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西園寺雪人の怪奇録《ミステリアス・レコード》  作者: shine75647909
 第一章:クラスの崩壊、そしてエクソシスト
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 第一章第一話:仲間


 作者より一言「展開早すぎてごめんなさい」


 本文2,723文字


『これで俺の力を手に入れたわけだが、俺はここにくるときに力は千文の一になっているし、契約的にまだ百聞の一しか与えられん』


『通行人などに見られるから俺は小さくなり福中にでも隠れておこう。つまり十万分の一か・・・マジかそれを先に言って欲しかったな』




学校の前ーーーーーーーーーーー




「なんて禍々しいオーラだ」


 と3人いる男たちの一人がいった。


「確かに妖怪やその辺にいる雑魚とも違う」


 ともう一人の男が言う。


 最後に男が、


「30分後にはあそこのクラスに行き生きている人間がいれば救出し脱出しろ」


「「わかった」」


 二人の男が言う。




5分後ーーーー




(なんの音だ)


 俺はそう思った。何故なら普段耳にしない下駄と鈴の音が重なって聞こえるからだ。しかもこっちに向かってくるようにだんだんだんだん大きくなってくる。


 するとピタリと2つの音が止んだと思うと二人の男がでできた。


 一人は江戸時代の旅する僧の格好のようだ。


 二人目は下駄を履いて居る。背丈は2メートルぐらいだろうか。山賊みたいな格好だ。


 まず僧みたいなやつが、


「私の名前は影山輝彦(かげやまてるひこ)。そして山賊みたいなやつが山本半(やまもとはん)()(すけ)だ」


 と自己紹介をした。


「とにかく詳しい説明はできないが、俺たちの先輩?みたいな人に合流してもらう」


 と影山が言った。


「分かった」


 俺はそう言う。変なリスクは背負ってられない敵対する方がごめんだ。


 その後俺は悪魔召喚からの流れを話した(悪魔と契約したのはうまく誤魔化した)。するとそいつらは驚いたが、軽く流された。


「行こう」


 山本が言う。


「ああ」


 俺が言った。


 学校内には謎の禍々しさがあったが、進めないほどではない。順調に校舎の下へ降りていく。


 すると、突然刺繍の匂いがしたと思ったら俺たちの間に三つのクラスメートの胴体から、いきなり人らしきものが現れた。


「チッ」


 影山が軽く舌を打った。


 その後山本が「僵尸(キョンシー)か!」といった。


 その3秒後くらいに影山が吹っ飛ばされ、気絶して壁に激突した。その壁はものすごくひび割れていた。


 俺は恐怖で動けることもできなくなっている。


 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。


 山本が動揺の声で「なんでこんなに強いんだ!?」と言った。


 「爪に気をつけろ!」そんな言葉が聴こえたようで聴こえてなかった。


 目の前に伸びた爪が俺の前に飛び込んでくる。


 山本が助けてくれたのか、目の前には山本が転がっていて苦しんでいる。


 そのときの記憶はないが、気づいた時には伸びた髪につかまっていた。


 もう俺の人生終わりだな。そう思った瞬間誰かの声がしたと思ったら、俺を捕まえている奴が真っ二つになった。


 「遅い、5分遅刻だ。言った時間くらい守れ」


 そう真っ二つに切った男が、横にいたもう一人の首を持っていた剣で首を刎ねた。この人が言っていた先生だろうか?


 奴が最後の爪を伸ばして襲いかかって来た。その男が爪を持ちいき良いよく剥いだその後に指を一本ずつ切り取っていき最後に頭に何回も何回も持っていた剣で突き刺しまくった。


 3人の魔物が苦しんでいる間に鏡を集め3人の周りに置いた。すると魔物たちは一層苦しんだ弱点なのだろうか。その後なにやらブツブツ喋りお札らしき物を3枚を出し体や頭に貼ると灰になって消滅した。


 その後に山本に解毒剤を強制的に飲ませ、壁で気絶していた影山の生死を確認した後放っておいた。


 よかった。二人とも生きていた。妙な安心感が出たが、しかしそれはそれは先輩?らしき人物が言った言葉で消え去ってしまった。


 そしてその男は言う。


「君悪魔、いや堕天使と契約したでしょ」


「えっ?」


 俺は結構間抜けな声雨を出してしまった。


「いやだから堕天使あたりと契約したよね」


 なんでそのことを知っているんだ。そう思ってしまい20秒程度固まってしまった。


「あー影山たちに何も聞いてないの?」


 俺は頷く。


「ああそうかあいつらたまに何も教えない時あるからなぁ………まあ簡単に言うと俺たちはエクソシスト、悪魔祓い専門家だ。まぁ専門家と言っても妖怪や都市伝説を倒したりしている」


 俺まさか殺されちゃう感じ?そう思ったら試行でも読んでるのか先輩?は、


「大丈夫。お前が悪魔契約しようがしまいが、殺しはしない主義でね」


 ほっと息をつく。


「そいいえば自己紹介していなかったな。俺は青山圭(あおやまけい)()だ。よろしく頼む」


「俺は西園寺雪人です」


「そうか雪人か。じゃあ雪人に早速言いたいことがある」


 なんだろう、そう思うったら予想外のことを言った。


「俺たちの仲間、いわゆるエクソシストになってくれないか?大丈夫だ、親にもちゃんと納得してもらうように、俺の部下を呼ぶ。三日待ってくれ」


と言った後、気絶していた影山の腹を蹴り、起こして山本を担いだ後車に乗り去って行った。


 帰った後はお母さんと母親がひどく心配して怒っていた。俺が0歳で孤児の時に孤児院らしき場所で二人が引き取ってくれたらしいが、俺の方は記憶に残っていない。


 同じ孤児院で引き取ったという姉二人と妹は寝たのか二人の姿以外は見えない。


 その三日後に高校の勧誘ってことで宮下(みやした)と名乗る青山の部下が来た。説明は、小中高大全寮制で、学費は全名負担。この系列の仕事場などで働けて、給料も出て就職率は100%。


 正直最高のところだ。親は二つ返事で決めてしまい、準備などがあり1週間後には迎えのものが来るらしい。


 こうして俺は正式にエクソシストデビューを果たしてしまった。ちなみにエクソシストにもランクは存在しており下から『()』『()』『(モウ)』『(リョウ)』『修羅(シュラ)』で、決まっている俺は()で、影山が()、山本も()で、青山が(リョウ)らしい。


 待っていてくれたのは青山で、彼が言うには「準備が遅れてしまったけど、結構早くしたんだぜ。あと中学生でも頻繁に主に悪魔祓いをしてもらうといった」と告げた後どこかにさっていった。学校ごとに寮が違うらしく、二十歳を超えている影山と山本は別寮だった。詰まるところ俺の部屋の隣にいるのは伊馬(いま)という人で、仲良くできそうだ。中学の方は教師もエクソシストで働いている。


 平日のうち三日は普通の授業で、残り二日は仕事(主にエクソシストで、たまに普通の店で接客などをしたりする理由はエクソシストに馴染まない人がたまにいるからだ)生徒数は意外にも多く15人で、大半が悪魔祓いのため少数が座学のためにだ。全員が全員俺の事情は知らないが仲良くはやれている。


 月に三回ぐらい、親に会ったりするたまに励ましてくれたり、料理をタッパに詰めて俺にくれたりしている。


 さて、今日が初めてのエクソシストの仕事だ。なぜならさらにエクソシストの準備が整っていなかったかららしい。


 誰とチームで行動するからは、わからないが今回狩るのはこの辺で頻繁に出る、狛犬の石像の破壊の依頼だ、とても楽しみだ。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] エクソシストなのに魑魅魍魎って、キリスト教が出所じゃないんですか
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