表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/10

第3章 The first summer vacation!!! 【肝試し編】③

 第三話 瀬戸による瀬戸のための瀬戸流の罠


「じゃあ……説明するね」

 南野は、三神達から分かれている間に起こった出来事をかたった。



 今から、約五時間前……食堂でお札を探していると、ひな(瀬戸)からメールがきた。内容は……『全員(三神とさーちゃん以外)新館一階購買部へ集合‼』

 と、書いてあった。またかぁ~とか思いながら集合場所へ向かった。……一番最後に着くとは思ってなくて少しショックだった……。

「で、なんで三神と井下以外なんだ? 瀬戸。」by水木

「ん? いや~あの二人をさ、この状況で二人っきりにしたらどうなるのかなぁ~って、思ったからさ~。」

「また、思いつきかよ……。」

 住谷が呆れてる……。まぁ、いつもの事か~。

「でもさ、校舎暗いよ? 懐中電灯ないとかわいそうじゃない? さーちゃんが。」by南野

「井下はかわいそうだなぁ……。三神はともかく。」by佐次

「同感だ。」by水木

「水木に同じく‼」by住谷

「ん? そこは大丈夫‼ だって……うち、懐中電灯持ってきたもん‼」ドヤッ

「ひな~先に言ってよ。それを……。」by南野

「たしかに……。」by住谷

「いや、言う前にみんなが言ったんだからね⁉ うち、言おうとしたからね⁉」

「あ、ごめんね?」by南野

「あ……うん……。まぁ、いっか。で、ここに懐中電灯を置いてけば、勝手に来るでしょ」

 ひな、切り替え早いな。さすが、演劇部‼

「あ‼ そーだ‼ ひな‼ ついでにお札も探してもらおうぜ‼」by佐次

「おぉー‼ 佐次‼ ナイスアイディア‼」by水木

「いいね‼ それ‼ ラクじゃん‼」by瀬戸

「賛成‼」by南野

 正直言って、この前、ひなに借りた本の内容がまだ、頭に残ってて、校舎を歩きまわりたくないし……。

「で、どこで隠れてよーか?」by住谷

「あ‼ 理科室とか? あそこなら、隠れるスペース多いし‼」by瀬戸

「り、理科室⁉」by南野

「え? 南野嫌なの?」by住谷

 だって七不思議の一つじゃん‼ 怖いもん‼ 怖いけど……みんなと一緒なら平気……かな?

「……ううん。別にいいよ。」

「そーか。じゃ、出発~‼」

……水木って怖いものなしだよね……。いつも思うけど……。ひなは……確実に怖がりだなぁ……。佐次と住谷の後ろにいるし。……ん? なんか白いものが通った様な気g…………

「ひ……ひな? あ……あれ……。」

「ん? なんかあった……の……え……。」

「どーしたんだ? 二人共。急に止まって。」by水木

「……水木、ここの階段、先に上がろう。」by瀬戸

「え? なんd「いいから上がる……よ? ニコッ」……はい。」

 ひなってこういう時、凄く役に立つな~。怖いけどさ……。まぁ、なんだかんだで理科室に到着した。

「あれ?」

 ひなが突然、ドアの前で立ち止まった。

「ん? どうしたのひな?」

「……いやね。……っほら。」

 ひなが指さした先には、扉の窓に何か張り紙が張ってあった。

「えっと……『理科室の鍵は、本館二階の教室のどこかにある……ってか探せっ‼』……って書いてあるけど……。」

 扉の窓に貼ってあった張り紙を住谷が読み上げた。

「……探せって(ぷっ。)」

 なんか、佐次がなんか変なツボにはまったらしい、しゃがみ込んで笑っているんだけど……。

「ん~。じゃあ、どうする? 先に二階を探索する?」by瀬戸

「まぁ、三神達が来るまでまだまだ時間がありそうだしそうするか?」by水木

「んじゃぁ。しゅっぱーつっ‼」by瀬戸

「ねぇ。ちょっと待って‼」

 二階へ向かおうとした瞬間、住谷が突然声をあげた。

「ん? どうしたんだ? 住谷。」by水木

「いきなりなんだよ……。」by佐次

「あ。いやさ……。ほら。」

 住谷はそっと扉に手をかけると……。


  ガララララッ


「…………はっ⁈」by佐次

「……おいっ。開いていいのかよ⁈」by水木

「まさかの。鍵が閉まってないというね~」by南野

「ん~。じゃあ、どうする?」by瀬戸

「でもさ。せっかく先生達が考えたんだから、探した方がいいんじゃない? もしかしたら、お札もあるかもしれないし。」by南野

「まぁ、それもそうだね。」by瀬戸

 そして、瀬戸は悩むような仕草をした後、なにか思いついたのか顔を上げた。

「んじゃあ、こうしようよっ‼ ここの理科室で待つ組と、二階を探索する組の二組に分かれようよ‼」

「二組に分かれようと言われても……。まぁ、僕は、理科室で待ってるよ。」by住谷

「んじゃあ、俺も理科室待機でっ! ちょっと疲れたし休憩に。」by水木

「じゃあ、私も理科室待機かなぁ~。なんか出歩くの怖いし……。」by南野

「ん? 何言ってんの? さっきーも来るんだよ~ニコッ」by瀬戸

「えぇーーーーー⁉ なんで~」

「まぁ、細かい事は気にせず。行くよ~♪」

「細かい事だからこそ気にしてよ~(泣」

 なんか、強制的に連れていかれることなっちゃったよ~。

「んじゃあ、二階を探索するのは、俺と瀬戸と南野でいいんだよな?」by佐次

「うんっ‼」by瀬戸

「うぅ~。」by南野

「おうっ‼ いってら~」by水木

「うん。がんばってー」by住谷


===>


 ってなわけで、一階降りて、二階に到着した南野達。

「んじゃあ、どうやって探す?」by瀬戸

「無計画なのっ⁉」by南野

「そんじゃあ、普通に端っこから探してくか?」by佐次

「ん~そうだね。」

 そして、端っこの教室(三年A組)から順番に探していく。


 探し始めて、十分ほどが経つと……

「おっ! 三年D組にあったぞ‼」by佐次

「さすが佐次!」by瀬戸

「えーと。じゃあ、見つけたから理科室に帰る?」by南野

「え? 何言ってるの? 私たち何もお札を入れるやつを持ってないじゃん」

「あ。そうだった……。え。じゃあ、どうするの? このお札。」

「ん~。まぁ、三神達にわかりやすい所に隠せばよくね?」by佐次

 瀬戸は、そういわれ、周りを見渡す。するとすぐに、

「じゃあ、あそこの図書館とかはどう?」

 瀬戸はこの階の廊下の端っこにある図書館を指さした。

「あ~。そこいいな。」by佐次

「それじゃあ、佐次~。よろしくね? 置いてきてね‼ ニコッ」by瀬戸

「別にいいけど、なんで俺だけなんだ?」

「まぁ。そこは気にしなくていいから」by瀬戸

「お、おう。」

 佐次は、図書館に向かって走っていった。

 やっぱり、瀬戸も七不思議の事は少し気にしてるのかな? 七不思議の中に図書館も入ってるし。


 しばらく経つと佐次が戻ってきた。

「おつかれ~」by瀬戸

「んじゃあ、戻るか?」by佐次

「そうだね。もどろ~」by南野

 南野達は、再び理科室に向かって歩いて行く。


===>


「あ。おかえり~」by住谷

 理科室に入ると住谷が黒板に絵を描いて遊んでいた。

「ただいま~。……んで、水木は何してるの?」by瀬戸

「ん? あ。お疲れ~。えっとな、そこに人体模型があったから、遊んでただけだが。」by水木

「そ、そうなんだ。」by南野

「さて、じゃあみんなが揃ったことだし隠れるかっ!」by瀬戸

「で、どーやって隠れるの?」by住谷

 住谷に言う通りだと思う。確かにスペースはたくさんあるけど……。

「じゃあ、2つに分けて隠れる? そーすれば三神達にもばれないし‼……脅かしやすいしね……。ボソッ」by瀬戸

「瀬戸~? 今、なんか言った?」by水木

「ん~? なんでもないよ~? ニコッ」by瀬戸

……やっぱり、ひな怖い……。

「で、どーやってわけよーか?」by住谷

「男子と女子で分けるとk……いや、やっぱ何でもない。何でもないから。瀬戸頼むからその手下ろしてくれないですか?」by水木

ひなから黒いオーラが……。……2人だと怖いんだね……。……私もだけど。

「じゃあ、グッパーでよくね?」by佐次

「うん。じゃ、やろーぜー‼」by水木


で、こういう結果になった。

1.南野・瀬戸・住谷

2.水木・佐次


……怖がりそろったー⁉ 最悪です……。ひなも硬直してるし……。あれ? 男子が集まってなんかしてる……。何してんだろう?

「なぁー? 男子メンバーチェンジしていいか?」by水木

 水木が聞いてきたけど……無視していいかんn ……ダメだ、無視したら死ぬな……。

「ん~? いいんじゃない? むしろしてくれた方がいいな~……。」by南野

 って、てきとーに答えてみた。そしたら……

「ふ~ん。そっか、サンキュー‼ だてっさ~佐次~‼」by水木

「え? なんで佐次?」dy南野

「ん? さっき3人でじゃんけんしたら佐次が負けたから~」by住谷

……だからなんか機嫌が悪いのか……佐次……。

 ひなの硬直が少しだけ解けたみたいだけど……。まだ、完全に解けそうにないな……。

「で、どうやって、隠れようか?」by南野

「うーん……。教卓の下と……あ‼ あの棚の間とかは?」by住谷

 確かに……。あそこなら見つかりにくいかもね……。前にひなが隠れてたし……。でも……

「どうやって決めるの?」by南野

「ここは、平等にジャンケンだろ‼」

……水木、ジャンケンはあまり平等じゃないと思うよ? そこは、話し合いでしょ‼ って……言っても聞いてくれそうにないかな……。あ。水木と佐次がジャンケン始めた。どっちが勝つのかな~?


 ~十分経過~

 十分も決着がつかなかったなんて……。


 あ。結果はこうなった。

教卓―――佐次チーム

棚の間――水木チーム

……となりました~‼ 安全区域だ~。ひなもやっと硬直がとけたみたいだな~。……返事してくれないけどね……。

「よし ‼じゃ、隠れよう‼」by南野

「……うん……。そーだね……。」by瀬戸

……ひなが……ひなじゃなくなってる⁉ さーちゃん化してるよ⁉ なんで⁉ さーちゃん(井下)みたいなキャラはさーちゃんだけでいいのに‼ って、私までキャラ崩壊したらやばいな……とりあえず、ひなは一旦スルーで‼

「南野―‼ ボーっとしてないで、早く隠れろ‼」

「あー……うん。わかったー‼」

 水木に怒られた……。なんであいつに怒られなきゃいけないのさ……。


   ~隠れてから小一時間ほど経過~

……遅い……。三神とさーちゃん遅い……。なんでこんな遅いんだろ……⁇ 遅すぎでしょ……。……もしかして……図書館の幽霊に捕まった⁇ いや、でも……そんなことはないだろう……ね……。……でも……もしかしたら……? あーもう‼ 早く来てy……


 ガララララッ


「み、三神くん‼ 鍵‼ 鍵かけて下さい‼」

「え? あ、うん」


 ガチャッ


「はぁ……。一安心ですね……。」

「あー……うん。そーだね。」

「あ……ついでにお札探しましょう‼」

「……ついでなのかよ……。」

……何があったかは、だいたいわかった……。わかったけど、わかりたくなかったなぁ……。……ひなと佐次もなんとな~くわかったみたい……。

「……で、ひな? どうやって驚かすの?」ヒソッby南野

「……どーしよっか?」ヒソッ

「……考えてないのかよ……。」ヒソッby佐次

「う~ん……。あ‼ この前、ごっそりパクったフラスコとかならあるよ~」ヒソッ

「なぜそんな物をパクった⁉」ヒソッby佐次

「必要ないじゃん‼」ヒソッby南野

「ん~? だって、山田先生おもしろみが全くないんだもん‼ だ・か・ら! フラスコとかの数が合わなかったらどうなるのかな~って」ヒソッ

……この状況なのに笑顔でそういうこと言えるってすごいなぁ……。……? 佐次、どうしたんだろう? 突然、携帯をいじって……。

「よし。ひな、フラスコとか全部かして?」ヒソッ

「うん。いいよ~。どうせ返すつもりだったし。」ヒソッ

 だから、先に家に帰ったのね……。……って、どんだけ入ってんの⁉ その、リュックそんなに入る感じじゃないよね⁉ もしかして……

「よ、四次元ポケット⁉」ヒソッ

……佐次も考えること同じか……。

「よし‼ これで全部だ‼」ヒソッby瀬戸

……二百個近くない?

「よく、バレなかったね……ひな……。」ヒソッby佐次

「ん? だって、少しずつ持ってったし……(中学の時のも混ざってるし……ボソッ)」ヒソッ

「ひな~? 聞こえてるぞー?」ヒソッby佐次

「あ、あれ⁉ 聞こえてた?」ヒソッ

「おもいっきり聞こえてたよ~?」ヒソッby南野

「うっ……。」ヒソッby瀬戸

 そういえば、中三の時、先生達が騒いでたっけ……。あれ、ひなのせいだったのか……。

「で、これどうすんの?」ヒソッby南野

「んー……。それは……。おっ‼ 三神達、お札を見つけたみたいだぞ‼」ヒソッby佐次

「あ、本当だ‼」ヒソッby瀬戸

「よし‼ 作戦開始だ‼」ヒソッby佐次

 ?……あ‼ 水木が棚を揺らしてる……。さーちゃんが向かって行っちゃったじゃん‼ 見つかったらどうすn……えーっと、なんで棚が開いたのかな~?

 ……って、佐次‼ フラスコ……

「え? ちょっ……フラスコを投げちゃダメだって‼ 危ないよ⁉」ヒソッby南野

「大丈夫 ‼向こうで住谷と水木がキャッチしてるから‼」ヒソッ

……それでも危ないと思うのは私だけでしょうか……あ、水木の足が見えてる……。バカだ……。てか、そろそろやめた方がいいんじゃn……


 ガララララッ


  ス――――…………

「ひ、ひな……あれ……。」ヒソッby南野

「…………さっきの奴……?」ヒソッby瀬戸

「なんか、やばくねーか?」ヒソッby佐次

 うわぁ……最悪……。まさに、『絶体絶命』って感じだよね……。本っ当、どうすれば……。……ん? ひな、こんな時になんでリュックをあさってんだろう……。しかも、音楽聞きながら……。あ、なんか出てきt……って、なんでレコーダー⁉  なぜ⁉ なぜ、この状況でそれを出した⁉ っと、そういう事じゃなくて、スイッチ入れたらいるのばれるってb……


『出ていけぇ~いますぐ出ていけ~』



……はい?


「ひ、ひな?」ヒソッby南野

「ん? 何? 何か問題あった?」ヒソッ

「いや、問題しかねーよ……。」ヒソッby佐次

「どうでもいいけど、三神出て行っちゃうよ?」ヒソッby瀬戸

「あ、やべぇ……。」ヒソッby佐次

……三神の扱い酷い……。おもいっきり腕つかまれてるよ……。ま、ドンマイ☆って事で‼……って……あれ? 今……あっちの方で動いたのって……まさか……。

「さーてと、そろそろでよっk「出ちゃダメ‼」へ?」

 この理科室から出ようとする瀬戸達をあわてて止めた私(南野)。

「? なんでだ?」by佐次

「だって人体模型が…………。」

「え? 人体模型? あれがどうかしたの?」by瀬戸

「…………動いてる……。」by南野

「……まじで……?」by佐次

「……うん……。」by南野


 ガララララッ


 あ、出てってくれた……。よかった……。さーて、これからどうするのかな? とりあえず、住谷と水木に合流かな?

「おーい‼ 大丈夫かー?」by水木

「あ、水木だ。」by佐次

 向こうから来てくれた~‼ よかった~。動きたくなかったし……。とりあえず、教卓から出よう。

「なぁ? さっきの声……瀬戸に似てた気がすんだけど? 気のせいか?」by水木

「……。」

……なぜ無言⁉ ひな‼ 反論して‼

「おーい‼ 瀬―戸ー?」by水木

「……。」

 ま、また無言……なんで? なんで返事しないn……あ、イヤホンつけてる……。まさか……。

「ひーなー‼ 返事してー‼」by南野

「え? 何? どうかした?」by瀬戸

「どーかした? じゃねーっつーの‼ 何度呼べば分かんだよ⁉」by水木

「? 呼んでたの?」

……ひーなー……聞いてなかったの……みんなずっこけちゃったじゃん……。ったくもう……。

「ずーっと呼んでたよ? 返事してくんないから、フリーズしたかと思ったじゃん……。」by南野

「へ? あ、ごめん。音楽聞いてて聞こえなかっt「ふ・ざ・け・ん・な‼」……そんなに怒らなくてもいーじゃん。みずゆ~。」

「お前……喧嘩うってんのか?(イラッ」by水木

「まぁまぁ。いーじゃん。別に。音楽聞いてただけだしさ~。」by南野

「うっ……。ま、まぁ今回はいーだろ。今回は‼」by水木

 根にもってるな~水木……。ま、いつもの事だけど……。

「で、さっきの声……何だったの?」by住谷

「あ、そーいえば……何? あれ……?」by南野

「ん? あー……あれね。この前さ、『本怖』やってたじゃん?」

「そーいやーやってたなぁ~……。で、それと、どういう関係があんのかな?」by水木

「だから、録音したんだって‼ 幽霊が喋ってるやつを‼」

………………………。

「な……なぜ、そんな無駄なことをしたの⁉」by南野

「無駄にもほどがあんだろ……。」by水木

「無駄だな。本っ当。もしかして、バカ?」by住谷

「かなり、無駄だと思うよ? ひな……。」by佐次

「なっ……み、みんなひどいよ‼ 無駄、無駄って‼ 役に立ったじゃん‼ あと、住y……じゃなくて、チビ‼ お前に『バカ』って言われる筋合いはない‼」

「チビゆーな‼ けっこう気にしてんだよ⁉ 高校男子でこの身長は低すぎて困ってるんだよ‼」

 なんか、どうでもいい喧嘩が始まった……。……水木と佐次がすぐに止めたけど。これ以上ブラックひなを出すわけにはいかない……。何が起こるか予測不能だし……。

「ふぅ……で、これからどうする?」by佐次

「ん? んー……いーかげん、合流してあげる?」by瀬戸

「それもそーだな……。やり過ぎっと怒るからな。」by水木

「じゃ、探しに行こっか~‼」by住谷


……で、探し始めて十分後……

「……ねぇ? 美術室にさ……なんかいろいろいなかった?」by南野

 今は音楽室の近くの階段を登ってる。……美術室は、入るのを断念した。だって……だって……。

「な、なぁ……あれ、やっぱり幽霊だよな⁉ 幽霊だろ⁉」by住谷

「んなわけないだろ~。」by佐次

「絶っっ対幽霊だって‼ 幽霊じゃなきゃなんだってゆーのさー‼」by瀬戸

「そーだよ‼ 人体模型が動く⁉ 物理的に考えて‼」by南野

 なーんて話してる内に、音楽室に着いた……。


===>


「ってことですね~。あとは、三神達が知っての通りだよ~。」by南野

…………あきれるにもほどがあるだろ……。

「……お前らは、バカなのか?」

「三神に言われたくない‼」by瀬戸

「三神だけには言われたくないよ‼」by南野

「三神に言われるなんてしんがいだ‼」by佐次

「お前に言われたくねー‼」by水木

「三神には言われたくない‼」by住谷

「なんでだよ⁉ バカにバカって言って何が悪い‼ ってか、なんで全員して僕に言われたくないってゆーの⁉」

「ん~……三神の方が馬鹿だから?」by瀬戸

……なんで疑問形なんだし……。ってか、考えること中学生以下だろ、こいつら……。意味わかんねー……。

「で、この後どうする?」

 水木バカだろ。帰るに決まってんだろ。やっぱ、馬鹿だ。

「十二時過ぎか~……うちは帰るよ~‼ 宿題終わらせるために‼」by瀬戸

「あ、じゃあ私も帰る‼ 宿題終わらせて、遊びまくるために‼」by南野

「じゃあ、俺もそうしよっかな。」by水木

「ひな~。宿題終わったら写させて~。」by佐次

「あ、僕も~!」by住谷

「いーよー‼」by瀬戸

 馬鹿が二人いるんだけど……。ま、いっか。瀬戸のおかげで帰れるしさ~。……井下は、もう先に帰ったみたいだけど……。よし‼ 帰ったらそっこーでギャルゲーだ‼

「あ、そうだ三神‼ 来週の土曜日、空けておいてね‼」by瀬戸

「え? なんで⁇」

「なんでって……お前、忘れたのか? 毎年恒例の花火大会の日だぜ?」by佐次

……そうだった。毎年、皆で行ってんの忘れてた……。これは、断れないな……。

「了解。空けとくよ。ってか、元々予定ないし。入れるつもりもないよ?」

「あー、良かった~。あ、今年はさーちゃんを呼ばなきゃ‼」by瀬戸

「だね~‼ ……そうだ‼ 今年はさ、皆でどっか行こうよ‼」by南野

「どっかって、どこ行くんだよ?」by佐次

「ん~……。あ‼ 海とかは?」by瀬戸

「お‼ いいな‼ よし! 皆で行こうぜ‼」by水木

……まじか……。まぁ、こういうのもたまにはいっか。夏休みだしな~。……こうやって騒いでるあいつらを見ると中学の時の事を思い出すなぁ~。僕も、あんなんだったなぁ~……。


……今年の夏は、なんだか長く感じそうな気がした……。


  第三章 The first smmer vacation!!!【肝試し編】―完―

 みなさんお久しぶりです! 宮田咲夜です。


 さてさて、第3章が終わりました~。このあとがきを書くのは何か月ぶりだろう? 2か月くらいかな? 章ごとを話ごとの公開に変更してからあとがきを書くのは初めてだよね~。

 3章が終わり、次は第4章へと進みます! 次の4章は【花火大会編】です。こっちも、もうここまできたんだね……。Pixivの方では、『僕S シーズン1 -4.5』を制作中ですが……。なかなか完成しません……最近、どうしてもPCの前にいることが少なくなってしまって……。まぁ、がんばってます‼


 いまのところ、原案者のリリスさんはもう【文化祭編】の終了あたりまで進んでるんですよね~。《自分も頑張らなきゃ‼


 ってなわけで、次回第四章は【花火大会編】となります! お楽しみに♪

 ではでは、また第4章が完結後にまた会いましょう。それでは……




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ