第1話 悠也と出会うまで
―中学2年―
「あぁ-、男欲しいなあ。綾、いい人おらん??」
「えぇ-。将とかわ??」
綾とは、小6からの仲。将は、綾の元カレ。
「でも、元カレじゃん!!」
「べつに、もう別れたんだし、いいじゃん。」
「嫌なら、他探しなよ」
まぁ…べつに、別れたんだし。いっか!!
「綾、将の番号教えて!!」
その夜、私は、軽い気持ちで将に電話した。
♪プルルル♪
「誰?」
「純やけど…」
「どうしたん??」
「前からすきやってん。だから、つきあってほしいねん。」
「うん。いいで!!」
なんか、あっとゆう間。それから、将とは連絡も取らず、カレカノらしい事もせず、3週間で終わった。
そして、一周間後、また違う彼氏ができる。
悠哉と出会うまで、11人の人と付き合った。
本気じゃない人とも付き合った。
中には、本気の人もいた。
でもたいていは、1ヶ月で終わる。
男がいないってゆうことが私の中では、あり得ない事だった。
中学2年の時、違う学校の政に出会った。
けっこう、本気だった。
政と居るとき素直になれた。優しくくなれた。
政は、大人っぽく、静かな人だけど、私は、そこが好きだった。
ある日、親に凄く怒られた時があった。
理由は帰るのが遅かっただけ。
それでも、親は心配して、探しててくれてた。
こっぴどく怒られ、いつものように外出禁止。
普通だったら、みんな無視するかもしれない。
でも、そんな事したら殴られる。だから、守るようにしてた。
とにかく、政にゆわなくちゃ。
携帯をもち、電話を掛ける。
♪プルルル♪
「もし?」
「政あ、純、外禁なってもたぁ…」
「は?なんで?」
怒ってる…
「帰るのが遅かったから…」
「いつ直るん?」
「わかんない。」
はあ…なんでこんなことになるんだろう。
もっと早く帰っとけば良かった。
「ごめん。だから外禁直るまで、会えない。」
「そっか。でも、俺直るまでまっとくわな!!これからは、ちゃんと帰るんやで!!」
え…まっててくれるんだ。
政の以外な反応に私は、ビックリしてた。
でも、凄く嬉しかった。
政と付き合えて良かった。ってこの時初めて思えたんだ。
「ありがとう!!!」
「当たり前だろ!!?」
「うん!!」
少し照れながら私は答えた。
「じゃあ、切るな!!」
「わかった!!バイバイ!!」
それから、政と連絡もとらず、3週間が過ぎた。
その頃になると、私の外禁もなくなった。
政に会える!!!
頭の中は、政に会える嬉しさでいっぱいだった。
とにかく、政に外禁がなくなった事を伝えなきゃ!!
なんだかワクワクしてきた!!
だって、話すのも3週間ぶりだから。
急いで携帯をてにとり、電話を掛けた。
♪プルルル♪
ツーツー…
??
え?
もういっかい掛けてみる。
♪プルルル♪
お客様のおかけになった電話番号は…
電源きってる??
さっき、かかったよね?
わざと?
頭ん中が混乱しはじめた。
30分後もういっかい掛けてみた。
♪プルルル♪
つながった!!!
auお留守番サービスに…
でない。
意味わかんないよ。
頭ん中真っ白で気がついたら、綾に電話してた。
「じゅん??どうしたの??」
心配そうに言う、綾の声が聞こえた。
「綾?政に電話出ろってゆってほしい。」
綾と、政は以前からの友達だ。綾のおかげで、私と政は出会えた。
「なんで?アイツ出ないの??」
「うん。電話切るし、電源切るし、出ないし。」
「そっか…、いちようアイツに純に電話しろ!!ってゆっとくね!!」
「わかった。ありがとう。」
そういって電話を切った。
2・3分もたたない内に私の携帯がなった。
♪プルルル♪
政だ。
「はい。」
なんだか冷たい言い方になった。
「ごめん。電話でれんくて。」
「なにしてたん?」
「親おったから…」
政の家は、厳しく、恋愛すらも、今の私達の年代では早すぎるといっている。
だから、政の親には、内緒で付き合っていた。
「そっか!!」
政の言い訳に私は納得。
なんだか安心した。
「純、外禁直ったで!!」
「まじで?やったやん!!」
「うん!!」
「じゃあ、遊ぼうかあ!!日曜日あいてるか??」
「あいてるよ!!」
「じゃあ、遊ぼっか!!」
「うん!!」
日曜日会う約束をして、電話を切った。
やったあ━━━━━━♪
3週間ぶりに、政に会える!
ほんと楽しみ!!
まじ、頭いかれるくらい、うれしくて胸がドキドキしてた。
次の日の朝。
今日は土曜日。私の携帯がなった。
♪プルルル♪
綾だ。
「ん〜?」
「じゅ〜んちゃん♪オハヨウ!!」
相変わらずテンションが高い。今何時だと、おもってんだよ。
「おはよぉ。」
「今日なにしてんのぉ??」
「なんにもしてない。」
「なら遊ぼうよお!!」
「うん、いいよぉ。でも今眠いから昼からにして。」
「わかった!!」
そういって綾は、電話を切った。
そして、私は深い眠りについた。
♪プルルル♪
「……ん〜誰だよぉ」
見ると綾の文字が。
綾じゃん!!!
ってもう昼じゃん!!!
急いで電話にでる。
「もし?」
「今何時だとおもってんだよ。」
怒ってるぅ〜
「はい。すいません。」
冗談混じりで答えた。
すると、綾も。
「君、ちゃんとしてくれないかね?会社首にしちゃうぞ?」
「ごめんちゃい。とりあえず、家入って!!」
「はああい♪」
ドアが開く音がした。
「おはよぉ!!」
「よ!!」
「てか、いつまでねてんだよ!!」
「ごめん!!昨日夜更かししてさぁ。」
昨日の夜、なんか嬉しすぎて、寝れなかったんだ。
「あっそうだ!!」
思いだしたように、私は言った。
「あれから、政から電話あったよ!!」
「そっか!!よかった!!」
「うん!!それで、でなかったのは、親がいたから。でも明日遊ぶ約束しちゃった♪」
「よかったねぇ♪あんた、本当嬉しそうだ♪」
「うん♪」
その時
♪プルルル♪
私の携帯が鳴った。
政だ!!!
急に、どうしんだろう。
「もし??」
「純?」
いつもと、違う政。
「どうしたの?」
「俺、考えた。俺等、別れないか?」
は?
急に?
意味わかんない。
涙が溢れてくる。
「なんで?」
「だって俺等、学校違うし、あんまり会えないだろ?」
「これから、会えるようにしたらいいやん?」
「いや、それわ無理。」
なんで?やっぱり、会えなかったから?本当に好きだったら、3週間会えない位でさめないよね?
本当じゃ、なかったんだ。
「やだよ。」
「ごめん。」
きっと、好きだったのは、私だけだったのかもしれない。
「うん。分かったよ。もう、いいよ。ばいばい」
「…ばいばい」
電話を切った。
私は、その場で泣き崩れた。
その時、綾が抱き締めて、こう言った。
「大丈夫だよ、純を本当に愛してくれる人、絶対いるから。純にあった人、また見付かるって。辛いかもしれないけど、何事にも、経験が大事だよ。」
うん。
そうだよね。
いつか、本当に愛してくれる人、見付かるよね。
きっと見付かるよね。
私は、それからあんまり人を本気に好きにならない。って決めた。
だって別れる時辛いから。
人には、絶対、別れがあるんだ。
だから、信じちゃだめなんだ。




