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65話 VSルーシィ

 

「さぁ、レン様! 私と勝負してお姉様を返してもらいますよ!」


「あー、ほんとにやるの??」


「やります!」


「はぁ……わかったよー」


 僕は無視されたショックから立ち直って、話が進まないからみんなの後を追って外に出た。


 ルーシィはやる気満々!って感じで鼻息荒く僕を待ってた。


 それでも僕は闘う気などさらさらなかったが、クルアに「レン、お願いよ、私まだここにいたいの」って涙目で言われて渋々承諾。


 まぁ、僕としてもクルアと離れるのは娶る娶らない関係なくちょっと寂しいし、それで話がつくならいいかぁーと思うからやることにした。


「確認だけど勝敗の決定はなに?」


「戦闘不能にさせるか、相手が降参を認めたらにしましょう」


「わかった、じゃあザリュさん審判頼むね」


 審判はザリュさんに頼むことにした。


 たぶん適任だと思ったから。


「おう! 任しといてくださいレン様」


「じゃあ、やりますよ」


 僕は深呼吸して呼吸を整えて準備する。


「いつでもどうぞー」


「では!! よーーーい、はじめ!!」


「はぁぁぁぁーー!!」


 試合開始して、ルーシィが魔力を高めて拳と足に集めてるのがわかる。


「『付与炎(エンチャントフレイム)』……はぁ!!」


 ルーシィが拳に炎を纏わせて正拳突きを放ってくる。


 僕はそれをギリギリで回避、バックステップで大きく距離をとると同時に魔法を使う。


「トラップ発動! 『連鎖爆発(きったねぇ花火だ)』!!」


 さっき僕がたってた場所を起点に9個の爆弾がどんどん爆発していく。


 僕が使ったのは、僕のオリジナル設置型魔法。


「これで終わってくれたらいいんだけどなぁー、まぁそんな甘くないか」


 ルーシィは所々傷を作ってるがふつうに立っている。


「無詠唱が使えるのですか、なかなかやりますね、もう少し強めに行きます!」


 ルーシィの戦闘スタイルはクルアとは違って格闘技みたいだ、だから接近戦が多い、この際だし色々魔法を使ってみるかー


「はぁっ! せいっ! とりゃっ!」


 ルーシィが殴って蹴ってを放ってくるのを僕はギリギリでかわす。


 うーーん、炎が邪魔くさいな、貰うか


「その炎貰うねー……『魔力強奪(お前のものは俺のもの)』」


「えっ? 魔力が……」


 ルーシィが魔力が無くなって拳を纏っていた炎が消えて僕から距離をとる。


 さて、次は何やろーかなーって思った時


「レン! いつものふざけた魔法なんて使ってないで神気つかいなさいよ!!」


「え!? 神気?!」


 ルーシィがなんか驚いてる。


 ふざけた魔法とは失礼な! しょうがないあとからガミガミ言われるのやだし言うこと聞いとくかー


「もうちょっと、試したかったなー魔法、しゃーない………『神気解放:才気煥発(ク○リンのことかー!)』」


「ぶっ……!」


 あ、華憐が吹いた、最近意識すれば神気解放って言わなくても『神気解放』できるようになったんだよね。


 だからドラゴ○ボールのあのシーンを思い出してやってみたんだけど、結構リアル? 実際スーパーサ○ヤ人みたいになるし


 さて、神気解放したからにはさっさと終わらせよ、この状態つかれるんだよー


 僕はルーシィの方を見て地面を蹴って一瞬で移動、そのまま正面で止まって、手を銃の形にしてルーシィの額につける。


「はい、僕の勝ちでいい? 今の反応できないならルーシィじゃ勝てないから」


 ルーシィは口をパクパクさせてて、僕が声をかけると急に我に返ったみたいになった。


「はっ……! レン様、神気が使えるのですか?!」


「使えるよ、僕と華憐は神の使徒だからねー」


「なっ、カレン様も使えるのですか? あなた達は一体……私の負けです」


 ふぅー、よかった負けを認めてくれた。


 僕は神気解放を解いた。


「この勝負、レン様の勝ち!!」


「蓮くんお疲れ様」


「レン様! かっこよかったです!」


「レン、なんで最初から神気使わなかったのよ」


「いやだって、魔法使いたかったんだもん、あと神気解放疲れる」


「まぁ、勝ってくれたからいいわ、ありがとう」


 ルーシィがとぼとぼ近づいてくる。


「お姉様……」


「約束よ、ちゃんと守ってね、お父様とお母様にはちゃんと無事なことを言っておいてちょうだい」


「はい……」


 うーーん、話がついたならいいんだけど、ルーシィ元気なくなっちゃったかな?


 今日はおもてなししてやるかー


「よし、クルア、今からミーナと速攻でお風呂洗ってくるからルーシィと2人で入っといで、その間に僕はご飯作ってくるから! 行くぞー、ミーナ!」


「はい! クルアさん、待っててくださいね!!」


 僕とミーナは全力でお風呂掃除をした。




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