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◆エッセイ◆

【大遅刻!】文学フリマ京都行ったよエッセイ。 

作者: ナユタ


 えー……同じお祭りに参加しておられた方々のエッセイなどで、もう結構前に賑わったであろうところに、今さら過ぎる出遅れエッセイを投下していきたいなと思います。


 今回のお題は初出店、文学フリマ京都! 本当に今さらだな……。


 今年の一月十四日に終わったけど、エッセイにしたいしたいと思いつつ、体調不良でダラダラと日にちが過ぎてしまったので、すっかり新鮮さが失われてしまいましたが、それでも「まぁ読んでやらなくもない」という読者様がおられましたら幸いです。


 文学フリマ自体はこれまでに二回ほど、なろう作家さんのチャーコさんとみずがめさんに誘って頂いて、文学フリマ大阪に出店していたのですが、今回は初めて絵本担当の叔母と一緒に二人だけで初チャレンジしました。


 結果としてTwitterで告知をしたわけでもないし、何か精力的に宣伝出来たわけでもないという完全にノープラン、叔母と姪での物見遊山気分だったため、持っていった本は二冊しか売れませんでした。でも楽しかったです!


 とはいえ当日は私の方がインフルエンザ後の体調不良を引きずって、このご時世に咳をしまくるという他の出店者様達にとって怖い存在になっていたので、会場内は叔母が楽しんで来てくれました。姉である母が去年亡くなってから元気がなかったので良かったです。


 実は叔母はいつも大阪ではあんまり出てこないレアキャラ。若い子(チャーコさん達)に長時間混ざるの恥ずかしいからという理由ですが、本当はこの文学フリマというお祭りをとても楽しみにしていました。本業はお菓子のパッケージデザインのイラストレーターです。


 どれくらい楽しみにしていたかと言うと、以前から「設営やってみたい!!」と言っていたので任せてみたらこんな感じで、私より上手いんじゃない……? 的な仕上がりになりました。今度出店する時は棚が欲しいとか言ってて震える。


 本人曰く「失われし若かった頃の文化祭の記憶」とか、あったのかなかったのか分からん記憶を呼び起こしてました。どっちよ。


    挿絵(By みてみん)


 ちなみに書籍のポスターとかおまけの栞を作って(描いて)くれてるのも叔母。あ、うっかりしてました。うちは絵を描く叔母と文書をかく姪の合計百歳超えコンビとなっております。敷布の表面に張ってあるウサギのイラストも叔母作。


    挿絵(By みてみん)


 こっちの絵本の絵は叔母、お話は姪の私ですね。


    挿絵(By みてみん)


 叔母、楽しみすぎてこの本を出すためにわざわざ和綴じを習得しました。見た目の割にかなりしっかりした厚紙で外のガワを作ってあるので結構本格的。手先が器用な人です。ただし写真は下手。ぶれまくりのこれは叔母撮影。


 ――と、本筋からずれましたね。

 

 叔母自慢はここまでにして、肝心の京都の文学フリマの雰囲気を少し。


 京都の文学フリマの会場は大阪よりも広かったのですが、如何せんやや設備は古め。そのかわり搬入作業は超がつくほど楽でした。大荷物のサークルさんが多かったかな。あとはSNSで繋がっている作家さんが多かったかも。なのでサークル参加もそんな風。


 幻想的な世界観の説明が載った画集、ファンタジー、現代恋愛、SF、詩集、歴史考察書、ゲームブックなどなど、目白押し。特に個人的に興味を惹かれたのは、旅行がお好きな出店者さんの作られていた〝リアルな世界街歩きゲームブック〟みたいなの。


 出店者さんの旅した海外の街をイラスト付のマップと、カード、ダイスを使って追体験旅行をするというものでした。めちゃくちゃお話したかったけど、咳が凄くて自主的に近寄れなかったのが残念。


 そして京都在住の商業作家さんがいらしたのか、かなりな行列が出来ているところが! たぶん商業作家さん達のサークルだったのだと思います。開場直後からどんどん行列が長くなってドキドキしました。熱気ぃ!


 他にも個人の出版社、最近流行りの一人出版社というあれです。あのブースもちらほら。どこも特色を打ち出していて、お話を聞いても楽しそうでした。小説同人誌作家さんに貸すワーキングスペースの広告とかもありましたよ。京都らしくお洒落。


 あとは何と言っても着物の参加者の数。これは京都の文学フリマの特色の最たるものだったんじゃないかと思います。協力してくれる呉服屋さん? があるらしく、予約しておけば着付けしてくれるらしいです。男性も女性も文豪ちっくで楽しそうでした。


 ――ただ、水を差したいわけではないんですが、この会館女子のお手洗いは和式です。全部がそうなのかは分かりませんが、私のいたところの近くのお手洗いは全部そうでした。着物を着慣れていないと難易度がかなり高そうなので、そこはご注意ポイント。


 それと自販機も少なくて、コンビニも周囲にはなかった……いや、うん、うろ覚えだけどなかったような気がする???


 交通もバスとタクシーがないとなかなか不便な場所なので当日は時間に余裕を持って、大きな荷物は全部会場に送っておいた方が無難かなと思いました。でもね、その辺にあるお店がみんなかなり魅力があるの。特にカフェと雑貨屋。女性は帰りしなとかに寄っても楽しいだろうから、本を購入するのとは別に軍資金を持っていった方が良いよ。


 ――と、後半ただの観光案内やないかい、とはなりましたが、大阪との違いがかなりあって面白い結果となりました。私は大阪の駅近さと大きい本屋の入っているビルがすぐそこ、地元という気楽さから今後の主戦場はあっちかな。


 とはいえどっちの文学フリマも楽しい空間には違いなかったので、興味のある方はお客さんでも出店者さんでも是非行ってみて下さいませ! それでは以上! またね!!

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― 新着の感想 ―
とても素敵な本ですね。文章は見えませんが、イラストがきれいで雰囲気も素敵。自分がいたら買いそうです。
[良い点] 文フリ京都お疲れ様でしたー! 着物の人が多いのは良いですね。なんだか雰囲気もまた違った感じになって楽しそうです。文フリごとの特色があるんだなって思うと、いつかはすべての文フリに参加したくな…
[良い点] 文フリ京都お疲れ様でした! 設営の写真を拝見するととてもセンスが良くて、叔母さまの意気込みが伝わってきました。 私たちがいるときでも、叔母さまに遠慮なくおいでいただければ嬉しいです! 若い…
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