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第二話

平原を愛車でひたすら進む


つか…


宛はないから海沿いにな


人がいるならどこかに漁師町くらいあるだろ…


問題は言葉が通じるかだが…




結論として


ここは日本ではないと判断


決め手は行けども行けども果てが見えないこの平原


すでに30kmは走ってるのにな…


って事で…


アフリカであろうと想定して移動中


どうやって車ごとアフリカに移動したのかはとりあえず置いとこう


因みに娘は助手席でプリ○ュアを熱唱中…


何も分かってないからなのか


単に図太いのか


判断に悩むが…


いつもと変わらない娘の姿に癒され


勇気付けられ


冷静になれた


コイツがいなかったらどうなっていた事か…




「父さんのどかわいた~」


愛が飲み物をくれと要求してきた


因みに『まなみ』と読む


4歳ながら聡い子で時折ドキッとさせられる事を言う娘だ


「ハイハイ…溢すなよ?」


片手でペットボトルのフタを開けて愛に渡してやる


「もぅ~ハイは一回でしょ~?」


愛の言葉に笑ってハイと言っておく




それにしても…


どこまで走っても町らしきものが見えない…


方向間違えたか?


愛は助手席で寝てしまってる…




さらに一時間走ると断崖に突き当たった




洞窟があるな…


何もいなけりゃいいが…


車を近づけて何度かクラクションを鳴らしてみた


何かいたら出てくるだろ…




30分経過…




反応なし


何もいないみたいだな…


ここで昼飯にするか…




愛を起こして昼飯に取りかかる


って言ってもパンと果物を食べる程度だが…




そう言えばフライパンとガスコンロがあったな…


あとウィンナーも…




炒めてパンにはさんで食べてると何かが呼ぶ声が聞こえた


空耳かとも思ったが…


どうやら愛にも聞こえたらしい…




聞いた事もない言葉だが…


何となく助けを呼んでいる感じだ


雰囲気で切実なのが何となく分かる


奥から呼んでいるらしい


何かがエサを呼び寄せるワナの可能性もあるが…


不思議と危機感は感じない


愛も同じようだ


コイツは幼いわりに危険を察知する感覚が鋭いから


多分大丈夫だろ…




懐中電灯を手に奥へ進んでみると…


急にメチャクチャ開けた場所に出た


そしてそこには…




キング○ドラがいた…




何でキング○ドラ?

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