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無題

無題5

作者: にっくきニック

 人間たちが僕らを見ていた。

 「いやぁ、今年はよく実ったなぁ」と一人。「そうですねぇ、立派な稲穂ですよ」ともう一人。

 僕は隣のやつに話しかけた。

 「ついにこの日が来たな。短い間だったけど、まあ、楽しかったぜ」

 と言うと、

 「そうだなぁ。楽しかったよなぁ。うん。人間は俺らがこう考えてるなんて知らないよなぁ」

 周りのやつらもそれぞれこれまでのことやこれからのことについて語り合っている。その中で違うやつが僕に話しかけてきた。

 「楽しかったこともあるけど、やっぱり強い雨のときの辛さや虫へのいら立ちは消えないな」

 「まあまあ。こう生まれたんだから、しょうがないさ。さあ、始まるぞ」

 こうして僕らは収穫された。

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