第4章 The first summer vacation!!! 【花火大会編】②
第二話「終わってから気づくこと」
それから一時間半ほどが経過した。
……疲れた……。瀬戸達のテンションに付いていけねぇー……。去年まで、よく付いていけたよなぁ~……。キャラ花火からのテンションがずっと続いて、まさか……………………花火大会が終わるまであのテンションとは……。ま、楽しかったと言えば、楽しかったけどな。
今は、片付け中。……めんどい……。早く帰りたい……。
「三神。荷物持ってきて?」
「へ?あ、うん。」
……突然、瀬戸に話しかけられた……。なんだろう⁇ まだ、片付け終わってないのに……。とりあえず、自分の荷物持って……行くか……。
「三神、遅い‼」
……なんで、水木と住谷がいないんだ?
「水木と住谷は?」
「ん?あー、あの二人なら……ほっといていいよ、うん。」
「へ?」
ごめん……話の意味が全く分からないんだけど……。水木と住谷に何があったんだ⁉ すごく気になるんんですけど‼
っと考えていると、井下が答えてくれた。
「ひなちゃんを怒らせたみたいですよ? あの二人……。」
井下の言葉に追加するように南野と佐次も説明した。
「夏休み前にだけどね……。」
「バカだよな~あいつら。ひなの性格、いい加減に覚えろよ……って感じだな。」
……うん。聞かないでおこう。嫌な予感がする……。聞かない方がいいな……。
「じゃあ、帰ろー‼」
「だなー‼」
瀬戸の合図に佐次が答えて歩き出す。
……たまにはいじる方も面白いかもな……。ってか、僕がいままでやりたかった方はこっち‼ いじられるより、いじりたかったんだ‼ 特にあいつをな‼ ……今回は瀬戸に感謝だな‼ 早く帰れる~‼
にしても、人が多いな……。早く帰りたいのn
「あ――――――――⁉ ごめん‼ うち、先に行く‼」
「ふぇ? ひな⁈」
「ちょ⁈ ひな‼」
瀬戸が走りだし驚く南野と佐次。
「は――――ちゃ――――ん‼」
瀬戸が走っていった先には一人の背の小さな少女(?)がいた。そして瀬戸は、何の遠慮もなくその少女に飛びついた……。だが、その少女は普通に真顔でいた。
これを見た南野が気づいた。
「……あ、さっきの子だ……。」
「え? あの、瀬戸が女子にやっちゃいけない宣言したってゆう……?」
井下が首をかしげて質問すると、即答で佐次が答えた。
「そう、その子だよ。」
……えぇええ――――――――――――――⁉ う、嘘だろ⁉ だって普通に抱き付いてるぜ⁉ ってか、その子も、なんで普通にしてんの⁉ 何? あいつそーゆー趣味なわけ⁈ でも、これが僕の望んでいた百合だよ‼ ニヘラ~(百合って二次元以外でも実際にあるんだな……)
「小学校の頃もやっていたみたいだぜ?」
……だから、あの子は普通に接しているのか……。(真顔だけど……)
「あ、俺ここで曲がるからっ!じゃあな~‼」
「あ‼ じゃあ私もこれで‼ バイバーイ‼」
路地に入りここで各自、自宅に向かうべく分かれていく。
「うん。じゃあ、また会いましょう!」
「じゃあな~。」
佐次と南野が路地を曲がって帰った……。まぁ、僕だけ方向が違うんだけど……。
…………で……
「井下、どこまで着いてくんの?」
「変なこと言わないで下さい。変態さん。私、家こっちですよ?」
「あっそう……。」
それから十分ほど歩くと……そろそろ自宅が見えてきた。
「あ、家に着いたので私はこれで……。」
井下は自分の家に向かって小走りした。だが、井下の自宅はいつも見慣れている風景……いや、お隣さんの家だ。
「え⁉ 井下の家ここなの⁉」
「? そーですけど?」
「まさかの……お隣さん?」
「今さら、ですか……。私、変態さんの事、小さい頃から知ってますよ?」
「……僕、全然知らなかった……。」
「はぁ……。隣の人の顔と名前くらい覚えたらどーですか? それじゃあ、私はこれで。……おやすみなさい。」
「へ? あぁ……うん。おやすみ。」
「……もしかして、あの事も忘れちゃったんっですかね……。」ボソッ
「ん? 今、井下なんt……」
バタンッ
……なんか……井下、少し悲しそうな顔してた気が……。気のせい……かな? ……考えてもわかんないや。今日は、もう寝るか……。……今年の花火大会、意外と楽しかったなぁ。来年も、また来れたらいいな……。
えっと……。はい……今回はこれで終わりなのです。短いですね~(笑)
さて、約2ヵ月ぶりですかね。こんにちは~宮田咲夜です。
そして、ここで情報です。
……これで……なんと、Pixivでの公開に追いついてしまいました~(笑)
いや~。これは流石にやばいですね。これじゃあ先にすすs目無いという事案に……。現在、Pixivの最新話を急ピッチで進めているのですが完成までもうちょっとかかるかもです。そして、ここではPixivで公開(後)の公開となりますのでさらに時間がかかってしまうかもしれません。申し訳ございません!!
《次話の公開まで今しばらくお待ちください。》
今回の本編ですが、文字数がなんと!【1,734文字】です。過去最低かもしれないですね~。前回の終わり方を絶対に失敗したと思ってる今この頃です。
それじゃあ、今回はこの辺で……。できるだけ最新話を早く公開できるように善処しますのでお待ちください。《制作の詳細は、活動報告などで常時お知らせいたします。》
それでは、また5章(?)または6章でお会いしましょう。……なぜ、5章か6章かというのは公開してみればわかります(笑)