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痴話げんか?


 俺に聖剣が振り落とされる・・・


 走馬灯が走る

死にはしないだろうが終わりだ・・・・


 もう妻には会えないだろう・・・


 すまないアルテミア・・・・・


 荷物持ちの身分さえ失い無職に・・・・


 無職では何も出来ない・・・・


 ギィンと音が響き

「・・・・・捨てられたから」

「ネトリさんを殺すと」

「本当にリチギ貴方変わりましたねっ!」


 聖剣をとめたのは聖女ノエル

手にした剣で聖剣を受け止め・・・


 「くっ」

聖剣は勇者リチギの手から離れ

俺の脇にストンと刺さる・・・・・


 「何故だ!ノエル」

「愛していると」

リチギはノエルに近づくが


 ノエルは剣を突きつけ

強い敵尾を表情に声色に込め

「私の親友に酷い目をあわせようとした事」

「もう一つは貴方よりネトリさんの子を産みたいと思ったからです」


 ノエルは俺に振り向くとにこっと笑い

「行きましょう♪ネトリさん」

「・・・・・良いのかい」

ノエルは左手で聖剣を手にし

「勿論」

ノエルは満面の笑みをうかべ・・・・


 「聖女よ俺に」

リチギが叫ぶ

ノエルは右手に光る鎖を持ち

正座で座っている俺の肩に触れ

「神の前での宣言」

「忘れたの」

「貴方は私達を束縛しないと」

「だから貴方は私達を束縛出来ない」


 リチギはにやりと笑い

「なら」

ノエルは首を振りリチギに見えない様に

今にも泣きそうな表情で淡々と感情を込めず

「ネトリさんは私が」

「束縛してるわ」

「荷物持ちで貴方が」

「おかしくなった後」

「加入したネトリさんなら」

「束縛出来るわね」

「遅いのよリチギ」

「貴方悪人向かないわ」

「おやめなさい」

「悪ぶるの」

ノエルは聖剣を収納すると

「フィー」

「ソフィア」

聖女仲間の名前を呼び

「ゴメンネ」

「私が誘ったのに」

「最初に抜けて」


 「「私も」」

二人は声を揃え此方に駆け寄り


 「そう」

「良かった」

ノエルは満面の笑顔で

三人は抱き合い


 勇者リチギは無言で歩き去る・・・・


 「えーと俺は」

ノエルは笑い俺を引きずり

「うふふふふ」



 ああアルテミア君に早く会いたいよ・・・・・






お読み頂き有難う御座います。

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