天才(200文字小説)
「恵大根残っているわよ!」
「だって苦いんだもん!」
また、始まった。娘は大の大根嫌いで毎回妻と喧嘩になる。
「好き嫌いしているとママみたいに大きくなれないわよー」
「うっ……」
胸を揺さぶる妻を見て娘が言葉に詰まった。今日はやけに挑発的だなぁ、と眺めていると突然娘がガタンと席を立ち、
「ママみたいに大根足になりたくないから良いもん!」
妻の足を指差しながら一言。妻は絶句。
――上手い事言うなぁ! 座布団10枚だ!
「恵大根残っているわよ!」
「だって苦いんだもん!」
また、始まった。娘は大の大根嫌いで毎回妻と喧嘩になる。
「好き嫌いしているとママみたいに大きくなれないわよー」
「うっ……」
胸を揺さぶる妻を見て娘が言葉に詰まった。今日はやけに挑発的だなぁ、と眺めていると突然娘がガタンと席を立ち、
「ママみたいに大根足になりたくないから良いもん!」
妻の足を指差しながら一言。妻は絶句。
――上手い事言うなぁ! 座布団10枚だ!
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