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200文字小説「竜宮の使い」

作者: 丸屋嗣也

 竜宮の使いが釣れた。

 彼女(なぜかそんな気がしている)は、そのつぶらな瞳で僕に助けを求めている。

 そこで僕は彼女に交換条件を示した。

「助けてやるから僕をここではないどこかへ連れて行ってくれないか」

 けれど、彼女は鰭をびちびち動かして僕の頬を叩いてきた。ひどく痛い。

 腹が立った僕は彼女のことを殴りつけた。すると、その拍子に針が外れ、彼女は大海原へと泳いで行ってしまった。

 彼女は僕を連れて行ってはくれなかった。

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