JK は ようじょ をひろった!
「あ、あの……その……」
あ、いけない、幼女心配してるじゃないの、ま、まあここはね、大人らしく優しく接してあげないと……
「だ、だいじょぶですか……?」
あ、ダメだこれ。目合わせたら死ぬわ。perfectな上目遣いだ……この幼女、やりおる。————って、違う違う、ちゃんとした大人の対応を———
「あ、いや、その……うち来る?」
あ、終わった。
「は、はい、行きます!」
終わってな——い? いや、それより幼女を家に連れ込む? これって……
犯、罪……?
いや、待て。この幼女は私の家に来ると言った。
そして周りに親らしき人物もいないし、なんだかちょっと疲れてそうな感じもする。つまり私は幼女を保護しているだけなんだ。(早口)
偉い人も言ったじゃないか。『幼女を愛せよ』と。
さぁて、じゃあ急いで幼女を家に連れて帰らないと。
私は急いで幼女を連れて帰った。
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——自宅にて
私は今、自分の部屋で幼女と向き合っています。言葉にするとシンプルだが、かなりやばいこの状況。
どうしよう(困惑)
友達すら家に入れたことがないのに、初対面の幼女を自分の部屋に連れ込むなんて、まず普通に生きてたらこんなイベントは発生しないだろう。
「え、えーっと……お名前は?」
まずは情報を手に入れなければならない。幼女幼女と呼び続けるのも失礼だろう。いや、別に直接は言ってないんだけどさ。
「なまえ……わたしのなまえは、『くぅな』っていいます……!」
ほんほん、なるほど、『くぅな』ね? くぅな、くうな……空那とか書くのかな? 幼女は名前まで可愛いのかよ、最高だな。
「なるほど、くうなちゃんか、お姉ちゃんはね、綾芽って言うの。あ、や、め。分かる?」
「あやめ、おねえちゃん?」
あかん。死ぬわ。もう死んでいい。今この幸せを噛み締めて死にたい。こんな可愛い妹に癒されたいだけの人生でした。
「そ、そう! 私のことはあやめお姉ちゃんって呼ぶのよ、分かった?」
「わ、わかりました!」
素直〜!可愛いわ。よく見ると目も金色っぽくてまじで天使じゃん。もうこの幼女さえいれば世界は平和になるのでは?
「それで、あなたの親は……?」
「わたしのおや……いません」
え、? 親がいない? もしかして、触れちゃいけない話題に触れちゃったかな……
「あ、ちがいます! 別に……わたしがうまれたときからいなかったので……」
ん?生まれた時からいなかった?
「じゃあ、あなたはどうやって生まれてきたの?」
「おねえちゃんからです」
え、私幼女産んだの?




