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泡姫  作者: ネンブツダイ
第1章
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面白い・・?

時計の鐘の音が長い沈黙を破った。

先に言葉を発したのは彼女だった。


「びっくりしましたね。時計の音。」



僕は一瞬戸惑ったが、すぐに言葉を返した。



「あ、はい。びっくりしましたね。」



彼女は急に笑い始めた。



「うっ ふふふふっ」



「どうか・・しましたか?」



「あっ、すみません。なんか面白いなぁって」



「え、面白い・・」



何が面白いんだろう・・ この状況がかな。



「あぁ、そうですね。いいタイミングで音がなりましたね。」



「ふふふっ それも、そうなんですけど、あなたの反応が面白かったです。」



僕はドキッとした。女性に面白いと言われたことなんか今まで一度もなかったから。



「あ、・・ありがとうございます。」



「あははは あっ ごめんなさい お客様に対して失礼ですよね。」



「いえいえ、全くそんなことは。」



「ふふ。あっ、どうぞ中へ」



「あ、はい。」



彼女の案内され、部屋の中に入った。

結構広めの部屋で、中はベッドのある部屋とシャワーのある部屋の2つに別れていた。

明るさの加減がぼんやりと薄暗い感じで、何となくHなムードが漂っていた。



そうだ。これから・・するんだ。

どうしよう。



「上着掛けますね。」



「あ、すみません。ありがとうございます。」



また、彼女は微笑んでいる。



「あの、礼儀正しいですね。」



「え、あぁ そうですかね・・」



「はい、とっても。」



僕と彼女は2人でベッドに腰かけた。

彼女の容姿、声、しゃべり方、性格。

何だか、懐かしい。どこかで会ったことがある人なんだろうか。


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