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レボリティー・レポート  作者: アルフ
新日本都編
3/55

始発点

 その昔、一つの出会いがあった。

 それは、運命だったのかもしれない。

 その出会いは、後に少年の人生を大きく変える出来事となる。


「君は柊晴人君だね?」

「おばさんだーれー?」

「」


 幼い頃の晴人に二秒でおばさん認定された彼女。

 黒い服で表情が隠れていたが、多分、引きつった笑顔だったのだろう。


「まっ、まあ! 君が柊晴人だということはわかっているの」


 彼女は、何故晴人の名前を知っていたのだろうか。

 幼い晴人は気づかない。


「何か用なの? おばさん」

「そう。私は君に大事なことを伝えるためにここにきたの……遥かな道を越えて、ね」


 まわりの雰囲気がほんの少しだが変わった。先ほどより、重い。プレッシャーという言葉がこの場を表現するのに相応しいだろう。

 この雰囲気の影響なのか、今後晴人はこのときの出来事を一日たりとも忘れることはできなくなる。


「いい? これから少し先の未来に『何か』が起こるの。そう、ちょうど三〇〇〇年に。私は君にそのことを記憶してほしかった。知らせる必要があった」

「何かって何?」

「……気になる?」


 晴人は大きく頷いた。

 何か、といった曖昧な表現では納得がいかなかったのだろう。


 しかし彼女はばつの悪そうな顔で答える。


「ごめんね。ここから先のことは詳しく話せないの」

「えー、なんだよ、教えてくれてもいいじゃん! ケチ! ババァ!」

「……じゃあね晴人君」

「いーだ、あれ?」


 晴人は舌を大きく出してあっかんベーのポーズをとっていたのだが、気が付くと一瞬でさっきまでそこにいたはずの彼女が消えていたのである。とっさに前後左右確認する晴人だったが、結局彼女を見つけることはできなかった。


「変な人だったなー」


 しかし、この出来事が晴人の人生を変えることになるということを彼はまだ知らない。

 その日は、晴人にとって穏やかな日ではなかった。


「うおおおおおおおおおおおお!! 遅刻したあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


 晴人は絶賛遅刻中だったのである。

 普段は誰にも見られないようにしている秘密の自転車も、こんな状況なのでフル活用するしかなく、人の目に入らないように使用するのは困難を極める。なので、学校近くの人通りの多い道に入ったあたりから、晴人は道行く人々から奇怪なものを見るような眼差しを受け、精神的にもキツイものがあった。


 現在時刻は一時限目が始まりだした頃。

 学校まではおよそ一キロ。

 晴人の時速は臨界点を超えた。


「三十秒で門をくぐって十秒で教室につけば……いけるッ!!!!!!」


 カッ!! と目を見開いて叫ぶ晴人。しかし、時間的にはもう手遅れ。遅刻は免れないというのに、一体何がいけるのだというのだろうか。


「うらららららららららららららららららららららららららぁい!!」


 自転車のチェーンは火花を散らし、焼き切れんばかりに悲鳴のような音を上げていた。

 文字通り爆走。隣を飛んでいた鳥を追い越した。


 しかし、いくら速度を上げようとも、晴人は異常なまでに冷静だった。


 おそらく、晴人は心のどこかで諦めていたのかもしれない。

 強大な敵が前に立ち塞がり「もうだめだぁ…おしまいだぁ」と嘆いた某戦闘民族ばりに。

 

 しかし、晴人は前へ進むことをやめない。

 止まるという選択肢は初めからなかったのだ。


 程なくして学校の自転車置き場へと到達した。到達したというよりは、突っ込んできたというほうが正しい。


「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


 自分の体などどうだっていい。晴人は全力で自転車をこいだ反動でくる猛烈な足の痛みを感じながらも、陸上選手ばりの脚力で校舎へと走った。


 このとき、晴人は世界の真実に一番近い存在だったのかもしれない。信じる心があれば、達成できないことは無い。

 晴人は信じていた。階段を駆け上がりながら、廊下を疾走しながら、

 いけるんじゃないか? そんな言葉が浮かんでくる。

 もしかしたら、間に合うんじゃないか? と、

 そして、運命の時。教室の扉に手をかける晴人。

 その先に広がっていた光景は、


















「…誰も…………いない………だと……」



 四十人ほどが勉学に励んでいるはずの教室は、害虫一匹の生き物の存在すら感じさせない寂れた空間になっていた。


 人はそれを『無人』と呼ぶ。


「……そうか……」


 晴人はとある『確信』へと辿り着いた。何もかもがゼロへと還るたった一つの答え……。

 堪えきれなくなって晴人は嗚咽を漏らす。誰もいない教室で、誰にも聞こえないよう押し殺しながら。その行為には悲しみなど負の意はなく。ただ、安堵。安心した、という意味で満たされていた。


「そうか、そうだったんだな……今日は、学校は休みだったのか……!! ああ、本当に……よかった……ッ!!」


 彼はおぼつかない足取りで自分の机に向かい、そして静かに座り体を突っ伏す。

 疲れきった体を休めるため、

 そして安らかに、深い眠りにつくため。

 その光景はまるで童話のようにさえ思えた。


「俺は……」


 旅の果ての生きつかれた、少年のように―――


                ☆


「……い、おい!」


 何だ?


「おい! 晴人!!」


 俺を、呼んでいるのか?


「起きろって! おい!」


 俺は一体。ここはどこ、私は誰?


「ったく、誰かこいつを起こしてやれ」


 そうだ、俺はさっき教室に。


「はーい、私に任せて」


 じゃあこの声は? あれ? 教室は無人だったはず。


「おっきっろっおおおお!!」


 その刹那、声の主は晴人の後頭部めがけて本の角を振り落とす。表紙にはファー○ル昆虫記と書いてあった。

 鈍い音が響き、晴人が一気に覚醒する。


「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

「うるさい!」


 もう一発ヒットした。男の共通の急所に。


「ぐふっ、てっ、てめえ、優希……それは、っ…卑怯!!」

「ふははははは! 悔しかったら仕返ししてみろ―」


 晴人に大ダメージを与えた彼女は、桂間優希。彼女を一言で表すと、天真爛漫。


「言ったな! 絶対コロス!」


 そう言うも、先程の痛みで言葉の端々が震えていた。おお、痛い痛い


「きゃーこわーい。でも、そろそろ次の授業始まっちゃうよ?」

「なんだと!」


 時計を見ると確かに休み時間はあと二分しか残っていなかった。


「くそっ! 次の授業はなんだ!?」

「現国だと思うよ」

「そうかい! ありがとうチクショー」

「どういたしまして、ハル君♪」


 キーンコーンカーンコーン

 授業の始まりを告げる鐘が鳴った。

 誰がどう見てもこの勝負は優希の勝ちだった。


「覚えてろよ、このやろう……」

「野郎じゃないもん。女の子だもーん」


 優希が小さく舌を出して晴人を挑発している時、教室のドアが開いた。現国の教師だ。

 教師が入ってきたことで、委員の人が号令をかけ、授業が始まった。


「さあ、授業をはじめマース。132ページを開けてクダサーイ」


 現国の先生は外国人のラビウスという人だ。外国人だが現国を日本人の高校生に教えるちゃんとした資格を持った先生だ。

 理由はある。晴人たち日本人が住むここは、今は日本ではなく新日本都、という一つの都市なのである。

 さらに広く考えると、東アジアはユーラシア極東国という一つの国としてなっている。

 それに留まらず、極東国は大陸一個を支配しているユーラシア大宗国(だいそうこく)という巨大な国の数ある分国の一つに過ぎないのである。

 そして、ユーラシア大宗国は日本語を公用語化している。つまり、晴人から見たらラビウス先生は外国人だが、ラビウス先生はユーラシア大宗国本土が故郷であり、結果同じ日本語を話すことができる。なので、彼が現国を教えるのは理にかなっているといえる。やや片言だが。


「で、つまりデスネー、えーっと」


 彼には言葉に詰まると代わりに生徒に続きを言わせようとする癖がある。


「あー、ハルヒトさん。つまり?」


 こんなふうに。


「(マジかよ)」


 実際、授業をまともに聞いていない晴人のような生徒には、先生の言おうとしたことなんてわからないので、無茶ぶりもいいところである。


「あーあれですね! あれはそれがこれになってああなるんですよー」


 どっ、とクラスに笑激が走る。そしてその流れで授業は先生を含めた雑談タイムになってしまった。




 現国が終わり次の授業も終わり、昼休みになった。

 晴人は早速謙太に声をかけられる。


「おーい晴人、学食行こうぜ」


 彼らは学食派でいつも一緒に食べている。晴人はいつものように快諾する。


「よっしゃ、さっさと行こうぜ。俺、もう腹ペコペコだぜ~」




 学食――

 雑談しながら箸を進めていると、謙太は思い出したかのように今朝のことを晴人に聞いてきた。


「そういえば、お前今日何で遅刻したんだよ。今までそんなこと無かったのに」

「ああ、あれには深いわけが、あったっけ?」

「なんだよ、曖昧な反応だな」

「いや、まああれはな」


 話は朝に遡る。


                ☆



 いつも通りの朝、になればよかったのだが、それは叶わない相談だ。

 姉によって晴人の日常は少しずつずれていく。


「ねえちゃん朝だぞ、起きろ!」

「うーん、あと少しだけぇ」

「まったく、しょうがない姉だ」


 晴人の朝は早い。

 自分だけでなく、姉の世話もしないといけないからである。


「先に飯食ってるからな」

「」


 返事がない、どうやら本当に眠たいのだろう。そう思った晴人は静かに姉の部屋を出た。


「後で起こせばいいか」


 しかし、そこで姉を起こさなかったことで晴人は後で後悔することになる。




 十分後。


「まだ起きてねえのか、こいつは」


 完全に爆睡モードの姉。

 さすがの晴人も怒って布団を取り上げようとしたのだが、


「ちょっ」


 寝ているはずの姉の脚が晴人を押さえつけ、そのまま晴人をベッドの角に叩き付けた。


「ガハッ!」


 晴人は小さなうめき声をあげた直後、沈黙する。

 やがて静けさを取り戻した姉の部屋には、眠っている晴人姉のいびきしか聞こえなくなった。



「ふぁああ。よく寝たー」


 しばらくして、やっと起きる晴人。周囲を見渡し、一つの疑問が生まれる。


「何で俺こんなところで寝てたんだ?」


 目が覚めたら姉の部屋で眠っていた。本人はいない。

 状況がつかめない晴人は、とりあえず一階へ降りることにした。

 一階には姉がいた。またゲームをしている。


「おお晴人、起きたか~。早く学校に行かなくていいの?」

「!」


 その一言で気絶したことを思い出した。

 とっさに時計を見る晴人。

 時計は普段の朝では見慣れない時間を指していた。なぜなら、その時間には晴人はすでに家を出ている時間だからである。

 晴人は普段は学校に行くとき、余裕を持って家を出ているのだが、時計の針はいつも家を出る時間から軽く四十分ぐらい過ぎていた。


「ねえちゃん、今って何時?」


 思わず声が裏返ってしまう。


「ハァ? 見てわかんないの? 八時半よ! 八時半」

「……ふう」


 その言葉を聞いて晴人はやっと現実を受け入れる覚悟ができた。




 ――ああ、俺は遅刻してしまうのだ、と。


「あ、ああ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


 それからの光景はすさまじかったと姉は語る。


「ええ、そうなんですよハイ。突然叫んだと思ったらもういなくなっていたんです。ハイ、そうです。異常でした。一体どうしたんでしょうねぇ」

 

                ☆


「大変だったんだな、お前」

「うるせえよ。どうせ本心じゃそんなこと欠片も思っちゃいないだろうが」

「ハハハ、ばれた? 当然だ。楽しかったらなんでもいい!!」


 風見謙太という男は面白さ第一の人間だ。きっと今日の出来事も謙太的には晴人が面白いことをやってくれた、楽しい。くらいにしか思っていないのだろう。


「お前はいいよな、短絡思考で」

「何が?」

「なんでもない。ちょっと単細胞生物って言いたくなっただけだ、悪気はない。ごちそうさまでした!」

「それさっきよりひどくない!?」

 

 昼休みの晴人の教室では晴人の幼馴染である高宮秋奈らが雑談していた。


「ねえ知ってる? 昨日の停電事件」


 一人の豆芝系質問女子が問いかけた。


「あー私それ知ってる。住宅街のほとんどが一斉になったやつ」

「そうそう。テレビ見てたら急に部屋の中真っ暗だもん」

「だねー、焦ったわ―」

「えーいいなぁ、あたしも停電してほしかった」

「秋奈の家は停電しなかったの?」

「そうだよ、あたしの家はあみんなの家がある住宅街からすこし離れたとこにあるし」

「なにそれ初耳~」


 そこで晴人がドアを開けて教室に入ってきた。それに気が付いた秋奈は晴人に呼びかける。


「あっ、晴人! ジュース買ってきてくれたー? ありがとう気が利いてるじゃない」


 晴人の手にはキューのオレンジがあった。


「はあ? これは俺の分だ。貴様の分は無い」

「ハァ!? さっき買ってきてねって言ったじゃん!!」

「聞いてねーよそんなこと!」

「……細かいことは気にしない!」


 当然、秋奈は一言も晴人にそんなことを頼んでなどいない。

 秋奈は晴人の尤もな言葉に、たまらず目を逸らした。

 晴人はそんな秋奈を見て余裕の表情になった。


「フッ、詰めが甘いな。メールでもしておけばその嘘も通用したというのになぁ」

「詰めが甘いのはどっちかしら…ねッ!」


 言うや否や晴人からキューを奪い取る秋奈。そのまま一気に飲み干した。


「あぁ! 俺のキューが!」

「はい、返すわ」


 秋奈は空になったペットボトルを差し出した。

「いらんわ! ボケ!(ちくしょーしてやられた。反撃に出たいが、何かいい手はないか)」


 その時、晴人はガヤの女子たちの小言を偶然耳にした。

 秋奈に反撃するのにはちょうどいいだろう。


「……ひとついいか、秋奈」


 急におとなしくなった晴人に秋奈は即座にヤバい、と思った。

 彼女は知っていた。晴人は時々急に静かになるのだ、今みたいに。

 その多くは不利な状況の時になることが多かった。今みたいに、

 秋奈の額には一筋の汗が見えた。


「…何よ……」


 来る! 秋奈は覚悟を決め、晴人が重い口を開いた。




「……お前さ、案外間接キッスとか気にしないのな」




 秋奈はまさにポカンとした表情になった。。

 裏でその話をしていた女子もうれしいような焦っているような顔をして驚いた。

 勝ちほこった様子の晴人。


「どうした秋奈。急に恥ずかしくなったか? お?」

「ざっけんな」

「へ?」


 秋奈は、わなわなと震えていた。

 彼女は顔を伏せながら、そして怒気を込めてつぶやいた。


「ざっけんじゃないわよ」


 スタッ、スタッとゆっくり歩きながら、


「デリカシーの欠片もない男ね、あんた」


 少しずつ、顔を紅くしながら、


「待て! 済まなかった! 話せばわかる落ち着け!!」


 その歩調は変わらず。


「わかった! 今度パフェ奢るから! 許してくれーッ!!」


 ついに晴人の目の前までたどり着いた。


「晴人……何か言い残すことは?」

「調子に乗りました、だが後悔はしていません」


 何故かすまし顔に戻る晴人。諦めの境地の顔とも言う。


「そう」

「!!?」


 刹那、晴人の目に見えたのは。



 ―――メリケンサック。



「ならば、くたばれええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

「ぐふっ」


 空中で五回転しながら吹き飛ぶ晴人の姿は、まるで絵画のようだったと目撃者は語った。


                ☆


 まだ昼間だというのにまったく人気のない旧ネオン街。

 そこのとある一角での出来事。


「どうだ、計画は成功したか?」


 比較的小柄な若者が質問をした。


「はい、いまのところ完璧です。それに」

「何だ?」

「いえ……何でもありません」


 若者ははぐらかされた言葉の続きが気になったが、無理やり聞き出すこともないだろうと判断した。


「フン……まあ、お前は完璧に何一つミスがないように計画を遂行すればいい。お前がミスしたら俺が面倒だからな」

「わかってますよ。この程度のことは傭兵時代の頃に比べたら屁でもないですよ」

「ずいぶんな自信だな。それが仇とならないといいな」

「はい、ご心配ありがとうございます」

「勘違いするなよ、俺が案じているのは計画のことであってお前の身ではないからな」

「わかっております」

「なら、次は計画完了時刻にお前を回収しに来る」

「はっ」


 返事をした次の瞬間には彼はいなくなっていた。


「チッ、なんだァさっきのアレ。勘違いするな、とか。ツンデレかってんだ!」


 怒りをこらえながら上司に対する愚痴をこぼす。不満タラタラである。


「まあいい。俺には野望があるんでな。ここでアイツをぶっ殺せば俺が一気に最強の座に就ける。もうすぐ、もうすぐだ!!」


 今の今まで怒っていたのが嘘のように大笑いをした。彼の体格に非常に似合った野太い大笑いだった。


「さぁーて、時間までどう暇をつぶそうか」


 大男はそうつぶやきながら無人のハピネス通りへと消えていった。

どうも不審な二人組の登場で、物語は本筋へと紡がれていく……。



次回『SADAKO-戦慄のお肉スペシャル!-』

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