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37話 ダンジョン発見

 


 今日は、生簀と鶏舎を作ることになっている。


 僕とコロッケたちくまっ子と華憐と織り鶴は生簀作り、エルフたちは鶏舎づくりをする。


 生簀は川の近くに作ることにした。


 だから、まずは川の近くの木を切るところから始める。


 鶏舎はこれから家畜増えたら近くにまとめておきたいと思ったから、家の正面の木を割と広めに切ってつくることにする。


 まぁ、そっちはエルフたちに任せよう!


 僕らは生簀だ!


「おはよう華憐……えーと、その紐に繋がってるのは?」


「蓮くん、おはよう! 紹介するね! ナスの『こなすちゃん』ときゅうりの『きゅうちゃん』だよ!」


 うーーん、まぁたしかに、僕が言ったことだけど、なんだかとっても様になってるな


 ま、まぁ、華憐楽しそうだしいいか


「そ、そっか! よ、よかったね?」


「こなすちゃん、きゅうちゃん紹介するね! こちら蓮くん!」


「よ、よろしくー、 こなすちゃん、きゅうちゃん?」


「よろしくねーだって、蓮くん」


 え、喋ったの?? ほんとに?! <言語>で聞こえるのかな? いや、絶対しゃべってないよね?!


 なんかちょっと怖いんだけど……どうしよ、華憐がそのうち人型の壁のシミとかに話しかけてたら、堀○くんホラーだよ……


「蓮くん、はやくいくよ!」


 そう言って、紐をつけたナスときゅうりを引っ張っていく華憐。


「なぁ、コロッケ、華憐大丈夫なの? なにかに取りつかれてない?」


「えーと、たぶん大丈夫じゃない?」


「えー、なにその不安な返事」


 まぁ、とりあえず、生簀つくるか


 僕は昔作ったシャベルを持って生簀予定場所へと向かった。




 ………………………………………………………………





 生簀と言ってもただ地面を掘るだけだ、きっとすぐ終わるだろう、そう思っていた。


「かったー!! なんじゃこりゃ!!」


「蓮くん待って、今調べてみるから、『鑑定』!」


 地面をシャベルでザクザクほって、コロッケたちも巣穴を作るみたいに掘っていった最初の方はよかった。


 深さは4mくらいにしようと決めていて、3mら辺になった時、こいつが現れた。


「蓮くんこれは不可侵の壁っていうみたい」


「不可侵の壁とはなんぞや」


「いい? 落ち着いて聞いてね………なんと、ダンジョンの壁だよ! 」


「だ、ダンジョン……だと」


「しかもね、蓮くんこの辺一帯全部ダンジョンみたい」


「華憐、これ行くしかなくね?」


「蓮くん、行くしかないよ!」


「よしっ! ふぅーーーーー」


「ちょーーーーっと待ってください二人共!!」


 なんだよー、今いい所なのに! 僕のカッコいい所なのに!


「なんだミーナ、止めてくれるな!」


「止めますよ! レン様はダンジョンがどんな所なのか知ってるのですか? それにこれは不可侵の壁、壊せませんよ!」


「ダンジョンがどんな所かなんて知ってるよ、出会いを求める場所だろー」


「そんなわけないじゃないですか! ダンジョンは危険な場所です! しかも、この辺り一帯だとどれほど大きいのかも分かりませんよ!」


「えー、でも、ダンジョンだよ?! 夢があるじゃん、いくしかない!!」


「ダメです! 許しませんよ!!」


 くっ、なかなか折れないな、こうなったら…


「あ、ミーナ後ろっ!!」


「え?」


「華憐!」


「はいっ!」


 華憐にしっかりミーナを抑えてもらう


「『神気解放:才気煥発』!! はあああああああああああっ二○の極み!!」



 ドゴォーン!!



「行ってくる!」


「蓮くんお土産お願いね!」


「レン様絶対許しませんからねぇーーー!!」


 僕は壁を壊してダンジョンの中に侵入した。




 ………………………………………………………………




「わぁお、出来たよ見よう見まね二重の○みモドキ、まさかほんとうに壁破壊できるとは……」


 僕はぶち破った天井を見上げる。


「やっぱり自動修復みたいな感じか」


 天井はニョキニョキと修復して穴はなくなった。


「んー、真っ暗だなぁー」


 ダンジョンの中は予想通り真っ暗、なーんにもみえない、これは視覚以外の五感をフル活用しなきゃな、さすがになにも準備しなかったのは不味かったかな?


「うー、これじゃあ何も出来ないなーどうするか」


 あ、そうだ、神気解放のときのオーラなら多少光源になるかも、でもあれ疲れるんだよなぁー


「まぁ、やばくなったらまた天井こわして外に出ればいいかー、『神気解放』!!」


 僕は周りに赤金色のオーラを纏う。


 そのオーラの光で見えたのはどこまででも続きそうな廊下、先は真っ暗で見えない、後ろも同じみたいだから一本道のようだ。


「とりあえず進んでみるかー」


 僕は長い長い廊下を進み始めた。



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