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一日目(1)小さな女将

オレはルビーから教わった道をあるいて町へたどり着いていた


町は意外と小さく門番のような者は居なかった


走り回る小さな子供、移動販売のような物の前で世間話をしてるおば、婦人たち。。

ありきたりで普通な日常がそこにはあった


視界の端にうつるアイコンを少し煩わしく思いながら<一人>町を歩いていた



***


ルビーはここには居ない、魔物は町には入れないのだ

ルビーがまだ飼われていた頃は、まだ魔物飼うのは番犬を飼う程度の事だったが

それからだいぶ年月を経過しているらしく今は魔物=討伐対象らしい

どのくらい前か聞いたら300年近く前との事で、町にいた頃の人は間違いなく土の下だ。


ただ300年も前の知り合いの誰一人居ない町、それでも助けたいんだと思ったら、更にやる気が増してきた。


***



普通が一番、オレが毎年元旦に祈るのも現状維持だし

オレは視線を視界のアイコンに向ける


けど、スキルは本当にしまらない

そう[スキル]、このアイコンはスライムの未来予知みたいなスキルってやつらしい

というのも、スライムがいうにはオレを呼ぶときに地震に対応する能力を持った人を望んだ


まったく気づかなかったがそういう能力が元々オレにはあった、それが異世界補正ってやつで強化されて[スキル]と成った


異世界補正は異世界から来たものに対して世界が自動的に行うものだと認識されてる、着ていた服やタブレットがそれにあたる


で、オレのスキルだが地震をどうこうする力はない、地震が起こるのほんのり知らせてくれる能力らしい

スライムとカブってるから!


ちなみにほんのりとはどういう事かというと、アイコンにはこう表示されている


[[地震あります だいたい1週〜2週以内?]]


だいたいってなんだよ!

日時しっかり教えて!そこ大事だから!!

疑問系やめて!自分に自身もって!



こんなハズレなスキルでもがっかりなんかしてられない

さっきまでの光景を思い出す・・・


”ははは・・いやほんと・・・来てくれただけでありがたいっすから”

地震から救ってほしい救世主を召喚したハズなのにやってきたのは、自分のスキルの劣化スキル保持者、旧世救でハズレを召喚してしまった

がっかりを通り越して体が半分溶け出してるスライムを必死に励ましてどうにか元気を取り戻してもらった



***


オレは思ったね

<人を元気付けるには自分が元気でないとならない>

防災も同じだなって

<人を助けるにはまず自分の身を守らないとならない>


***



スキルは日時の特定や絶対要素、確定未来なんかの能力は神の領域という事でなかなか無いらしい

ルビーの予知も必ずではない(ただ地震や天変地異など大きな力が加わるものはほぼ起こると思っていいらしいが)、必ずではないけど、そこにオレの地震予知も加わって悪い方向に信憑性は増してしまった。



一先ずオレは腹が空いてきたので映像でみた食堂を探す事とした。

ルビーと話していたら何気に時間が掛かってしまいもう昼をだいぶ回っている、食堂を探していると、もう一つの探していた店があった、看板にはこう書いてある


[[パウセの宿屋]]


「こんにちわ」


「はーい」

宿屋に入ると小さなエプロンをした女の子がやってきた、宿屋のお子さんかな


「今晩泊まりたいですが、お父さんかお母さんいる?」

子供の目線になりながら聞いてみた


「わたしがおかみのパウセです!」


「へ?」

そういったあと、女の子はカウンターに有る台を使って定位置についた


「いっぱく400Gです」

しかも前金!?これが普通なのか異世界!いや?小人族てきなあれか??けど映像ではそれらしき人は見なかったけどなぁ


「わたちがおかみのパウセです!!」

「いっぱく400Gです!!」


オレが少ない異世界の常識に頭をひねって考えてると、だんだんと涙目になって、それでもパウセちゃんは業務を遂行しようとしてる。


「わぁたちがぁぁパウセー、400Gはらってよー」


「あーわかった払います払うから泣かないで」

オレは腰の袋から様々な色、のコインをカウンター何枚か出すと、パウセちゃんは嬉しそうに全部のコインを受け取りこう言った


「ありがとうございましたぁ!!」

オレは絶対あのありがとうは帰るときに言うやつだと思ったが、また泣かれるのも大変なのでまた後でにしようと、苦笑いでその場を後にした




--


勢いで書いてます、誤字脱字多くあると思います


あまり長くない書物にしようと思ってます。

上手く進めば一ヶ月かからないて書き終わります

読んでもらいありがとうございます。



今回は短いので補足を少し

パウセちゃんの補足コーナー


「こんにちは、女将のパウセです今日はお金の話をします」


「お金はモンスターがくれます」

モンスターを倒して暫くすると、死体は光となってコインがドロップする

主人公の場合は異世界補正の効果で財布の中身がコインなどに成った


「お金は色んな色があってキレイです」

コインにはモンスターの魂や魔力がやどり、モンスターの属性などによって赤、緑、青などにわかれる


「お金を使ってお料理をします」

コインの魔力は専用の機械で変換できコンロや、シャワー、照明など生活の上では欠かせないものである


「ゴブリンコインは10ゴブリンです」

この世界では10Gはパンが一つ買えるくらい


「以上でパウセのお金こうざは終わりです、

ありがとうございました、お代は400Gです」

・・・・・・がさごそ、チャラ


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