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入団式にて

「貴女がアザレアかしら?躑躅の様に美しい髪をしている事……あっ……王子様との婚約破棄は聞いたかしら?」

……全身を黒いローブで覆った女性が目の前に立ちすくしています……

彼女は誰なのでしょうか?


「誰だか知りたぁい?」

ニタァと言う表現が似合うであろう笑を浮かべています……

少し言葉はわるいかも知れませんが気持ち悪いです。


「町でしがない占い師をやってるのぉ……アザレア……貴女の新しい婚約者と添い遂げなさぁい……それが貴女を幸せに導くわぁ……ケタケタケタ」

ケタケタと狂った様に笑う彼女の言葉が正しいとは思えません。

精神に異常をきたしているのでしょう。

可哀想に……

「占い師様……精神に異常をきたしているのですね。お可哀相に…… 」

「おだまり!必ず後悔するわ!」

あぁ……そういえば今日はワルキューレの入団式でした……急がないと……

折角出れたのだから町を見学したいのですが……残念です。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

「アザレア・ノワール。其方は我が国の為に命を差し出し、我が国を守ると誓うか?

「はっ!(わたくし)アザレア・ノワールは国王様の名の元我が国を守ると誓います!」

つつがなく入団式も終わり、町の見学でもしようかと席を後にすると王家筆頭執事かなんだかよくわからないけど、王子様についてまわってる異国の人が近づいて来ました。

「アザレア様……お時間よろしいでしょうか?」

「はい。」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「アザレア様、婚約破棄されたのはもうご存知ですね?」

「えぇ。先日ね。」

驚いたものだ。

いきなり、婚約者が変わってるんだもの。

「ただ今王子様は深く傷つきアザレア様に謝罪に出れない様な状態に御座いますゆえ、わたくしめが不肖ながら、代理とし謝罪にまいりました。」

「別に謝罪など構わないわ。」

早く町に行きたいんだよ!

開放してくれ!





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