第一章第二話:狛犬
作者より「物語本編とは全く関係なくてすみません」
本文2,963文字
俺を含めた討伐メンバーは影山、山本、青山の4人の少数メンバーだった。
宮下の説明によると、 I市でやたらでかい狛犬が出没しており、行方不明者も多数いるらしいそのために俺たちが偵察、そして狛犬の破壊であった。
午前3時ごろに石を削ったような音が聞こえるという情報だったので、午前3時頃にI市についた。そして着いて宮下が帰った瞬間に石を削る音が響いてきた。
その瞬間狛犬サイズは想像の100倍、大体体長30メートルくらいだ。本当に破壊できるのかと思ったら、影山の背後から黒い人間が三体出てきた。
これが、影山の能力『影人間』。名前のとおり影から個々特殊な陰の人間を出す能力。さらに山本が持って来ていた鎖鎌の長さがさっきよりだいぶ伸びている。これが山本の能力『武器拡張』持った武器の射程を10倍に伸ばす能力。
そうこうしている間に狛犬が、地震が起こったのかと思うくらいの咆哮を放った。5秒くらい固まってしまった。
すると青山が、「これが威圧だ覚えておけ。ランクは魍くらいかな?」といい日本刀を出した、青山の能力は『武心体』、武器を自分の体の一部、それこそ手足のように扱える能力だ。
顔が一瞬光ったか?と思ったが気のせいか。
するといきなり影人間が攻撃をし始め、影山が手を底が無い器みたいにして言った。『鎌鼬』と。するとそこから小さい竜巻みたいなものが出てきて狛犬の顔に直撃した。
『鎌鼬』は誰にでも使える初歩魔術みたいなもので、小さい竜巻を呼び起こすらしい。これは他の仲間の能力と同じ時に、青山に教えてもらった。
すると狛犬の顔に一瞬ヒビが出たが、すぐ修復したかと思ったら山本の鎖鎌がクリーンヒットしたと同時に青山が鞘を抜き、狛犬の足が切れた。見切れない、さすが魎。
俺はそこにただひたすらに、殴りつけた。なぜかと言うと俺は契約した時点で、悪魔や妖怪にすごいダメージを与えられるようになったからである。
その後に青山に貰ったクナイを数本脚に当たる。その時に、脚を動かし、地面に亀裂を作り穴に落とそうとしたが、やはりベテラン底を高くジャンプし、避け切った俺は悪魔の力を使い、翼を生やして逃げた。
狛犬はもう一度吠えた今度はさっきより大きく吠えた。雷鳴みたいだ。
しかしそれに怯まず3人が、畳み掛けたと思いきや最後の雄叫びかえげつない声量で吠え切ったと思いきやいきなり地面から提灯が生えて来たと同時に、通常サイズの狛犬がこれほどまでかと言うくらいまで出てきたり、骸骨人間が出てきた。
「クソッ!三回吠えていたか!早く分解すべきだった」
誰かが吐き捨てる。
骸骨は俺と影山、ミニ狛犬は青山と山本が担当することになった。
影山は使える力全てを使い、影人間を大量に出した。その数、なんと150体。俺は自作の、改造銃を撃って撃って撃ちまくったり、殴りまくった。
気づいたら、影山は倒れ、影人間は残り30体程度になっていてそのそばには骨の山がてんこ盛りになっていた。
いつの間にか、ルシファーが出てきて喰っていた。
みるみるうちに山が小山になり、最終的には塵一つ残らなかった。
ミニ狛犬の岩が急に光りだし、崩れかけていたデカイ狛犬も光り始め合体したと思ったら、さっきの3倍のサイズくらいになってしまった。
さっきみたいな咆哮もなしに、空が黒くなり、雷が八つ落ちてきた。
俺たちはなんとか避けた。他の家には直撃していたが幸い住民は誰一人起きなかった。
その後に口からえげつないレベルの炎が撃たれまくり、炎が掠ったが、燃え移ることはなかった。
「こんなことあったか?」
青山が二人に聞いたがどちらも「前例は無かった」と言った瞬間に、台風並みの風が起こった。
二人は一瞬を見極め避け切った。
それにしてもどう勝つんだ・・・と思った瞬間どこから持って来たのか青山が点火前の自作火炎瓶を持ち出して、狛犬が炎を出した時に一瞬避けて少し点火させて狛犬に投げつけた。
もちろん狛犬は爆破したが、半分効いていなかったしかもそのダメージを魔術に変えたらしく雷が25本連続で俺たちに向かって落ちて来た。俺は翼で空を飛び逃げ切ったが他はどうなっただろう。青山は武器で雷を破壊し、山本は武器で周りをガードして、影山は影人間で塞いでいた。良かったと思ったが、まだ安心できない、なぜならダメージを魔力に変えて攻撃力に変わるからだ。
こんなものどうしようもないじゃないか、いや待てさっき火炎瓶は顔面直撃をしたがさっきの脚は衝撃を魔力に変えなかった・・・否、魔法攻撃をしようともしなかったじゃないか。まさか毎回攻撃を行っても魔力に変えられない、弱点が毎回変わるのではないか。
これを伝えようとした瞬間、一斉に腕を攻撃し始めたが、全然効かずに眩しく光った瞬間、光の剣がこっちに向かってきたと思ったらプラスに雷が50本連続発射された。
なんとかなるのか、翼を広げ避けている最中に何か背中が光ったと思ったらすぐ消え10秒後には、うなじ部分が光った。
やはり俺の予想は当たっていた。
俺はその予想を大声で3人に伝えた。
「弱点は、毎回10秒くらいで変わる。その弱点は毎回光ためそこの部分に攻撃を行うと魔力変換されないぞ!」
と叫んだ。
青山が何かつぶやいた。
多分「やはりか」だろうと思ったら「全員光った部分は攻撃すると多分そこに10秒止まる」だった。
そこまで読んでいたのか。俺は尊敬の気持ちを思いつつ足が光ったのを確認して、殴った。
「そこだ」
山本が指を差しながら言う。
影山が『鎌鼬』を当てた後山本が鎖鎌度当てて、そこに青山が火炎瓶とさっき放たれた光る剣を持っていた。
さすが武心体と俺は感心しつつ、クナイと改造銃と拳で追撃する。
最後に俺たちで脚を切り取った。
その後に弱点が後ろ左脚に移ったと感じた時には崩れ去っていた。
そのあとは前右脚が移ったとかんじた崩壊し、前左脚に移ったと思ったらまた崩れ去った。
例えるならダルマ状態になった狛犬に俺達はえげつないほど攻撃を加えまくった。
どうやったて、まず青山がそんなに大量に持ってきたの・・・と引くくらい火炎瓶を持って来ており、大量に狛犬にぶつけた後に、山本が今持って来れる武器という武器を持ってきており武器の性能を試していた、その一方影山は影人間の個々能力のテストを狛犬の反対側でやっていた。
さすが先輩エクソシストたちやることがえげつないなーと思ったら、
いつの間にか、ルシファーが出ていてめっちゃ喰ってた。喰って喰って食いまくった。
最後には「そこにさっきまでものすごくデカイ狛犬いたよね?」と聞いたくなってしまうほど、何も無かった。
いや本当にさっきまで死闘を繰り広げられてたよね。本当だよね。ね?
その後宮下さんを青山が呼び出し、俺たち3人は帰った。影山と山本は大学生寮へ帰って行き、青山はエクソシスト専用寮に、俺は中学生寮へ帰り、この戦いがほんの数時間前だと言うことに驚きが隠せない。とベッドに寝転がりながら考えた。
この3週間色々あったな、怒涛の日々で、多分今日初めてここにきてからそう思えるようにになっている
俺はそのことに驚きしかない今日はなんかもう疲れてしまった。
そういえば明日試験だったような・・・
もういい俺は疲れた。寝る。
寝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もちろん試験は大惨敗だった。