表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
泡姫  作者: ネンブツダイ
第2章
38/44

これは現実!?






背が高くてすらっとした体型、爽やかな雰囲気、やさしい笑顔。




間違いないっ!!




あの人だ。




どうしよう!!




どうすればいいの? 何を話せばいいの? 




私は頭の中が真っ白になり、パニックになった。




体が震えて、何も考えれない。




・・・・



・・・・




突然、壁に掛けてある古い時計が11時の鐘を鳴らした。



はっ、まずい。



ちゃんと接客しなきゃ。



「あっ、すみませんっ。その、あの、こんばんは えっと・・」




彼を部屋に案内する間、恐ろしいほどの緊張に襲われた。



この後、部屋に入ったら、その・・そういうこと・・するの!!? 



彼と!?



無理っ。私髪ぐちゃぐちゃだし、化粧も落ちてるし、絶対、今可愛くない。




嫌われたらどうしようっ



私は部屋に入るなり、彼にこう言った。




「あの、本当にごめんなさいっ。ちょっと時間をもらってもいいですか。髪もぐちゃぐちゃだし、化粧も落ちてるから、、直させてください。」




私はトイレに走った。




髪を整え、化粧を直した。




落ち着かなきゃ。彼に精一杯の癒しをプレゼントしなきゃ。




ああぁ~~っ  もうっ。 これは現実!!?




今、部屋で私を待ってるのは本当に彼なの?




信じられない。




どうして彼は来てくれたの!?




深呼吸。深呼吸。




まずい。そろそろ行かなきゃ。彼が待ってる。




私は髪を手で押さえながら、彼のもとに走った。




「はぁ、はぁ、はぁ・・・ホントごめんなさい。」




「いえ、大丈夫ですよ。」




彼は優しく微笑んだ。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ