしまう。
そして深月さんが私に向かって踏み出す。
「良いのかよ。こっちには女がいるんだぜ。大人しくしやがれ」
深月さんが歩みを停めると一人の男が深月さんの胸倉を掴み上げる。
『駄目!』と声を上げたいけれど声が出ない。私の所為で深月さんがそう思った瞬間に怯えているかのような男の声がした。
「ぐ、グランドクロス…… ふ、ファントム…… ゆ、許して下さい。俺達は頼まれて」
深月さんの肌蹴た肩口を見た男のジーンズに何かが染み出し地面が色を変えて男はしゃがみ込んでしまい。
再び深月さんが歩き出すとドローンが私の方に急降下してきて怖くなって目を閉じると何か強烈な光を感じると鈍い音と一緒に男の気配が消えた。
「怪我はないですか? 立てますか?」
「えっ」
驚いて目を開けるとそこにはいつもの深月さんがギャルソンの格好で立っていた。
「仕事中なので帰りますよ」
「う、うん」
何事も無かったかの様に私に接する深月さんに拍子抜けしてしまう。
何処からか悲鳴か何かが聞こえた気がしたけれど気にせずに立ち上がって。スカートの埃を落として深月さんの後を追いかけようとすると物陰から光る物が深月さんに向かう。
甲高い金属音がしてナイフが地面に転がり男の右手を左手で払いのけ深月さんの右の拳が男の脇腹に突き刺さっている。
男が後ろによろけると躊躇いもなく深月さんがハイキックを男の側頭部に叩きこみ男が吹き飛ばされた。
「ヘルメットを被ってしっかり捕まっていてくださいね」
「え、あ、分かりました」
呆気にとられれて深月さんの言うとおりにしか動けない。
深月さんが出してくれたステップに足を掛けてタンデムシートに座り深月さんの腰に手を回すと深月さんがバイクのエンジンを掛けてゆっくり走らせた。
気が付くと深月さんちのリビングダイニングに居た。
居たというかいつもの様にローテーブルの前で座り込んでいて深月さんはお風呂に入っていて。
私と結衣が行こうとしていたRe-BARに着くと店は真っ暗でクローズの札が出ていて。少しすると真っ赤でちょっとスポーティーなフィアット500が停まり沙和さんが降りてきた。
「今晩は終いだ。真白にしか出来ないことだ良いな。守るべきものを間違えるなよ」
そう言い残して深月さんの肩をたたいて車に乗り込み走り去ってしまった。
深月さんに促されて今は私が湯船で体を温めている。
身体は温まったのに目を閉じただけで心が震えてしまい急いでお風呂を出た。
「ハーブティーでも飲みますか」
「ありがとう」
少し苦味があるハーブティーだけど柑橘系の香りと甘い花の香に甘くて優しい味がが心のざわつきを少しだけ落ち着かせてくれる。
「なんのハーブティーですか?」
「オレンジフラワーとライムフラワーです」
いつも通りの深月さんは意図してそうしているのか分からない。
分かることは今ままで一度足りとも深月さんは本気で突き放すことはなく相手の立場になってそばに居てくれるということ。
それが嬉しくてつい深月さんに甘えてしまう。でも、甘えるだけではいられない事は私が一番知っている。
「そろそろ寝るね」
「そうですね、早めに休んだほうが良いですね」
私のカップを手に取り深月さんが自分のカップと一緒にシンクに置いてくれた。
いつもは綺麗に洗うのに今日はなんでと思ったけれどそんな余裕が今はなく部屋に戻ろうとすると深月さんに手を掴まれてしまう。
「あの、深月さん」
手を掴まれて深月さんの部屋に連れてこられて不安でしょうがない。
あれ程、この部屋には入るなと言われたのに。凄くシンプルだけど凄く落ち着ける場所だから尚更で。
「僕が連れて来たということはそう言うことです。態々言わせないでください。初めて君がこの部屋に入ってきたのは何故なんですか? 僕はもう休みますから君の好きなようにしなさい」
「う、うん」
私が初めてこの部屋に入ってきたのは。叔父さんの元を離れて初めての場所での一人暮らしで不安で堪らなくって。
気持ちよさそうに寝ている深月さんを見た時に落ち着けたから。
これから自分の部屋に戻って寝なさいと言われても眠ることなんて絶対に出来ないと思う。
微動だにしない深月さんの横に潜り込むと規則正しい呼吸音が聞こえて微かにだけど鼓動が伝わってくる。知らない間に深い眠りに落ちていた。
目を覚ますと黒木さんの姿はなかった。微かな温もりと僅かな香を残して。
僕自身は憂鬱になることはないが気が重いのは確かで奴等が確実に貶める気なら既に拡散されている可能性が濃いだろう。
今日は早めの講義がある訳ではないが支度を済ませ寄り道をしてから大学に向かった。
京立大学の構内は平穏に感じ普段通りに感じるが附属の方はどうだか分からない。それでも昼休みにはカフェでいつもの様に昼飯を能登島と澤井の3人で摂っている。
しばらくするとカフェがざわつきその原因がはっきりする。
僕が話さなければ何も言わない能登島と澤井でさえ口籠るようにして僕を見た。
「一緒に良いですか?」
「遠慮することは無いですよ。いつもの事でしょ」
「うん」
黒木さんは普段通りだが百田さんは何処かぎこちなく。能登島と澤井も平静を装っているが思っていることがあるのだろう。
「普段通りで良かった。私には結衣がいるから。大丈夫です」
「それに能登島や澤井もついてますからね」
「なんで僕もって言わないかな」
再びカフェがざわつき入り口を見るとこんな時には会いたくはないが必ず現れる学生が入ってきた。
その学生が事もあろうか近づいてきて周りの息を呑む音が聞こえてくるようだ。
「三枝先輩、何か御用ですか?」
「澤井さん?」
険しい表情をして三枝先輩の前に立ったのは能登島でもなく僕でもある筈がなく普段は落ち着いたメガネ男子の澤井だった。
「澤井さん、そんな怖い顔をしないでくださらないかしら。私はただ黒木さんにライブのお礼をと思って来ただけです」
「お礼だけですか?」
「こんな場ですが皆さんには謝りたいと思いまして。私の数々の思い込みで不快な思いをさせてしまい申し訳ないと思っております。それとこれは周りの皆様にです。桜華と言うキーワードと附属の制服と言うだけで無神経極まりない詮索をしうわさ話を吹聴するのはお止めなさい。私はこれまでと同じく自分の正義を信じて信念を貫かせて頂きますから。そのおつもりで」
相変わらず背筋を伸ばし自分の正義を通しぬいて黒木さんに一礼をして立ち去って行った。
肩透かしを喰らった感のある澤井と能登島は内心はホッとしているのだろう。
「しかし深月の心臓は鋼で出来ているのか」
「そんな訳無いですよ。平常心を保てば良いだけの事です」
「心頭滅却すれば火もまた涼しか。無念無想の境地というやつか。まるで禅問答だな。俺には無理だ」
「僕にも無理ですが焼死姿の深月君なんて見たくありませんよ」
澤井も情け容赦無いというか遠慮が無いのはいい事なのだが厳しいことを言うのは友人だからだろう。
そんな僕等は蚊帳の外のように百田さんと黒木さんは三枝先輩が置いていった紙袋に興味が向いている。
「開けてみたらどうですか?」
「私がですか?」
「黒木さんはなんで疑問に疑問で返すのです。三枝先輩は君にと言ったんですよ」
百田さんが赤べこのように首を縦に振っている。袋の中からはお茶のパックが2つ出てきた。
「オレンジフラワーにリンデンって?」
「オレンジフラワーは読んで字のごとくオレンジの花の事ですね。リンデンは西洋菩提樹の事でこれはウッドではなくフラワーの方ですね。どちらもストレスを緩和させリラックスさせる効用があるのです」
「澤井は相変わらず博学だな」
能登島の言葉に澤井が照れて百田さんは澤井の解説に聞き入って1人だけが僕の方を凝視している。
「三枝先輩の凄い所はそれだけじゃないと思います。オレンジフラワーには純潔や寛大と言う花言葉がありまして。リンデンは聖なる木と呼ばれてしますし」
「それ以外にもあるんですか? 澤井先輩」
「もう一つの呼び名は僕の口からは憚られるので別名をお教えします。リンデンはドイツ語で英語ではライムと言われていますからライムフラワーと言う事ですね」
「ああ、あった。相思相愛の木だって」
スマホで調べていた百田さんの声で澤井が赤くなり違う場所でも赤みを増している。
時計を確認した黒木さんが慌てるように百田さんの腕を掴んで午後の授業に向かう。
僕等も午後の講義をと思い立ち上がると能登島に腕を掴まれてしまった。
「午後の講義に遅れますよ」
「そんな講義より大事な講義を友人としてここでしたいのだが構わないかな」
「僕も能登島君に賛同します。深月君、座ってください。お願いします」
2人に言われてしまえば嫌だとは言えず。再びカフェの椅子に腰掛ける。
3人の間に沈黙が流れ周りの学生も疎らになると能登島が重い口を開いた。
「俺や澤井には何が起きたのか分からないが。例の無秩序で無責任な動画からはタダ事ではないことが起きたことが少なからず読み取れる」
「確かに三枝先輩は桜華と言うキーワードと附属の制服だけでは不確定要素が多すぎて答えは出ませんが。黒木さんと百田さんの様子から窺い知ることが出来ます。それに僕と能登島は多くは語りませんが」
「分かりました。2人には話しておくべきですね
」僕が知りうる桜華女子から黒木さんが転校してきた理由を告げると能登島と澤井の顔が曇り険しくなった。
そして今回は前回とは違い未遂ではなく。
「俄には信じられないが深月が言うのであれば本当の事なのだろう」
「不安定すぎますね。気を張っている様ですが。二度目は無いのでしょ」
2人が僕の顔を凝視するように見ていて視線を逸らすことすら出来ない。ここで逃げ出せばこの関係にも終止符が打たれるのだろうか。
「桜華が相手では手も足も出せないな。事を起こしても蛙の面に水か」
「窮鼠猫を噛むと言う諺もありますが」
「お嬢様養成学校とまで呼ばれている超が付くほどの有名な私立高校だ。マイナスイメージなんてどんな手を使ってでも握り潰すさ。それに生徒が一人くらいどうなっても金で片付けるだろう」
能登島の言うとおり現に黒木さんは転校を余儀なくされた事からも公にしないことが分かる。
「転校してきたから僕等と出会えたとも考えられますけどね」
「そこには深月無しでは考えられないけどな」
「全く、二人に僕はどんな風に見えているのですか? 僕は一般人で神でもなんでもないですよ」
「逸般人だけどな」
お互い様ですと返すと笑顔が帰ってくる。だからこそ僕はこの関係を壊したくないしこれからも続けていきたいと思えるんだ。
「深月君ならソドムとゴモラの様に何とかなりませんかね」
「天の火やインドラの雷か一説では小惑星の衝突とも言われているけどな」
「能登島も澤井もです。僕を買い被るのは止めて貰えませんか」
意味深な目で僕を二人が見ているが男に見つめられるのは良い気がしない。
「俺等にも出来ることがあるよな」
「そうですね。皆は無理でも目の前にいる女の子は守るべきではないでしょうか。深月君はどう思いますか」
「困っていれば助けてあげたいですね」
「それと、その足の事は伝えなくて良いのか? なんでそんな酷い捻挫をしたのかは知らないがな」
僕が答えないでいると能登島が肩を叩いてテーブルの下から松葉杖を取ってくれ。三人で次の講義を受けるために立ち上がった。
マンションの自分の部屋に帰るといつもなら明かりが付いているのに真っ暗だった。
黒木さんが先に帰っていない筈もなくベランダを見ると隣の明かりが漏れている。
しばらくしても開かずのドアが開くことはなく重い腰を上げた。
「黒木さん、お茶かコーヒーでも如何ですか?」
「もう少し待って」
声がして少しだけホッとした自分が居ることに気づいてしまう。みたらしとあんこは何かを感じたのか寝たふりを決め込んで近づいてこない。
少しして黒木さんが現れフレーバーコーヒーをいつもの様にカップに入れて黒木さんの前に置く。
「あっ、深月さんに初めてご馳走になったハワイアンヘーゼルナッツだ」
「良く憶えてますね」
「深月さんとの事は全部憶えていますから。実はあれから大変だったんですよ。課題をするのを忘れててこんな時間になっちゃいました」
忘れて欲しものもと言いかけて言葉を飲み込んだ。
それは黒木さんの瞳の中で揺れているものに気づいたから。
冷たさの影の温かさ。厳しさに隠れた優しさ。強さに潜む弱さ。人には2面性があり相手は己の鏡だと思え。
何時から僕は天邪鬼になってしまったのだろう。それは怖さを知ってからかも知れない。
今は今だけで過去でも未来でもなくやり直すことは出来ないが前に進むために大きく息を付いて言葉を紡ぎだそうと思う。
「こっちに来なさい」
「う、うん」
ローソファーに手を置くと揺れる瞳で黒木さんが余所余所しく僕の横に座った。
「今回の件が公になれば黒木さんも事情を聞かれるかもしれませんし、そうなれば叔父さんの知ることとなるでしょう」
「大丈夫です。結衣も居てくれるし」
「自分が我慢すればなんて思っていませんよね」
「じゃ、どうすれば良いんですか。教えて下さい!」
出会ってから初めて黒木さんが負の感情を爆発させた。
唇を血の気が無くなるまでに噛み締め怒気を孕んだ瞳で僕を見据えている。その瞳から決意のようなモノが伺え。
そして一雫の光る物が黒木さんの頬を伝う。
「私自身が何と言われようと構わないです。それに私の所為でそんな怪我までして。それ以上に耐えられないのは皆と離れることです。結衣や能登島さんに澤井さん。深月さんを失うのなら私は」
「僕は優しくない人間だとは言いましたが。誰かが傷付くのを見過ごすほど無神経でも無関心でもありません。続きを口にしたら本気で怒りますよ」
コツンと拳を黒木さんの頭に当てると驚いたような顔をして見る見る感情に飲み込まれていき胸に熱いものを感じる。
どのくらい時が経ったのだろう。黒木さんは泣きつかれて寝てしまい抱き上げて僕の部屋で寝かせてからコールした。
必ず守るとだけ伝えて。
翌日、テレビを付ければ同じ動画を扱ったニュースが報じられ紙面を賑わせている。
そんな事に構わずに大学に向かうと構内でも大きな話題になっていた。
「しかし、私達は未成年だからは衝撃的だったな」
「未成年だけではなく無責任な画像をアップして損害賠償まで発生している時分ですからね。制服姿であれを言ってしまえば」
「なんでお二人は僕の顔を見ているのですか? 何も付いていないことは確認済みですが」
流石、ナルシストなどと言われるがスルーする。自己陶酔なんて過去のゴミ箱に捨ててきて欲しいものだ。
「誰なんですかね。桜華を大炎上させ、不届き者に鉄槌を振るったのは」
「現代のアンチヒーローだな。女の子を守るためだけの」
「随分と嫌な言い方をしますね。女の子を守るのが男の勤めなんて僕は思ったことは一度もありませんよ」
「だがしかし、泣いている女の子が胸に飛び込んできたら深月と言えども助けたくなるだろ」
腕を軽く上げてSorryと言うと能登島にヘッドロックを掛けられてしまう。
流石にニュースにまでなれば黒木さんの叔父さんの耳に入らない訳がなく連絡が来たらしいが陰湿な虐めが絡んでいた事もあり気付けなくて悪かったと言われたらしい。
附属のクラスメイトも同様で真実が何処にあるのか知りもせずに騒ぎ立てたことを謝罪してくれて今までどおりになれたと報告を受けている。